スキンケアコスメが容器から出にくくなったら温めればいいって本当? カネボウのPRさんを直撃!【美容の常識ウソ?ホント?】

日々の生活で生まれる美容の疑問を専門家に答えてもらうこのコーナー。今回は、スキンケアが硬くなってしまったときの対処法について。カネボウ化粧品PR担当大山智美さんに質問。冬になってスキンケアが容器から出にくくなった場合、温めて出してもいいって本当? さっそく大山さんに真相を直撃してみました。
Q:スキンケアコスメが硬くなり容器から出にくくなったら温めてもいいって本当?
気温が下がってくるとトロみのある化粧水や乳液、クリームなどが容器から出にくくなりますよね。そうなった場合、温めて出してもいいって本当なのでしょうか? 化粧品について詳しいカネボウ化粧品PR担当大山智美さんに聞いてみました! 大山さんのお答えは……?
A:ウソです!
「化粧品を温めたり(または冷やしたり)すると、急激な温度変化が原因で、品質の安全性を損なったり、性状変化の原因になることがあるのでおすすめしません。化粧品は温度・湿度の変化が少なく、直射日光が当たらない常温の場所で保管してください。また、開封した化粧品は、なるべく早めに使い切ってください。化粧品は、未開封の状態で、高温や直射日光、および湿度が高い場所、温度変化が激しい場所を避けて保管してください」(大山智美さん・以下「」内同)
出にくくなったら数回押し続けてみて!
「たとえばポンプタイプの美容液や乳液などをしばらく使わないで置いておくと、ポンプの口もとの部分に残っていた中身の水分が蒸発して乾燥してしまうことがあります。そのために、久しぶりにポンプを押したとき、最初に出てきた中身が固くなっていることがあります。数回押し続けていると本来の中身が出てきますので、そのまま引き続き使ってください。中身の乾燥を防ぐために、ポンプの容器に専用のキャップがある場合は、きちんと閉めて保管してください」
文/野邑みえ(all the way)
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入社以来、スキンケア、メイク、ヘアケアなど多岐にわたるブランドのPRに携わる。現在は、トワニー、DEWなどスキンケアをメインに担当中。
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