お悩み別ケア
2022.7.4

気になるUVケア成分の「紫外線散乱剤」って何?|正しく知って肌をガード!

「紫外線散乱剤」ってよく耳にするけど何?UVアイテムが必須になるこれからの時期、肌をガードしてくれる成分を楽しく正しく知って、日焼け止めを選ぶ参考にしてみて♪

“日焼け止め選び”を楽しく正しく♪ 『UV』深堀り 【紫外線散乱剤】

紫外線防御剤のうち、「無機系素材」で「ノンケミカル」が紫外線散乱剤。最近よく耳にする「ミネラルUV」「自然由来UV」の正体とは?気になる実態に迫る!

 

ニックネーム

らんらん

 

生い立ち

土や岩など、大地から生まれたミネラル成分
紫外線散乱剤として主に用いられる酸化チタン、酸化亜鉛は元々自然界に存在するミネラル成分で、土や岩から採れる。ミネラルサンスクリーンと呼ばれるのはこのため。

 

性格

人見知りで気を許した仲間とくっつきたがる個性派
主に粉体でつぶつぶの形状をしており、本来粒同士がくっつきたがる性質をもっている。紫外線防御のためには均一に分散させることが重要だが、実はかなり難しい技術。

 

得意技

紫外線を肌表面で乱反射して悪影響を防ぐ
均一に散らばった粒が肌の上に膜を作り、紫外線のエネルギーをそのまま跳ね返すことで肌への影響を防ぐ。エネルギー変換がないので刺激が少ないとされている。

 

苦手なもの

素肌感、なめらかな使用感はちょっと苦手
主に白い粉体状の固形の成分なので、白浮きを起こしやすく、特有のキシキシ感を与える場合も。また単体では高SPF値を出しづらいが、いずれも技術により改善されつつある。

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肌に優しく紫外線を打ち返す、癒し系らんらん

大地から誕生!
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どうも紫外線散乱剤です

 
「ミネラル」「ノンケミカル」と呼ばれるのはそれゆえです
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実は野生児!

 
いつも粒々の仲間たちと一緒です
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散乱剤に使われるのは主に酸化亜鉛、酸化チタンのふたつ。実際につぶつぶの形状をしており集まりやすい性質をもつ。

 
でも仲間たちと距離を保つことで紫外線を跳ね返せるんです
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散乱剤として機能させるには、日焼け止めという膜の中でこの粒が均一に散らばることが重要。ここに技術力が問われる。

 
ちょっとキシキシしたり、白浮きしやすいとも言われますが
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白浮きやきしみといった、かつての日焼け止めのイメージは散乱剤に起因。現在は処方技術の向上でかなり軽減。

 
低刺激性や環境への観点から注目されているんですよ
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自然由来成分で作られたミネラルUVとして、吸収剤不使用のものが増えつつある。敏感肌向けな製品が多い。

 
キューちゃんと一緒なら防御力も使用感も極められるけれど、ボクひとりでも頑張っていきます
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吸収剤と組み合わせないと高SPF値が出にくく、使用感も悪いとされてきた散乱剤も、研究が進み、今後の進化に期待が集まっている。

 

『美的』2022年7月号掲載
イラスト/いしやま暁子(chovon) 構成/村花杏子

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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