美的GRAND
メイクHOW TO
2026.4.9

【吉川康雄のメイク考】頬と唇の血色感を高めて躍動するエレガンス|美的GRAND

この春、肌なじみのいいミュートカラーのアイシャドウが話題。くすんだり地味な印象に陥らないためにはどうすればいい? メイクアップアーティスト吉川康雄さんが、グラン世代にふさわしいふたつのアプローチを提案します。

EDIT&WRITING: 美的GRAND編集部

美的GRAND編集部

美的GRAND編集部

2018年に小学館が創刊した大人世代向け美容専門誌『美的GRAND』の編集部。40代以降の女性が抱える美容やライフスタイルの悩みに寄り添い、ドクター、研究者、美容ジャーナリスト、エディターなど各分野のプロフェッショナルと連携し、スキンケアからメイク、ヘルスケア、ウェルネスまでを多角的に紹介。「年齢に抗う」というアンチ・エイジングではなく、年齢とともに自分らしい美しさを積み重ねていくというポジティブな“ネオ・エイジング”を提唱し、信頼できる知見をわかりやすく発信することを心がけています。

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SOURCE: 美的GRAND2026年春号

美的GRAND2026年春号

3月12日頃発売

まだまだコートが手放せない日もありますが、肌は春らしく更新したい方。 お待たせしました、『美的GRAND春号』発売です…

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メイクアップアーティスト
吉川康雄
ファッション誌や広告キャンペーンなどで10年以上活躍後、渡米。以来、各国モード誌のカバーやセレブリティのポートレートなど幅広く手掛け、現在もニューヨークを拠点に活躍。2021年、自身のビューティブランド「UNMIX(アンミックス)」を立ち上げ。著書に『いくつになってもキレイ!になれる』(世界文化社)ほか。

“深い色の口紅は輪郭を描かずにじませるように”



コントラストとメリハリは別もの。コントラストを強めればメリハリは生まれるが、メリハリは色の対比以外の要素でも生まれる。だから鮮烈な色をそのまま置くのではなく、にじませ、なじませる。そこから生まれる立体感もある。シャツ/スタイリスト私物

1. 多層構造パールとベルベットのようなしなやかなテクスチャーが生み出す繊細な光沢がエレガント。アイシャドウにも。
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2. 人気チークの新色は、フューシャピンクとたっぷりのラメで華やかに。
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3. ゴールドシマーが煌めくモーヴピンク。明るい色との重ね使いで奥行きをプラス。
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4. オイル高配合パウダーが透け感のある紅潮感を再現。ルック02のベースに。
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5. フェイスグロウ専用ブラシ。頬に直角に当て弧を描くように使用。
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6. マットとは思えない淡く滑らかな色づきが長時間持続。
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7. ムースのようなテクスチャーが軽やかなパウダリーに変化。
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8. 軟らかな芯で美しくぼかすことが可能。
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ふたつ目のルックも目元は同じくミュートカラーですが、フェミニンでエレガントな印象がグッと際立ちます。それは間違いなく、血色系チークとリップによる効果です。「血色チークは、大人のかわいらしさがにじむように入れています。目のすぐ下の部分にこめかみまで横に入れるような感じ。下に下がらないように気をつけながら、両頬のチークをつなげるように、鼻根部分にも入れることでかわいらしさが表現できます。あとはまぶたにもほんのちょっと入れて、アイゾーン全体に血色を足している感じですね。今回はニュートラルレッドのチークカラーをブレンドして、血色のニュアンスを優しく入れています」
 
そしてもうひとつのポイントが、リップ。実は今回、吉川さんが特に時間をかけて仕上げた部分です。

マット口紅の決め手は保湿とステイン仕上げ

「唇は大人のムードを漂わす深めの血色トーンで彩っています。マットテクスチャーの口紅を使っていますが、マットをあまりにも攻めすぎると普段のメイクでは重たく浮いた印象になりやすい。それを避けるには、ベースに保湿バームをしっかり仕込んでおくこと。マットの口紅を使う場合、程よいツヤ感を足してセミマットに仕上げるのがコツかな。ここでは発色のいい深い色の口紅を使っていますが、このタイプの口紅はべったりと塗ると本当に不自然になるので、輪郭をくっきりと描かずに、にじませるような感じでステインさせて丁寧に仕上げることで、強い印象を残しながらも肌になじんで美しく仕上がります」

“ステイン仕上げ”というのはプロがよくやる方法ですが、私たちが取り入れるならどうすればいい?

「ブラシ使いがおすすめ。アイシャドウブラシでいいので、毛先の柔らかなブラシでアウトラインをかすかにぼかして。それから、つけすぎないこと。今のマットリップは発色が強いものが多いので、直づけじゃなくて、指にとって唇にポンポンとのせる、そしてブラシでエッジをぼかす。それだけだと乾いてしまうので、リップバームやリップクリームを少量重ねて、ツヤが出すぎない程度に油分を足す。そうしないと時間がたった時にみすぼらしく見えてしまう。大人の女性のリップメイクにおいて大切なティップスです」
 
さらに吉川さんはリップライナーも使用し、ラフさを感じさせないエレガントな仕上がりに見せています。

「リップペンシルを使う場合はブラシでつける、あるいは描いたらブラシでぼかすといったひと手間が大事。特に鮮やかな色だとラインがきっちり発色するので、はっきり描けば描く程浮いてきます。濃くてマットなリップカラーを使う時は、いかにキレイにぼかしていくか。それに尽きるのです」

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

EDIT&WRITING: 美的GRAND編集部

2018年に小学館が創刊した大人世代向け美容専門誌『美的GRAND』の編集部。40代以降の女性が抱える美容やライフスタイルの悩みに寄り添い、ドクター、研究者、美容ジャーナリスト、エディターなど各分野のプロフェッショナルと連携し、スキンケアからメイク、ヘルスケア、ウェルネスまでを多角的に紹介。「年齢に抗う」というアンチ・エイジングではなく、年齢とともに自分らしい美しさを積み重ねていくというポジティブな“ネオ・エイジング”を提唱し、信頼できる知見をわかりやすく発信することを心がけています。

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撮影: 内山拓也(SIGNO・人物)、村山千太(静物)

メイクアップ: 吉川康雄

ヘア: 芝田貴之(SIGNO)

スタイリスト: 吉田宗平(SIGNO)

モデル: 石田夢実(MOMENT)

構成・文: 木津由美子

SOURCE: 美的GRAND2026年春号

美的GRAND2026年春号

3月12日頃発売

まだまだコートが手放せない日もありますが、肌は春らしく更新したい方。 お待たせしました、『美的GRAND春号』発売です…

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