スキンケアニュース
2025.10.6

南フランスの自然が生んだ「アベンヌ」の秘密を調査|現地取材で見えてきた魅力とは?

ミスト、ボディクリーム、ハンドクリーム…「アベンヌ」のスキンケアが多くの人に愛されている理由は、南仏の自然と長年にわたる研究にあり! 『美的』11月号にて私たちの肌を健やかに保つアベンヌ温泉水が、どのようにして生まれ、私たちに届いているのか、その秘密を探ってきました。

皮膚科医

髙瀬聡子先生

\実際に行ってきました!/

ワンピース¥14,190(ドゥクラッセ) ピアス ¥6,480(アビステ)

美肌のはじまりは、アベンヌ村の温泉水から

\アベンヌ温泉水はここで生まれる!/

南フランスの自然とピエール ファーブル社の努力が生んだブランドの魅力に迫る!
敏感肌でも安心して全身に使えるスキンケアブランドのアベンヌは、世界112か国で愛されています。その原点は、南フランスの山々が生んだアベンヌ温泉水。

18世紀にフランスで発見され、肌に良い水として評判となり、鎮静作用やかゆみを抑える効果が国に認められました。1975年、ピエール ファーブル社がこの水の権利を取得し、15年に及ぶ研究で効能を科学的に証明。こうして後にテルマリズムセンターと工場が誕生しました。

アベンヌはひとりひとりに合ったデルモコスメティック(フランスにおける機能性化粧品)を提案し、肌トラブルから守り、修復することを課題としています。世界で3人にひとりが皮膚疾患を抱える現代。皮膚医学に基づく研究から肌のメカニズムを理解し、温泉水を活用した皮膚疾患治療や医薬品の開発という強みを生かしながら、確かな存在感を放ち続けています。品質を徹底管理し、源泉そのままの状態で届けられるアベンヌ温泉水が、どのように私たちのもとへ届くのか、アベンヌ村を現地取材してきました!

#01|アベンヌ温泉水で皮膚治療ができる『アベンヌテルマリズムセンター』

アトピー性皮膚炎や抗がん剤治療後の肌治療のために、世界中から年間約2,000を超える人が訪れる施設。3週間の滞在中に医師の診療が3回実施されるなど、きめ細やかなケアを受けられます。温泉水での入浴やシャワー、個々人に合ったオプション治療などに加えて、肌疾患をカバーするためのメディカルメイクアップ講座や運動、食事、心理学といったワークショップに参加することも可能。肌の治療はもちろん、テルマリズムセンターを離れた後も肌や心、体が心地よい状態をキープできる制度が整っているのが魅力!

【ケア】withアベンヌ温泉水の流れ
温泉水を飲む
体の内側から温泉水を取り入れるのも、治療のひとつ。施設内で自由に温泉水が飲めるので、毎日約1.5Lを飲むことを推奨しているそう。アベンヌ温泉水が食物アレルギーの緩和をサポートすることも。

20分間の入浴
1日1回20分間の入浴から開始。26℃で湧出する水を温かすぎてかゆみが出ない、かつ、寒すぎない34℃まで上げる温度設定がされている。ジェットバスで全身の不要な角質層を優しく和らげる。太陽の光が入る部屋での入浴は、肌はもちろん、気持ちも穏やかに。

10分間のシャワー
全方位から出るアベンヌ温泉水のシャワーを5分浴び、柔らかくなった角質層を洗い流す。続いてミストシャワーに切り替え、さらに5分間浴びることで抗炎症・血行促進効果が期待できるそう。

オプション
希望や肌状態に合わせて、+αの治療も受けられる。例えば、顔をメインにアベンヌ温泉水を浴びられるミストシャワーや、全身にクリームを塗布し、ラッピングする保湿治療など、その治療内容はさまざま。

髙瀬先生

3週間の治療で改善した肌状態を6か月たってもキープできているという報告があるそう!

#02|温泉水の品質管理、保存からボトリングまで『アベンヌ工場』


“デルモコスメティック”の製造認証を受けたこのアベンヌ工場では、全世界に流通するすべてのアベンヌ製品を製造。1990年に約2,000平方メートルの規模から始まり、5回もの増築を重ねて今では2万2,000平方メートルに拡大しました。アベンヌ温泉水の源泉からくみ上げたピュアな温泉水は、そのまま無菌室でボトリングされ、24時間体制でスタッフによる厳正な品質管理を経て、私たちの手元に届いています。徹底された品質管理、安全性へのこだわりのある工場から、アベンヌ温泉水の価値を信じ、情熱を注いで研究を重ねてきた創業者のピエール・ファーブル氏の理念が受け継がれていることがわかります。

【製品】ができるまで

原料の検査後、大きな釜で温泉水とその他成分を攪拌。48時間かけて、テクスチャーやにおいなど問題がないか徹底的に調べて管理する。


アベンヌ温泉水は、源泉から金属パイプを通ってすぐそばにある工場へと運ばれる。約170℃の熱滅菌トンネルを40分かけて通ったスプレー缶に充填され、すぐ蓋をされて密閉状態に。


その後、機械で窒素ガスの圧力が適正か検査し、さらに手作業でもダブルチェック。ロゴや成分表記などビジュアル面でも問題がないかを目視で確認。日本でおなじみのスプレーとなって輸出される。

\30キロ平方メートルもの山々がアベンヌ温泉水を生み出しているそう/

髙瀬先生

“デルモコスメティック”とは、低刺激で敏感肌にも対応した医薬品に限りなく近い高機能なスキンケアカテゴリーのこと。フランスでは 、主に薬を扱うファーマシーや、コスメや衛生用品を展開するパラファーマシーで購入できます♪

#03|デルモコスメティックの購入から肌診断までできる『ラボ』


2019年に誕生した世界で唯一のフラッグシップストア、その名も“ラボ”。ピエール ファーブル デルモ・コスメティック社のさまざまなブランドアイテムが並び、製品の購入だけでなく、肌診断やフェイシャルケア、ヘアケアなどの体験まで楽しめます。専門知識をもつスタッフがひとりひとりの肌悩みに合わせてアイテムや日々のケア方法、デルモコスメティックの知識のレクチャーなど、肌改善に向けて多彩な提案をしてくれます。

\ずらり/

\スタッフにスキンケアの相談中…/

ジャケット¥19,690、ブラウス¥7,689、スカート¥6,589(ドゥクラッセ)ピアス¥3,150(アビステ)

#04|アベンヌをはじめとするさまざまなブランドの事業本部がある『ピエール ファーブル デルモ・コスメティック社』


ここ本社には、デルモコスメティックブランドの多様な部門が集まり、フランスで生まれた製品を各国の薬事に沿って展開する方針を決めています。室内でも自然を楽しめるよう植物を配置したり、フリーアドレス制を導入して、社員同士がより情報共有をしやすい環境にしているそう。そして、ピエール ファーブル社の活動の根底にあるのは「ひとりをケアすることが、世界全体をより良くする」という信念。その思いから、生まれ故郷の街や地方に本社と生産拠点を置き、地域活性化の推進や、徹底された市場調査を経て見つけたニーズの下、革新的なアイテムを作り続けています。

\開放的♪/

\オフィスには緑が!/

\自然豊か/

『美的』2025年11月号掲載
撮影/田形千紘 スタイリスト/角田かおる モデル/髙瀬聡子先生 構成/齊藤みなみ(本誌)

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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