【渡辺佳子さん連載 Vol.99】「世界のベストホテル100」に選ばれたヴィラで製造されるラベンダーオイル
アメリカ、ニューメキシコ州のサンタフェ郊外にある広大な農園で栽培、収穫されるオーガニックのラベンダーを使ったフェイシャル&ボディトリートメント「ロス ポブラノス」についてご紹介しています。1999年に敷地内に作られたヴィラホテルは「世界のベストホテル100」にも選ばれたほどで、アメリカVOGUEは「ここでの3日間の滞在は、人生を考え直したくなる夢のようなもの」と書いています。
行ってみたいけれどなかなかそこまでは遠すぎて~と思ったら、まずはラベンダーの効用たっぷりの製品を使ってみてはいかがでしょう?
今回は、ロス ポブラノスの特別なラベンダーについてもう少し詳しくお話しますね。1790年には史書にも名前が記されているロス ポブラノスの土地は、高い品質のラベンダー栽培に不可欠な条件を満たしています。それは高地で気候が厳しいということ。冬には凍てつく寒さでラベンダーの株がすっぽり雪でおおわれる一方、夏は乾燥して強い日差しが照りつけます。この条件のもとでニューメキシコ農務省が認定したオーガニック認証を得た農園でたくましく育つラベンダーは、植物本来の持つパワーが引き出されているのです。
ニューメキシコ農務省のオーガニック規定では、収穫前3年以上禁止物質を使用しない、害虫、雑草、疫病管理は主に人体や機械、生物を活用した方法で行うなど、厳しい基準とテストをクリアする必要があるとのこと。収穫期は7月、庭師たちが昔ながらの小さな鋤で丁寧に摘み取り、そのなかから香り高いラベンダーを選び出しスチーマーで抽出してオイルをとっていくのです。
このラベンダーオイルを使って、さまざまな植物オイルが配合された全身用オイルが仲間入りしています。ロス ポブラノスを訪れるゲストからの要望に応えて作られたとのこと。
LAV スキンケアオイル 108mL 6500円(税抜)
サンフラワーシードオイル、ホホバオイル、米ぬかオイル、シーバックソーンフルーツオイルに2種類のラベンダーのエッセンシャルオイルが配合されています。さまざまなオイルを試した後でサンフラワーシードオイルを使う処方にたどりついたそう。成分の中に出てくるシーバックソーン(ヒッポファン)は、天然のベリーの中でも栄養価の高さで知られるもので、果実にはビタミンCが豊富。ビタミンAやビタミンE、さらに果肉や種に油脂が含まれ、これが化粧品作りに使われています。
使われている2種類のラベンダーについて詳しく伺ってみました。
(1)ラングスフォリア
真正ラベンダーと言われていて、リラックス効果(鎮静作用)、皮膚組織再生作用、抗菌作用、殺菌作用、などに優れている品種。
(2)グロッソ(ラバンジン)
カンファーが含まれているので、より爽やかで深い香りで、リフレッシュなどの効果が高いといわれる品種。
この2種類のラベンダーを合せることで、より深い心地よい香りと、互いの特徴から得られる美肌のための相乗効果を狙っているのですね♪
アナログ感のある容器のラベルは、サンタフェのアーティストによってデコレーションされた、ヴィラホテルのシャワールームのビーナスの絵を使っているそうです。可愛らしいですよね。
ロスポブラノスについての詳しいことは=>www.lospoblanos-japan.com
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。