美的GRAND
お悩み別ケア
2023.10.12

堂々と相手を見つめる目元が、あなた自身を語り出す|美的GRAND

美容エディター・松本千登世さんが厳選。『このコスメが、すごい!~アイケア編~』

「目」から自分を好きになる

まもなくコロナ禍から解放され、「ようやく、マスクを外せる」と明るいムードが漂い始めた頃のこと。たまたま夕方のニュース番組を見て、はっとさせられました。話題は、欧米と日本の「絵文字」の違いについて。目の部分はそのままで、口を変化させて感情を表現している欧米の絵文字に対し、日本のそれは、口の部分はそのままで、目を変化させて感情を表現している……。無意識だったけれど、実際に比較してみて、全く違うものだったことに初めて気づかされました。そういえば、日本人が「サングラス」に対して警戒心や違和感を抱く傾向にあるのは、目元を隠されることで表情が読めないからだし、欧米人が「マスク」に対してそれらを抱く傾向にあるのは、逆に口元を隠されることで表情が読めないから……!?もちろん、さまざまな見方があるけれど、なるほどと納得させられました。

コロナ禍の間に、マスクの下で進んだ顔の下半身の老化をなんとかしましょう、マスクを外してメイクもファッションも楽しみましょう……。確かに、それも私たち大人にとって重要な美容。でも同時に、改めて気づかされた「自分を語る目元」にも同じだけの意識を向けたいと強く思いました。相手の目をまっすぐに見つめて、躊躇なく笑えれば、肌も表情も存在も、輝きを放つはずだから。

今シーズン、常識を超え、奥の奥までアプローチして、本来の目の輪郭や目周りの立体感までも「リビルド」するかのようなアイケアがめじろ押し。一足先に使い始めた私は、うれしい「あれっ?」を実感しています。少しずつではあるけれど二重の幅、目の大きさ、まつ毛や瞳の見え方までも「あの頃」を思い出す変化を感じているのです。すると、アイカラーもアイラインも、自由度が広がった。一方で、マスカラやラインなしのメイクにもトライできるようになった。そして「この目も、悪くない」。目から自分を好きになると、自信をもって自分を語ることができる、アイケアはそのためにあるのだと改めて。

堂々と相手を見つめる目元が、あなた自身を語り出す

〈左〉
Brand/ 資生堂
Item/ リバイタル アイゾーンブースター
先進技術により、最大約1/3にまでしたコンパクトヒアルロン酸を配合。角層深層まで浸透させて仕込んだヒアルロン酸が水分を抱え込み、目元をふっくら生き生きとした印象に。
15ml ¥11,000(10月21日発売)

〈中央〉
Brand/ ザ・ギンザ
Item/ アドバンスト アイクリーム
過酷な環境の影響を受ける目元の皮膚生理に着目。潤いとハリを与えると共に、目元の骨格や構造に着目して緻密に設計された専用アプリケーターで巡りを高めることで、明るく澄んだ印象に。
20g ¥44,000

〈右〉
Brand/ エピステーム
Item/ ステムサイエンスアイ
目元特有の構造から着想、開発された独自成分ほか、ハリの根源へとアプローチするさまざまな複合成分を多種配合。付属のアプリケーターでマッサージをプラスすると、さらにぴんっ、きゅっ。
18g ¥19,800

 

Chitose Matsumoto
エディター・ライター。美容や人物インタビューを中心に活動。近著『顔は言葉でできている』(講談社刊)ほか、著書多数。

 

『美的GRAND』2023秋号掲載
撮影/シバサキフミト(DONNA) スタイリング/高橋尚美 構成/松本千登世、三井三奈子

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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