アガるメイクで気分はハリウッド女優! 繊細で華やかさを演出するアイメイク|宇垣美里のメイクの旅 vol.14
私たちはメイクでどこにだって行けるし、なんにだってなれる!宇垣美里さん連載第14弾。普段のナチュラルメイクもいいけれど、たまには“メイク感”を出して気分は華やかハリウッド女優♪
ずっと眺めていられる。繊細で美しいシャドウに彩られたまぶた
華やかなハリウッド女優になり切って。ナチュラルもいいけれど、“メイク感”ってアガる!
森さんとご一緒させていただくのは、実は2回目。でも前回はファッション誌のロケ撮影だったということもあり、メイクをすみずみまで観察して堪能する余裕もなく、バタバタとあっという間に終わってしまった記憶が…。今日やっと森さんのメイクのテクニックや色使いをゆっくり味わうことができてうれしかったです。
今回に限らずですが、この連載での私の仕事はとにかく“顔を委ねる”ことのみ。選ぶコスメも施すメイクもすべてメイクさん頼み。だから完成するまでは、どんな仕上がりになるか自分では全く想像できない。それが最大の楽しみでもあるのですが、今日ももちろん予想はサラリと覆されまして。こう来たかぁと、テンションが上がりました。
ここまでシャドウをガッツリ入れる囲み目って自分ではなかなかできないし、普段のお仕事でもないので、自分の顔の鮮度が一気に上がった感じ。あと、囲むと逆に目が小さくなるイメージがあったのですが、それは素人の杞憂でした。シャドウの濃淡のグラデーションがそのまま美しい陰影となり、目元が深く印象的に。実はこのメイク、しっかり入れたシャドウに対して、アイラインはインサイドに最小限、マスカラも塗っていないんです。その足し引きの絶妙なコントロールはまさにプロの領域。
特に最近はナチュラルめのメイクが主流なので、改めていい意味での“メイク感”は、最高のアクセサリーになるんだなぁと再確認。リッチでゴージャスで強さもあるメイクは、自然と私をハリウッド女優にしてくれました。イメージは、華やかでパワフルなY2K時代のサンドラ・ブロックやケイト・ブランシェット。はぁ、久しぶりに濃いアイメイクが恋しくなりますね♪
今月のゲスト
ヘア&メイクアップアーティスト 森 ユキオさん
アーティストを多数抱えるヘアサロン『ROI』主宰。キャリア28年目にしてなお進化を続けるトップアーティスト。確かな審美眼と卓越したテクニックは、意識の高いモデルから絶大な信頼が。
「美容意識が高い方々に向けた雑誌『美的』で提案するメイク。かわいらしい宇垣さんのお顔を借りて表現するなら、王道の“メイクらしいメイク”がしたいと思いました。ワンカラーでさらっと仕上げるアイメイクもいいですが、しっかりグラデーションを作ったまぶたの美しさはやはり格別です。さらっとつけこなす宇垣さんも、さすが!」
使用アイテム
A.赤みを抑えた静かでモダンなブラウン。
THREE ディメンショナル ビジョンアイパレット X03 ¥7,150(8月3日限定発売)
B.漆黒程強すぎないソフトブラック。
かならぼ B IDOL イージーeye ライナー01 ¥1,210
C.モーヴを感じさせるピンクで甘くなりすぎない。
NARS サマーアンレイテッド ブラッシュ デュオ ¥5,280
D.独特の色香が漂うヌードカラー×マット質感。
SUQQU シアー マット リップスティック 14 ¥5,500(7月22日発売)
E.クレイを思わせるお洒落グリーン。
セルヴォーク クレイヴド ネイルポリッシュ 02 ¥2,640
F.数本の指の先端に。フレンチ風アクセントとして入れたベージュ。
同 クレイヴド ネイルポリッシュ 04 ¥2,640
メイク方法
ポイントの目元はAの右下を上まぶたと下まぶた全体に。同じくAの左下を目の際からアイホールにかけてグラデーションを作るようにと、下まぶたの際に細く入れる。Bのラインはまつげの隙間を埋めるように。マスカラはあえてなしで今っぽいムードに。チークは、Cの2色を頬に横長広めにオン。リップはDを唇全体に。色味が控えめな分、少しオーバーめに描くとバランス良く。
PROFILE
宇垣美里さん
うがきみさと/フリーアナウンサー。1991年生まれ兵庫県出身。ドラマやCM 、雑誌など幅広いジャンルで活躍中。著書も数多く、4冊目となる『今日もマンガを読んでいる』(文藝春秋 ¥1,650 )が好評発売中。
『美的』2022年8月号掲載
撮影/菊地泰久(vale.・人物)、金野圭介(静物) ヘア&メイク/森 ユキオ(ROI) スタイリスト/辻村真理 構成/杉浦由佳子
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。