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スキンケアニュース
2026.1.1

470種以上の豊富な成分を含有! コスメデコルテが独自開発した天然由来の発酵パワー成分「黒麹発酵液」【加藤智一さん連載Vol.33】

いま美容業界で、注目の美容成分をピックアップ! 友だちとの美容トークでも「この成分、知ってる?」と思わず話したくなる話題の成分をご紹介します。今回は2025年下半期のベストコスメでも多数のアワードを受賞したコスメデコルテ ユース パワー エッセンス ローションに着目。独自開発した「黒麹発酵液」のテクノロジーを取り上げます。

EDIT&WRITING: 加藤 智一

加藤 智一

加藤 智一

美容ジャーナリスト

美容ジャーナリスト 女性誌「25ans」の美容担当を経て独立。女性・男性誌を中心に美容情報を発信。著書に「思わず触れたくなる美肌をつくる 身だしなみメイク」(講談社)など

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エイジングケアの真骨頂! 若い細胞の特徴である“細胞の増殖性”にアプローチ

コーセー研究所 皮膚・薬剤研究室 室長

平昌宏さん 

 

加藤智一(以下、加藤) 今回お取り上げするのは、コスメデコルテの新たなスター成分「黒麹発酵液」です。こちらはその名の通り、“黒麹”由来の成分ですよね。そして、そもそも発酵に着目した理由も教えていただけますか?

平昌宏さん(以下、平) はい。弊社では2019年くらいから「これまでにない発酵液を開発したい」と考えていました。というのも、発酵液は栄養が豊富で美肌効果にも優れている。しかも、水の代わりとして高濃度で化粧水に配合できるというメリットもあり注目していました。その一方で、発酵液ならではのにおいやべたつきといったデメリットがあり、その点をクリアしたものを作りたいと思い、発酵の専門メーカーなどとディスカッションを重ねていました。

加藤 そのなかで黒麹菌に着目したと。


 はい。麹菌には黄麹菌、白麹菌などもありますが、黒麹菌は有機酸を産生する力が高いという特徴があります。そこで、黒麹菌のなかでもさらに有機酸産生能のバランスが良い株を約300株のなかから選び抜き採用するに至りました。

加藤 その特別な黒麹菌と掛け合わせた材料が秋田産の白色玄米“淡雪こまち”ですね。

 発酵食品で栄養豊富なものというと、“飲む点滴”とも言われている“甘酒”が挙げられますよね。そんな甘酒から着想を得て、お米に麹菌をかけて発酵させることになりました。そして、お米は糟層や胚芽、いわゆる皮の部分に栄養があるため玄米を使いたいと考えていましたが、一般的な玄米は水を吸収しない性質があります。そこで吸水性の高い玄米を探したところ、水含みがよく発酵もしやすい特徴をもつ“淡雪こまち”にたどり着きました。

加藤 これで素材が揃いましたね。ただ、次はハードルの高い発酵プロセスに入りますが、こちらも大変だったのでは?

 おっしゃる通りで、発酵は微生物が産生する酵素によって起こるため、人間の手ではなかなかコントロールが利きません。そのため、発酵過程で急に出来の悪いロットが出てきてしまう、ということがありましたが、その原因をひとつひとつ究明することによって、発酵安定性を高めることができました。たとえば、玄米の保管管理が悪いと、においが強くなってしまうといったことですね。ならば、玄米の管理を厳しくする、というようにトライアンドエラーを積み重ねて改善していきました。そして、最終的には発酵プロセスを三段階に分け、約10日間、240時間をかけて丁寧に製造することで、栄養豊富な「黒麹発酵液」を開発することができました。

加藤 では、こちらの肌効果を教えてください。

 「黒麹発酵液」は470種以上の豊富な成分を含有していることがわかっています。今回、この成分が美肌のもととなる線維芽細胞をケアし、元気で若々しい状態へと活性することを証明しています。

加藤 まさに“塗る甘酒効果”といった肌効果ですよね。そして、今回はもう一つ、大切なテクノロジーを開発したとか。

 コスメデコルテといえば“リポソーム”ですが、そのテクノロジーを応用した、オリジナルの「親水性多重層バイオリポソーム」というカプセル技術を開発しました。効果の高い成分であっても、肌の中の目的の場所にしっかりと届けられることで初めて最大の効果が発揮されます。

 リポソームというと美容成分を内包し、必要なところに届けるデリバリー機能をイメージされるかもしれませんが、今回は発想を変えて、周りの水溶性成分をリポソームが一緒に引き連れて浸透を促す新テクノロジーを目指しました。これにより、カプセルに内包しきれなかった水溶性成分も一緒に引き連れ肌の奥まで浸透し、効果を発揮させることができます。そこで、親水性に優れるリゾリン脂質を組み込むといった工夫を重ね、リポソームの安定配合を実現しました。
そして、ここに細胞の運命を切り替え、老化細胞を発生させないための“若さ維持遺伝子”(EFEMP2)の減少を防ぐ3つの複合成分を配合し、「多重層バイオリポソーム美容水」として完成させました。

加藤 「細胞の運命を切り替え、老化細胞を発生させない遺伝子の発見」ということですよね。それはまた重要な知見! 学術誌にも投稿されたとか?

 はい。2023年に「CELL FATE(細胞運命)理論」としてまとめまして、学術誌にも掲載した最先端の研究成果になります。そして、この若さ維持遺伝子は酸化ストレスがある状態だと減少してしまうことも判明したため、研究所の素材ライブラリーのなかから抗酸化作用の高い成分をテストしまして、黒大豆豆乳発酵液、紫玄米ヌカエキス、玉露エキスの3種を構成しています。

加藤 「黒麹発酵液」で若々しさを高めて、「多重層バイオリポソーム美容水」で細胞運命を切り替えて、老化細胞の発生を阻止するというアプローチですね。これはさまざまな人にとって魅力的な効果だと思います。

 ありがとうございます。老化細胞の発生は若い人でも起こりますし、世代を問わず、多くのかたにおすすめしたいです。加えて、最近は美容医療を取り入れているかたも多いと思いますが、化粧水より上の“美容液レベル”の効果が欲しいという方にもご満足いただけると確信しています。

スゴイ技術「黒麹アスペルギルス発酵液」のアプローチ


コスメデコルテ ユース パワー エッセンス ローション 150mL ¥16,500

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

EDIT&WRITING: 加藤 智一

美容ジャーナリスト 女性誌「25ans」の美容担当を経て独立。女性・男性誌を中心に美容情報を発信。著書に「思わず触れたくなる美肌をつくる 身だしなみメイク」(講談社)など

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