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ボディケア
2021.11.26

出雲の漢方茶でダイエット!予約2年待ちクリニックへ行ってきた(前編)【三井三奈子「50代からの美容アップデート」vol.3】

ここ2~3年、体が重たく、気づけばベスト体重48キロから遠のくことプラス10キロ!人生最大のデブ期到来で困っていたところ、全国の八百万(やおよろず)の神々が集まる出雲に、「ダイエットの神」と呼ばれるドクターがいるとの情報が。問診によって漢方を処方し、それを煎じて飲んでいるとグングン痩せると評判のクリニックに行ってみました。【三井三奈子「50代からの美容アップデート」vol.3】

出雲にダイエットの神あり!詣でるべきは大社だけではない!

更年期なのか、持病のためのクスリの影響なのか、ここ数年で体重が激増。Mサイズのトップスの腕がピチピチで見苦しいことに悶々としていたところ、夫(40代前半。デブ)が帰宅するなり「いい情報仕入れたよ!」と。何でも、久しぶりに会った仕事関係の人が「健康的に激やせ」していたという。聞けば「出雲にいいクリニックがあって、漢方を処方してくれるんだって。どうやらそれを飲むと食欲が抑えられるらしいよ。ただし、予約は2年待ち」。ええ、その日、即2名分予約しましたとも。

時は流れ、忘れかけていた予約もそろそろという頃(ていうかその2年で痩せろよって話ですね)、得意げに天野編集長に伝えたところ、「え……」と絶句。「私、5年くらい前に行ったよ。由佳子(杉浦)ちゃんと」。がーん。みんな知ってるの?有名なの?自尊心がぽっきり折れて「じゃ、行かない」とへそを曲げてふてくされる私に「いや、行ってみなよ。ただ、漢方茶、我慢できるかなー。結構キツイと思うよ」と意味ありげな忠告が。

神社詣歴40年、筋金入りの神社マニアな私は出雲大社へお参りもしたいし、そのための参拝準備も必要。足立美術館の美しい日本庭園を見て心の保養もしたい。よって、いろいろスケジューリングが難しい。ようやく無理やり都合をつけて羽田空港へ向かった。目的地の名は「斐川中央クリニック」。http://hikachuo.sakura.ne.jp/

「朝8時前には行ってね」と紹介者に言われていたので出雲駅付近のビジネスホテルに前泊。駅からクリニックまではクルマで20~30分だが、そこは地方都市。日々の生活の「足」が自家用車なためか、平日朝の道路渋滞ぶりはなかなか。行く人は、ここ、要注意。お互いの支度が遅いからだと車中罵り合いながら8時ギリギリに到着。その時点で既に行列が……。
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到着!ここが漢方ダイエットの聖地・斐川中央クリニック。痩せるという噂を聞きつけ、全国から老若男女が集結する。この倍以上の数がある待合室の椅子はみるみる間に満席に。

待合室も最初は空いていたものの、どんどん埋まっていく。受付で問診票を受け取り、体重や血圧などの基礎データを測り、血液検査をしてもらって、待つこと1時間弱。名前が呼ばれ、いよいよ診察です。

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表裏にぎっしりの問診票。当てはまるものを選んでいく。こういうものは考えすぎるとろくなことはない。直感大事。

やっと会えた!出雲のダイエットの神、下手公一院長。先生の第一印象は、うーん、マジシャンみたい。問診票を眺めつつ、まるで霊能者のように私や夫の性格をバンバン言い当ててく。「そりゃ何万人も診ていればわかるよ。あんたたちがどんな人かって」。しかし、このダイエットプロジェクト、あまりの長期計画だったため、目的達成したという安堵と緊張のあまりか院長先生の写真を撮り忘れてきたのが全くもって悔やまれる。ちなみにめっちゃダンディな紳士です。

先生のトークはよどみなく、おしゃべりな私がそれに乗ってしまうと収拾つかなくなってしまう。先生の背後に立ち私を見つめる看護師さんの無言の圧を感じると同時に、ドアの外に待っている数多くの患者さんの姿が頭をよぎり、余計な話はぐっとこらえる。

診察が終わり、お会計と処方箋を受け取る。BMI30以上は保険対象となり、それ以下は美容目的ということで自費となる。近くの調剤薬局で処方箋を渡し、待つこと10分。ずっしり重たい大きな袋を手渡された。各人に合わせてブレンドした漢方を1日1パックにしてくれて、それを毎日煎じ、1日かけて飲むというわけだ。便秘歴50年の私はダイオウという下剤の役割をする漢方も処方された。
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下手院長の処方に基づき、近くの調剤薬局でこのように1回分をパックしてくれる。1か月分処方されるが、遠方の患者は翌月からは電話で依頼可能(その際はBMI30以上の保険適用者も自由診療扱い)

夫が言う。「ちょっと。レンタカーの中が超漢方くさくなってるんだけど」。置いておくだけでにおいが充満するって……。一抹の不安を抱えつつも東京に戻り、私の漢方ライフが幕開けた。煎じた時のにおいは心配するほどではなく、しかも味も全く問題ない。というか、むしろおいしいとさえ感じる。目標は1か月3キロ減、2か月で6キロ減、3か月で9キロ減!後半は漢方ライフと経過を報告。暫しお待ちを。

斐川中央クリニック
島根県出雲市斐川町上直江1421-17
JR山陰本線「直江駅」より徒歩7分
予約はこちらから→http://hikachuo.sakura.ne.jp/

余談ですが。出雲の「美」食ガイド

前泊した日はネットで調べた居酒屋で夕飯。何となくよさげだったので、勝手に期待してお昼抜きで行ってみた。結果アタリ。安い、旨い!東京に戻ったらダイエットだから、最後の晩餐とばかりに夕方から食べた。飲んだ。ここがかなりよかったので貼っておきますね。出雲に行ったらぜひ。
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地のものをふんだんに使ったお料理と豊富な日本酒。ヘルシーなものから罪悪感モノまでいろいろあり。しかも日本酒は珍しいものを少量ずつ安価にいただけるので、よくばりな(←一緒にしてすみません)グラン世代にはぴったり。スタッフたちの接客も、皆、気持ち良い。

ツバメヤ
島根県出雲市今市町651(出雲駅から徒歩5分)
TEL 0853-20-1230
15:00~22:00(L.O 21:30)
不定休(基本的に無休)

@tsubameya.izumo

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美的GRAND編集部デスク
三井三奈子

出版社、化粧品会社、海外での広告代理店勤務を経て、現在は『美的GRAND』エディトリアルディレクター。小学館『ミニレディ百科』をバイブルにしつつ、サンタさんに頼んだ『ダリヤお子さま化粧品』セットを使い倒しながら、「わたしは雑誌をつくる人になっておしゃれ情報をみんなに届けるの!」と小学2年生でこの道を志す。10歳から45歳まで、ずっと吹き出物に悩まされ、齢50歳でようやく落ち着く、どちらかというと皮脂多め系。

Instagram @minashanshan

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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