花粉による肌荒れは何もしないほうがいいってホント?真相を医師に直撃!【美容の常識ウソ?ホント?】

日々の生活で生まれる美容や健康の疑問を専門家に答えてもらうこのコーナー。今回は“春先のアレルギー”について。花粉による肌荒れは何もしないほうがいいって…ホント? 西洋医学や伝統医学等を組み合わせ、自然免疫向上の治療を行なっている「WELLCクリニック(表参道ウェルネス統合医療クリニック)」の森嶌淳友先生にお話を伺いました。
Q:花粉による肌荒れは何もしないほうがいいってホント?
春先は何かと肌が荒れる季節。とくに花粉症の人は鼻や目のまわりが赤くかぶれてしまい、肌トラブルを抱えがち。人によってはかゆみもあるから肌のお手入れは慎重に行いたいところだけど、肌荒れしている時は何もしないのがベストだというウワサが…。実際のところはどうなのでしょうか? さっそく、この疑問を森嶌先生にぶつけてみました。果たしてその答えは?
A:ホント
「肌表面が赤く炎症を起こしていたり、化粧水がしみて痛いと感じたりするレベルならば何もしないほうがいいでしょう。とはいえ肌が荒れているのはバリア機能が低下している証拠でもあるので、保湿はマストです。よくワセリンを塗るだけでOKというスキンケア方法を耳にしますが、ワセリンで乾燥を防ぐことはできても肌の保湿効果は期待できないのでご注意。乾燥予防に油分で肌を保護することも大切だけど、まずは化粧水や美容液といった水溶性のうるおいで肌内部まで満たすのが先決ですね」(森嶌先生・以下「」内同)
Point
痛みやヒリヒリ感があるなら何もしないほうが良いが、保湿ケアはマスト春先の肌荒れは花粉以外にも原因がある!
「春先はとくに肌が荒れやすい季節です。花粉以外にも3月頃から強くなり始める紫外線、ホコリ、黄砂、不織布マスクの接触などの外的刺激が肌荒れの原因となります。また冬の寒い時期を経た肌は皮脂分泌の活動が低下しており、角層表面に皮脂膜が形成されてない状態。空気の乾燥によって角質細胞内の水溶性のうるおい成分(NMF)が不足しやすく、うるおいを保持してくれるセラミドが少なければ乾燥肌に拍車が…。
不足しているNMFやセラミドを補うためにも、肌のバリア機能を高めるスキンケアアイテムを取り入れるのは有効です。肌が荒れている時はなるべく低刺激タイプを選び、使用してから2〜3日経っても赤みやヒリヒリ感が引かないようなら使用を中止しましょう。
なおアイテム選びに不安がある方や、ご自身が現在使用しているものが本当に効果あるのか知りたいという方もいるかと思います。もし的確なお手入れ方法やアイテムを望むのであれば、当クリニックのホリスティック美容外来がぴったりかもしれません。この外来ではバイオレゾナンス機器を使って、皮膚・皮下組織の状態をチェック。必要な栄養素や美容成分を精査し、多角的なアプローチで美肌づくりをサポートすることができます」
Point
春先は花粉を含む外的刺激や皮脂分泌量の低下により肌が乾燥しやすい肌のバリア機能をアップする保湿アイテムとは?
「保湿アイテムに取り入れたいのは、肌が自らうるおう力を引き出しながら、しっかりとうるおい成分(NMF)を肌内部に届けてくれるアイテム。
当クリニックでおすすめしているのは導入美容液の『WELLC インナーアクティブマイブースター』と、高保湿化粧水の『WELLC アクティブモイスチュアセラムローション』です。これらは外部からの刺激を抑える免疫ビタミン(LPS)を含む発酵エキスや、セラミドの産生を促進する成分を配合しています」
WELLC インナーアクティブマイブースター 28ml¥5,500
WELLC アクティブモイスチュアセラムローション 150ml¥7,150
Point
スキンケアアイテムはセラミドの産生を促す成分やNMF配合のものでバリア機能を高めて肌が敏感な時期の洗顔のポイントは?
「肌が荒れてゴワゴワするという肌悩みに対して、スクラブ洗顔やピーリング系のアイテムを使用する人がいますが…乾燥しやすい春先は控えたほうがいいでしょう。
ゴワつき=古い角質を取り除くという思い込みでケアをすると皮脂を過剰に奪ってしまい、摩擦ダメージも相まって余計に乾燥しやすくなります。スキンケア時はもちろん、洗顔する時もなるべく肌を摩擦しないように心がけてください。
洗顔料は摩擦が少なくて済むフォームタイプを選び、泡のみで洗うよう意識を。『WELLC ハイブリッドフェイスウォッシュ』は肌環境を整えながら洗顔できるので、春先のケアにはぴったりだと思います」
WELLC ハイブリッドフェイスウォッシュ 140ml¥3,960
Point
洗顔時はなるべく肌を摩擦しないように心がけるのがポイント
文/井上ハナエ
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
心臓外科として、西洋医学の最先端医学を専門としながら、人間を全体で診るという伝統医療や東洋医療的考えを取り入れ、統合医療を約10年にわたり実践。バイオレゾナンスというドイツ発祥の振動医学機器を用いて、のべ2万人以上の患者を治療。日本ホロス統合医療機構代表理事を務め、統合医療、振動医学の教育にも従事。
■WELLCクリニック (表参道ウェルネス統合医療クリニック)