お悩み別ケア
2018.10.26

“老け見え”は唇から始まる!? 乾燥、シワ、口角の下がり…ドクター&賢者が分析する原因は

乾燥していたり、口角が下がったり、シワが増えたり…唇のお悩みは美的世代に意外と多いもの…。唇の悩みはエイジングの始まりでもあるんです! 繊細なパーツだからこそ丁寧なケアを心がけて。

解明されていないからこそ丁寧なケアが必要

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ほんのりと赤みを差し、ふっくらとした唇は、女性らしさを象徴するパーツ。ところが…「実はまだ、解明され切れていないパーツでもあります。例えば、年齢と共に上唇のシワは増えることがわかっていますが、下唇は増えるとは言い切れません。また、色の変化も、下唇は年齢と共に暗くなる傾向にありますが、上唇ははっきりしていません」(平河聡さん)

そして、「唇の角層は薄く、粘膜に似た構造をしています。バリア機能がなく、外的刺激を受けやすいため、とてもデリケート」(高瀬聡子先生)。だからこそ、唇ケアは、優しく、丁寧に行う必要があります。

また、こういった意見も。
「最近は、うつむきがちにスマホを見る生活が多いせいか、美的世代の女性でも口角が下がっている人が多いです。口角が下がっていると、老けて見えたり、幸せそうに感じないので気をつけて」(水井真理子さん)

「唇の山が尖っていたり、輪郭のラインがシャープすぎると、おしゃべりそうに見えたり、意地の悪そうな印象を与えます。唇の形ひとつで、人に与える印象は大きく変わるのです」(レイナさん)

正しいケアとメイクテクニックで、理想のふっくら唇を完成させて!

上唇の縦ジワは、乾燥を繰り返したり、しぼんできて深く目立ってくる

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乾燥していると縦ジワがすぐに入ってしまう唇。
「皮膚が薄いので、唇を動かす程シワになりやすいもの。加齢によるボリュームの低下も、縦ジワを引き起こす要因のひとつです」(平河さん)

こういう人は人は要注意
□ 唇が乾燥しやすい
□ 食べるのが好き

口が小さくなったように感じるのは、年齢と共に厚みが減っているから

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「加齢により、ボリュームダウンすることで、縦幅が狭くなります。つまり、厚みが減って、扁平の形状に。横幅は変わりませんが、唇が薄くなることで、小さく感じるのです」(平河さん)

こういう人は人は要注意
□ リップケアをあまりしない
□ しゃべるときに口があまり動かない

口角の下がりや輪郭のぼやけは、口輪筋が緩んできているせい

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「口角の下がりは、法令線と同様、たるみの影響と思っている人が多いようですが、もっと直接的な原因は、口周りにある口輪筋の緩み。輪郭もぼやけるので、キュッと引き締めるケアを」(水井さん)

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データ提供:ポーラ

こういう人は人は要注意
□ 口元をこするクセがある
□ 口が半開きになりやすい

 

お話を伺ったのは…
目元のエイジングを日夜研究。
ポーラ B.Aリサーチセンター センター長 平河 聡さん

皮膚全般の悩みを解決!
『ウォブクリニック 中目黒』院長 高瀬聡子先生

大人の肌を輝かせる達人
ヘア&メイクアップアーティスト レイナさん

セルフケアのエキスパート
トータルビューティアドバイザー 水井真理子さん

 

『美的』11月号掲載
撮影/横山翔平(t.cube/人物) ヘア&メイク/レイナ スタイリスト/水原雪葉 モデル/江藤亜鈴 構成/越後有希子、小内衣子(PRIMADONNA)

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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