お悩み別ケア
2021.9.2

なんだか肌がむずかゆい!突然起こるかゆみの対処法|友利 新先生の夏肌トラブル解決室⑤

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突然襲ってくる肌のかゆみ。掻きたい気持ちをガマンしなきゃいけないのはわかっているけれど、ツライですよね。かゆみが起きる原因と、かゆみが出た時の正しい対処法を、皮膚科・内科医の友利 新先生に聞きました。

皮膚科・内科医

友利 新先生

知っておきたい! 肌のかゆみについて

知っておきたいこと①かゆみの主な原因は「バリア機能の低下」

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「紫外線やエアコン、マスク生活によって肌のバリア機能は低下しやすくなります。バリア機能が低下すると、外的刺激に弱くなり、チリやホコリ、花粉や髪の毛などが触れるとかゆみが起きます。また、夏は暑くて過剰に皮脂が出やすい時期なので、自分の皮脂で炎症を起こしてしまう”脂漏性湿疹”の場合も稀にあります」(友利先生)

知っておきたいこと②かゆみが起きやすい場所は「まぶた」と「マスクが当たるところ」

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「かゆみが最も起こりやすい場所は、まぶた。皮膚が薄いので、バリア機能が低下すると刺激を受けやすいからです。また、今は
マスクをして擦れる部分も肌が弱ってかゆみを起こしやすいです」(友利先生)

知っておきたいこと③かゆみの予防は炎症を起こさないこと

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「かゆみを起こさない肌にするために、体の中で炎症が起きるのを防ぐ”オメガ3”や、抗酸化作用の高い”ビタミンC”をサプリメントなどで補うといいですよ」(友利先生)

知っておきたいこと④かゆみは炎症なので病院へ行くべき

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「かゆみは肌の炎症という症状なので、かゆみが続くようなら病院へ行きましょう。冷やすとかゆみが落ち着くこともありますが、冷やすことも外的刺激になって逆効果なこともあるので、自己判断はおすすめできません」(友利先生)

知っておきたいこと⑤すぐに病院へ行けない時は肌を休ませて!

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「かゆみが続くのにすぐに病院へ行けない場合は、メイクをとって肌を休ませるようにしましょう。スキンケアは予防しかできませんが、肌のバリア機能を高めるためには保湿ケアが欠かせないので、肌に沁みなけければ保湿ケアを続けてください」(友利先生) 

イラスト/Sugyon1002   構成/越後有希子

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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