大高博幸さんの 肌・心 塾
2017.8.24

オススメの 毛抜き & カットばさみを教えて。アトランダム Q & A 【 大高博幸さん連載 Vol.409 】

Q はじめまして。美容室に勤務する美容師です。最近 メークの依頼が多くなり、そのためのメニューも定めて 本格的に稼働するコトになりました。御相談したいコトは沢山ありますが、今回は毛抜きとカットばさみについて質問させてください。
お客様の眉を整えながら度々感じるのは、① 毛の根元を摑みにくい & 摑んでも滑るような感じで毛が逃げてしまう毛抜き、② 毛流の角度・向きによって、切れない or 切れ味の鈍いカットばさみがあるコトです。店には それぞれ数種類があり、今は それらを使っていますが、どうも品質がイマイチ or 刃先に狂いが生じている気がします。
本格稼動に際し、良質な製品を用意したいので、先生のオススメ品を いくつか教えてください。よろしくお願いいたします。 ( マリー、32歳、混合肌、美容師 )

A メール、ありがとうございました。マリーさんのお店の毛抜きとカットばさみは、想像通り、品質がイマイチ or 刃先に狂いが生じていると思います。
今回は オススメの優秀品を御紹介しますが、これからは それらを自分の手指の一部と考えて、管理を万全にしてください。床に落としたり、ポーチ等の中で何かとブツかったりしないようにする、使用後は 乾いた布 or ティッシュペーパーで汚れや湿気を拭き取り、常に清潔に保つ、そして極力、他の誰かに触れさせないようにするコトが大切です。
さらに、メークの終了時には、他の何よりも先に キチンと所定の場所に戻すコト。その際、キャップやカバーを必ず取り付けるコト。もしも それが なくなっている場合は、刃先をコットンやティッシュペーパーでしっかりと包み、輪ゴムなどで固定するようにしましょう。

では 以下、僕が愛用してきた年月の長い順に御紹介します。どれも入手する価値がありますが、この中からマリーさんが惹かれたモノを選べば OK です。なお、価格は全て税抜表記です。

 

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1 ) 資生堂 アイブローシザーズ 212 ¥2,500 ( カットばさみ、ケース付き )
2 ) 資生堂 アイブローニッパーズ 211 ¥1,300 ( 毛抜き、ケース付き )
25 年前からのロングセラーで、僕は その間に何度も購入 ( 誰かにプレゼントしたり、紛失したりしたためで、使い勝手が悪くなったからでは ありません ) 。
700 年の伝統を誇る刃物の町・岐阜県の関市で、職人さんの手作業によって作られています。
素材は、どちらも特殊鋼 ( 硬い鉄 ) 。
1 ) は、刃先が顔の凹凸に沿う緩やかなカーブを描いていて、太い毛も細い毛も しっかりと切れ味よくカットできます。
2 ) は、先端部に刻みが施されていて、短かく細い毛も しっかりと摑み、根元から引き抜くコトが可能です。バネの耐久性が高く、経時による変形も まず生じません。

 

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3 ) ボビイ ブラウン トゥイザー ¥5,000 ( 毛抜き、カバー付き )
先端が鋭く斜めにデザインされた毛抜きで、僕は 5 年ほど前から愛用中。最初は少しシャープすぎるような気がしたのですが、狙った毛の根元を摑みやすく 一発で抜けるので、とても重宝しています。僕のモニターさん数名に試していたゞいた時、使用を怖がるのでは? と少々心配しましたが、「 そんなコトはない 」という反応と「 私の分を買ってきてほしい 」という声が出たコトを記憶しています。
素材は ステンレス。製造は、精密時計産業と共に発展したスイスの名門 ルビス社 ( 精密ピンセットや はさみを製造している老舗メーカー ) 。フォルムの審美性も高く、カミ合わせが悪くなったり、先端にズレが生じたりする心配は まずありません。

 

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4 ) シュウ ウエムラ スラント トゥイザー ¥3,000 ( 毛抜き、筒型ケース付き )
以前発売されていた 先端がラウンド状の形から、斜めシャープ状の形にリニューアルされています。先端の角に微妙な丸みがあるので、怖がり屋さんには特にオススメ。短かく細い毛も簡単に処理できます。
素材は ステンレス。日本で設計され、台湾で精巧に製造されています。

 

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5 ) ポーラ 匠の美 眉はさみ・毛抜き ¥4,900 ( 2品セット、セット箱付き )
岐阜県関市の職人さんの手作業によって仕上げられた製品で、今年の春に新発売されたばかり。2 品が ひとつの箱に収められています。
はさみは ラバー付きのステンレス製で、どんな角度からでもスムースにカットできるようにと工夫されています ( たゞし、刃先は 必ず上に向けて使うコト ) 。
毛抜きは 18 cr ステンレススチール製で、毛を摑んだ際に 隙間が生じないように工夫されています。
この製品は カタログ販売品のため、百貨店では取り扱われていません。詳しくは、0120-117111へ。

この他に、もしもマリーさんが美粧製品の問屋さん ( 「 マスダ増 」のような ) に入店可能であれば、ドイツ・ゾーリンゲンの製品もチェックしてみてください。僕は昔、シャネルでトレーニングマネージャーとして働いていた頃、美容部員用に いつも大量に購入していました。おそらく現在でも取り扱われていると思います。

では マリーさん、新しいメニューが順調に稼働するコトを願っています。Good Luck!

 

 

アトランダム Q&A企画にて、 大高さんへの質問も受け付けています。
質問がある方は、ペンネーム、年齢、スキンタイプ、職業を記載のうえ、こちらのメールアドレスへお願いいたします。
試写室便り等の感想や大高さんへのコメントもどうぞ!
biteki-m@shogakukan.co.jp
(個別回答はできかねますのでご了承ください。)

ビューティ エキスパート
大高 博幸
1948年生まれ。24歳の時、日本人として初めて、パリコレでメークを担当。『美的』本誌では創刊以来の連載「今月のおすすめ:大高博幸さんが選ぶベストバイ」を執筆。
■大高博幸さんの 肌・心塾
http://biteki.com/beauty-column/ootakahiroyuki

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