奇跡の67歳・天野佳代子だからこそ言える!「毛穴、くすみは放置すると重症化必至」【あなたの未来へ繋がる美容・予言の書 第14回】
奇跡の67歳・天野佳代子だからこそ言える!「今こうすると、未来でこうなる」。今月の予言は?
今月の予言|毛穴、くすみは放置すると重症化必至
年齢を重ねるごとに毛穴も大きくなる
“ファンデーション離れ”という現象があります。それまではせっせとベースメイクに勤しんでいたのに、ある日を境に「もうしなくていいや」という気持ちになって、ファンデーションをやめてしまうことです。
顕著な事例はコロナ禍にありました。ステイホーム中に多くの方がメイク全般をやめたと思いますが、コロナ禍が明けて社会が元に戻った現在でも、メイク行為を放棄したままの人がいる、中でもファンデーションをやめた人が多いということを、化粧品会社の方から聞きました。
理由はどうあれ、一度ファンデーションから解放されると、自分自身がその顔に慣れてしまうから違和感がなくなり、素肌がデフォルトになってしまうのだと思います。以前だったら「すっぴんなんかで人前に出られない」と思っていた人も、「これで大丈夫かも」になり、そのうちオーガニックを貫いているようなナチュラルな自分に価値を見いだし、以降ノーファンデ派として生きていく…。これがファンデ離れのプロセスだと想像します。
コスメ好きの『美的』読者からしてみたら、そんなのあり得ないという方が大半でしょう。確かに30代、40代にはまだ起こりにくい現象です。顕著なのは、50代以降。これはなぜか。キレイになることを諦めたから?中にはそんな人もいるかもしれませんが、私はもうひとつ理由があると思っています。
年齢を重ねると、明らかに肌が変わって若い頃のようなファンデーション映えを期待できなくなるから、ということ。肌のキメが粗くなり、毛穴も開き、シミやくすみ、たるみも目立つという状態の肌にファンデーションを塗ろうと思うと、欠点カバーが先に立って、おのずと厚塗りに。厚塗りは粗いキメや毛穴を悪目立ちさせます。それならファンデーションをつけない方がマシと思って、放棄してしまうのも当然です。でも、ファンデーションは年齢に関係なく必要なもの。いくつになっても肌の見た目を美しく上げてくれる、重要なアイテムだからです。
これを読んでいる皆さんは、50代なんて遠い未来の話だから関係ないと思っているかもしれませんが、誰でもファンデーションがのらない肌になる可能性はあるのです。そうならないために皆様にアドバイスさせていただくとすれば、ファンデーション映えする肌を日頃のスキンケアで作り続けてほしいということです。
ポイントは、ファンデーションのなじみを阻害する、毛穴、キメの粗さ、くすみを解消するケアにあります。これらを放置しておくと年齢と共に重症度は増して、改善する時期を逸してしまいます。そうならないために、スキンケアの見直しをしてみませんか?
2024年上半期ベスコスを受賞したコスメの中から、いいものを見つけました。肌に透明感を与える洗顔料、皮脂をコントロールするローション、そして毛穴改善セラムです。どれかひとつでいいので、今のケアに加えてみてください。キメ細かでくすみのない肌を維持できて、年をとってもファンデーション映えする肌でいられます。
【過去へタイムリープ!】毛穴開きとどんよりくすみで肌が絶不調だった悲しみの20代前半
20代前半。ロケで日焼けの繰り返し、原稿書きで徹夜続きと、体力はあったけれど肌状態が最悪だった頃。特にくすみとシミと毛穴の開きがひどかった時期。当時のファンデーションはカバー力高めのものがほとんどで、塗っても毛穴に入り込んでキレイに仕上がらず、20代前半は泣く泣くノーファンデを貫いていました。
予言者・天野からのオススメ製品
100%炭酸&漢方にも使われるブクリョウエキス配合で、くすみやむくみのない明るい肌がかなう。
エスト AC ピュリファイ マッサージウォッシュ 170g ¥4,950
肌あれを引き起こす“悪玉化する皮脂”が肌へ浸透するのを防いでくれる独自技術を採用。ベタつき、乾燥を同時に解消し、潤いあふれる肌に。
カネボウインターナショナルDiv. KANEBO スキン ハーモナイザー 180ml ¥5,500
クエン酸などの角質ケア成分が毛穴詰まりに働きかけ、つるんとなめらかな肌に導く。
コーセー ONE BY KOSE クリアピール セラム 120ml ¥3,850(編集部調べ)
(c)青柳理都子
天野佳代子
美容ジャーナリスト。『美的』創刊当時からのエディターを経て『美的GRAND』編集長に。現在はフリーランスで活動中。初の美容本『何歳からでも美肌になれる!』は大ヒット中。YouTubeチャンネル『天野佳代子の大人美容』では「年をとるのが怖くなくなる」ための美容法を紹介して大好評。毎週水曜日と土曜日の20時配信中。
『美的』2024年8月号掲載
文/天野佳代子 構成/齊藤みなみ(本誌)
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。