奇跡の66歳・天野佳代子だからこそ言える!「夏ケアを怠ると秋は老婆顔」【あなたの未来へ繋がる美容・予言の書 第2回】
奇跡の66歳 天野佳代子だからこそ言える!「今こうすると、未来でこうなる」。今月の予言は?
今月の予言|夏ケアを怠ると秋は老婆顔
「夏こそクリーム」が老けサイクルを断ち切るカギ
女優は汗をかかない…という伝説があります。メイクくずれの原因となる汗を自在にコントロールできなければ女優にはなれない…。20代の初めの頃、この話を耳にして、女優になることは諦めました。汗っかきだから(汗っかきじゃなくても無理だろ)。
でも、汗っかきでいいこともありました。夏は常に汗で肌が潤んで見えるので、「肌がキレイ」と褒められることも多かった。人から賞賛されて自信過剰になっていたのと、そもそも汗で流れてしまうという理由から、スキンケアは適当でした。私のように汗女ではない読者の皆さんも、夏はスキンケアをライトにしがちですよね。暑いと皮脂分泌も盛んになるから、ベタつくコスメは避けたいとか言ってね。
しかし、実はそこに老けの落とし穴があること、皆さんご存じでしょうか。私はそれを知らずに、20代から30代を過ごしました。
夏は肌老化を進行させる要因が山盛り。紫外線、外気温と室内の温度差、クーラーによる乾燥など、肌にとって1年でいちばん過酷な季節。それなのに夏は化粧水だけで充分と思い込んでいた私。肌表面の潤っている感覚は、汗と皮脂でヌルついているだけで、肌奥は乾き切っていることに気づいていなかった。特に汗が引いた後、肌はひどく乾燥していることに気づかず、このサラサラ感が気持ちいいとまで思っていました。
こんな状態で秋を迎えるとどうなるか。肌のエイジングは一気に加速します。シミ、くすみ、小ジワ、たるみなど、ダメージが噴出。秋以降はひと夏で受けた深刻なダメージ回復に追われますが、深すぎてケアが追いつかず、治癒しないうちに汗の季節を迎え、凝りもせずにまたスキンケアはおざなり…。昨年のダメージに今年のダメージが上塗りされ、つまり秋になる度に老けは進行していったわけです。
夏は1年で最もケアを入念にすべき季節。特にクリームはマストです。紫外線やクーラーによる水分蒸散に対して、クリームが鉄壁の守りをしてくれるから。ベタつきが嫌なら、軽いテクスチャーのクリームでも大丈夫。朝は乳液、夜はクリームという方法もあり。“夏こそ油分補給”が、老けサイクルを止めるカギになります。
女優への道は諦めても、美容は諦めない気持ちが、あなたの未来を救います。
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Profile
(c)青柳理都子
天野佳代子
美容ジャーナリスト。『美的』創刊当時からのエディターを経て現在は『美的GRAND』エディトリアルディレクター。年齢不詳な美肌がTV番組『マツコ会議』ほかで話題になり、初の美容本『何歳からでも美肌になれる!』は大ヒット中。YouTubeチャンネル『天野佳代子の大人美容』では「年をとるのが怖くなくなる」ための美容法を紹介して大好評。毎週土曜及び第1・3水曜20時配信。
\好評配信中/
『美的』2023年9月号掲載
文・マンガ/天野佳代子 文・構成/加藤絢子(本誌)
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。