ボディケア
2025.10.19

テクスチャーに全振り!「ヤーマン プロ・業務用 ハンドクリーム 無香料」って?|ヒットのヒント File.07

話題の“美”アイテムから、キレイの今を読み解きます。プロフェッショナルに直撃する本誌連載「ヒットのヒント」、『美的』11月号では、シリーズ累計400万本突破、うち350万本をこの4年で売り上げた急成長ブランド「ヤーマンプロ・業務用ハンドクリーム 無香料」の秘密に迫ります。

EDIT: 美的編集部

美的編集部

美的編集部

2001年に創刊された美容専門誌『美的』(小学館)の編集部。「肌・心・体のキレイは自分で磨く」をキャッチフレーズに、タレント、モデル、カメラマン、美容家や美容ライターといった各分野のスペシャリストとともに、最新のビューティトピックを深く掘り下げた誌面作りがモットーです。2026年には創刊25周年を迎え、これまで積み上げた膨大な美容に関する最新の知見をもとに、美容に対して誠実なメディア運営に取り組んでいます。

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SOURCE: 美的 2025年11月号

2025年11月号

11 月号

9月22日頃発売 ¥1,060

今の9〜10月は、残暑が終わらない上に乾燥は進んできて天候も不安定で肌調子を崩しやすい、“魔の季節”。<br> だけ…

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File 07|ヤーマン プロ・業務用 ハンドクリーム 無香料

ヤーマン化粧品企画

川辺梨絵さん

天然由来成分100%と乳化技術にこだわり塗ってもベタつかない使用感を実現しました

プロに認めてもらえるようテクスチャーに全振り!
白いパッケージに、単色のロゴ…、地味すぎるルックスのヤーマン「プロ・業務用 ハンドクリーム」。2008年の発売から現在までのシリーズ累計出荷数は400万本超! 美容・健康機器メーカーであるヤーマンの実は隠れヒットアイテムです。
 
そもそもは取引先のエステサロンなどで、手あれに悩む美容のプロたちの声を耳にしたことが開発のきっかけでした。そこで油脂の加工技術をもつ老舗原料会社と共同開発へ。「まずプロが認める高品質な商品を目指しました。天然由来成分、乳化技術にこだわり、パッケージには予算をかけませんでした」とヤーマンで化粧品開発に携わる川辺梨絵さん。
 
使って驚くのがベタつきのなさ。直後に水に触れてもヌルヌルしません。その理由は油性成分と水性成分を混ぜ合わせる乳化技術にあるそう。

「一般的に乳化には水分と油分のバランスが調整しやすく安定性も高い合成界面活性剤を用いますが、塗布後、肌表面で乳化が維持されるため、その油膜感をベタつきと感じます」 

そこで注目したのが固形石けんの昔ながらの製法です。

「バランス調整が難しく、安定性も低いカリ石けん素地を用いた乳化技術を採用しました。塗布すると乳化がほどけ、水分は素早く角層に浸透し、油分が肌表面で潤い膜となり、サラッとしつつ、しっとりします」
 
成分もヒトの皮脂に近いオレイン酸を含む保湿成分や食用油を原料としたグリセリンを配合。防腐剤フリーで、植物のヒバから抽出される天然の抗菌成分ヒノキチオールを使うなど天然由来成分100%です。
 
美容師や料理家はもちろん、バイオリンなど弦楽器を弾く音楽家など、手指を使うプロが愛用してきました。

「当初はバラエティショップのみでの販売でしたが、’20年にドラッグストアに営業に行くと、既に業界内で性能の良さが広まっており、バイヤーもぜひ、と取り扱いが即決。取扱店が一気に1万9000店に増え、売れ行きはこの4年で4倍以上になりました」とヤーマンの営業担当、本田哲也さん。
 
プロユースから店頭でテスターを試せる機会が増えたことで客層が拡大し、大バズリ。想定外のファン層の期待に応えるべく、さらなるラインアップの充実に挑んでいます。

シリーズ累計400万本突破。うち350万本をこの4年で売り上げた急成長ブランド



天然由来成分100%処方のハンドクリーム。しっとり手肌を潤すのに、塗布直後もサラっとしてベタつかず、水に触れてもヌルヌル感がないのがポイント。PC作業、水仕事の前にも大活躍。
ヤーマン プロ・業務用 ハンドクリーム 無香料 60g ¥1,320

アンバサダー・料理愛好家

平野レミさん

料理は水を使うことが多く手があれやすいんです。特に、冬はお湯を使うから肌の油分をもっていかれます。このハンドクリームはベタつかず、サラサラで使い心地がとってもいい! 天然由来成分100%だから、そのまま食材に触れたり、ちぎったりできるところも気に入っています。


料理家からハンドモデルまで、さまざまなプロの支持を集める「プロ・業務用 ハンドクリーム」。現在は、日焼け止めクリームやリップクリームなど限定品を含め、15品を展開。※写真には販売終了した商品も含まれています。

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

EDIT: 美的編集部

2001年に創刊された美容専門誌『美的』(小学館)の編集部。「肌・心・体のキレイは自分で磨く」をキャッチフレーズに、タレント、モデル、カメラマン、美容家や美容ライターといった各分野のスペシャリストとともに、最新のビューティトピックを深く掘り下げた誌面作りがモットーです。2026年には創刊25周年を迎え、これまで積み上げた膨大な美容に関する最新の知見をもとに、美容に対して誠実なメディア運営に取り組んでいます。

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撮影: 吉田健一

スタイリスト: 高橋尚美

イラスト: 吉岡香織

構成: 金子由佳、有田智子

SOURCE: 美的 2025年11月号

2025年11月号

11 月号

9月22日頃発売 ¥1,060

今の9〜10月は、残暑が終わらない上に乾燥は進んできて天候も不安定で肌調子を崩しやすい、“魔の季節”。<br> だけ…

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