坂東龍汰さん「自由とはやっぱり自分らしくいることなのかな」|舞台『カッコーの巣の上で』インタビュー
舞台『カッコーの巣の上で』に出演の坂東龍汰さん。役を演じる上での心がけについて教えていただきました。

坂東龍汰さん|曲げられない性格だから芝居は柔軟に曲げられるよう決めすぎずに臨みます

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ト私物
坂東さんは最近、毛穴カバー下地とファンデーションを買った。特殊な役でない限り、舞台はセルフメイク。そんな新品のベースメイクが活躍しそうなのが、舞台『カッコーの巣の上で』。原作は精神病院を舞台に自由と支配の対立を描いた小説。映画化もされた名作で、若い患者・ビリーを演じる。
「破天荒なマクマーフィーが患者を支配する看護婦長のラチェッドに反発し、その姿が自由を求める患者たちを勇気づけますが、大人になってから映画を観返すと、ふたりの関係には恋愛にも似た感覚を覚えました。僕は観て元気をもらったので今回の舞台も名作になると確信しています。松尾スズキさん演出なので、ヤバいケミストリーが発生しそうで楽しみです(笑)」
等身大の役も、自閉スペクトラム症の青年役も、そのリアルな芝居が絶賛される中、今作では吃音を抱えた役に初挑戦する。
「お芝居は実際に経験して感じたことを大切にしながら、現場でわいてきた感情を表現するようにしています。芝居を決めすぎるとそこに固執して表現の可能性を狭める気もするし、僕が曲げられない性格なので、芝居のプランは曲げられるようにフラットな状態で臨みたいんです。と言いつつ、実は極度の不安症でアガリ症。本番前は吐き気がするし、緊張から逃げ出したくなります。舞台も本当は苦手ですが、やりやすいことばかりでは成長しないので挑戦していきたくて。そうすると必ず、楽しい発見があるんですよね」
日々の食事はふるさと納税で買ったサケを焼き、ごはんとみそ汁が中心という坂東さん。自身にとって、自由とは?
「育った環境から、社会人になってこの世の窮屈さを知りましたが、気づくと僕自身も窮屈なところに自分を押し込めてもいて。でも、ある種の順応も大事だと思っています。ひとりで仕事をしているわけではないから、個性は芝居で爆発させようと思っています。そう考えると、自由とはやっぱり自分らしくいることなのかな。最近、頭の中でずっと言葉が飛びかって気持ちがオフにできないようなときは、スマホでひたすら流れてくる動画を眺め続けていると、気づくと無心になれてスッキリできます。目指す役者像は…印象に残らない存在!役としてのインパクトは残したいけれど、僕自身の印象は薄い方がいいので、そうするにはどうあるべきかということを考え中です」
He is into…
お風呂で汗をかく!
浴槽にお湯をフルでためてつかった後、シャンプーなどをしたら、今度はお湯を半分抜いて半身浴。入浴剤選びも楽しい!
映画『センチメンタル・バリュー』
映画館で観ました。父娘のシーンの夕日が、ピンクや紫やオレンジが溶け合ってめちゃくちゃキレイで、忘れられません。
舞台『カッコーの巣の上で』

絶対的な管理体制が敷かれた精神病院に、精神病を装ったマクマーフィーが入院する。厳格な看護婦長ラチェッドに抗あらがう彼の自由奔放な言動は、無気力だった患者たちに変化をもたらしていくが…。
原作:ケン・キージー
脚色:デール・ワッサーマン
演出:松尾スズキ
出演:間宮祥太朗、坂東龍汰/皆川猿時、江口のりこほか
6月7~29日、東京・PARCO劇場ほか4都市で公演。
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。