【神崎恵流】眉の衣替えで“顔全体がキュッ”とした美人に|美的GRAND
美人の源・眉を変えれば大人はもっとキレイになる!「色を明るく」「質感を軽く」がポイント
大人の夏眉、衣替え計画で
“顔全体がキュッ”とした夏眉美人の完成
「太さや形は変えず、質感と色をチェンジ。それだけで印象は変わる」
安心できる“いつもの眉”をつい365日繰り返しがち…。そんなグラン世代に神崎さんが提案するのが、“眉の衣替え”です。
「mm単位で顔だちや骨格が変わる眉メイク。その効力や奥深さを知っている私からすると、一年中同じ眉で過ごすなんてもったいない!自分に似合うスタンダードな眉+αがあると、大人のメイクはもっと楽しくなるし、佇いもより洗練されて見えます」
「薄着になる夏は、眉も軽い方がいい」
ただし若い子と違い、たくさんのバリエが必要なわけではなく、春夏・秋冬の衣替え感覚で2パターンあれば充分だと神崎さん。
「春夏の眉で意識すべきは、軽さや柔らかさ。特に夏は、薄着になるのはもちろん、日差しも強くなるし、気温の上昇によって汗や皮脂も出やすくなる…。眉周りの環境や眉の見え方が変わるので、いつもの眉のままだとベタッと重く見えてしまい、それが透明感や清潔感を損なう原因になってしまうんです」
「リップメイクやアイメイクと同じように、眉にもバリエがあるとメイクはもっと楽しく!」
質感をふわっとドライにしたら、色も少しだけトーンアップ。形や太さはそのままに、“質感”と“色”だけを変えるのが、神崎流夏眉のポイント。
「質感と色だけで顔の透明感は蘇り、不思議と顔だちまでシュッと涼やかに。少しの変化でこうした大きなメイク効果が得られるのは、眉メイクならではです」
形からガラリと変える必要がないから、実は意外とハードルも高くない!神崎流夏眉、ぜひトライしてみてください。
【検証!】“質感”と“色”、少しの変化で眉の印象はこんなに変わる!
大人の定番眉
はっきりした色みで顔だちまでキリリ!
大人の夏眉
軽い質感と明るい色みで清涼感が漂う!
どちらもアイメイクなしの同じ条件。形や太さも同じ。なのに“質感”と“色”の微差で、夏眉は目元の涼感がアップしているのがわかります。コートや深色など、洋服に重みが増す秋冬に似合うのは定番眉。対して、薄着になるこれからの時期に似合うのは断然夏眉です。
神崎流 大人の夏眉に必要なアイテムはこれ!
夏眉といっても特別に新しいものをそろえる必要はないと神崎さん。例えばパウダーなら、数色入っている中の“明るめの色を使用する”といった具合で、使い方をアレンジ。紹介する5つは、夏眉にはもちろん、通年活躍する神崎さんの私的超定番アイテムです。
1.アイブロウパウダー
エアリーな仕上がりをかなえるふんわり柔らかパウダー
「独特の柔らかい粉感と、ブレンドやアレンジがしやすい5色は、定番にして最強!」
カネボウ化粧品 ルナソル スタイリングアイゾーンコンパクト 01 ¥4,620
2.アイブロウマスカラ
肌から浮かない・沈まない大人のための絶妙ブラウン
「髪色・肌色・顔だちを選ばない万能のブラウン。これが似合わない人はいない、大人のためのあか抜けマスカラ」
SUQQU ボリューム アイブロウ マスカラ 02 ¥3,300
3.アイブロウペンシル
細部まで正確&繊細に描ける0.97mmの極細芯
「こちらも私の眉メイクには欠かせない逸品。極細の芯はもちろん、安定して持ちやすいように柄の太さまで考えられていてとにかく優秀」
KISS ME P.N.Y.(伊勢半) スージー スリムエキスパートSP 02 ¥1,320
4.スクリューブラシ
根元から毛を起こし眉に空気感を演出する
「程よくあいたブラシの間隔で、根元から毛をしっかりキャッチしてとかせる。目元の肌に優しい適度な柔らかさもうれしい」
エレガンス ブラッシュ 11 ¥1,320
5.アイブロウブラシ
計算された角度と柔らかな毛質でパウダーが肌に密着
「毛量、毛先のアングル、ブラシのコシがパーフェクトでとにかく描きやすい。見た目が涼しげなのも個人的に惹かれるポイント」
エレガンス ブラッシュ 10 ¥2,200
\これもあると♪/ フェースパウダー
「眉を描く前に仕込むと、よりふんわりとした質感に!」
NARS ライトリフレクティングセッティングパウダー ルース N ¥5,500
大人の基本の夏眉の作り方
「質感を軽く」「色を明るく」のふたつを意識すればうまくいく!理想の明るさはどのくらいで、ふんわりエアリーな質感はどう作るのか?夏眉の作り方の詳細を、神崎さん自身の眉を使って解説してもらいます。
\すっぴん眉/
眉尻が少し寂しげな大人の平均的な眉
1.スクリューブラシで毛流れに逆らってとかす
眉尻から毛を起こすように!
フェースパウダーで地肌をサラサラに
夏眉はプレメイクが実は重要。フェースパウダーを眉全体にのせて、土台の肌をサラッとドライにしたら、スクリューブラシで毛を根元から起こします。尻から眉頭に向けて毛流れに逆らうように。この一手間で、仕上がりの眉のエアリー感に差が!
2.パウダーで眉の下部のラインを描く
下のラインから描き始める
パウダーの★の2色(左多め)をブラシにとったら、眉頭を外した眉下のラインを眉尻まで一気に描きます。角度をつけず直線をイメージしてまっすぐ描くと、程よい太さになり自然。この下部のラインがしっかり決まると、この後の工程に迷わない。
3.眉尻から徐々に眉山、そして全体を描く
太さや眉山を調整
毛をかき分けるように
そのまま眉尻から折り返すように、眉全体を描いていきます。ここは一気に描かず、細かくブラシを動かすのがポイント。毛が密集している部分は、ブラシでかき分けるようにして塗ると、肌にしっかりパウダーが密着して、ムラやくずれの予防になります。
4.足りない部分をペンシルで埋めていく
足りない部分のみ
眉尻も
パウダーメインで、ペンシルは最小限に留めるのが、夏眉のふんわりした軽さを出すポイント。よってペンシルは、仕上げの微調整的な役割で使います。パウダーの後、まばらで薄く見える部分や欠けて見える部分を、ピンポイントに描き足します。眉尻が薄い人に関しては、ペンシルでしっかり描いてOK。
5.眉マスカラで立体感とさらなる軽さを演出
往復させる
眉頭は上へ立てる
眉マスカラは、眉色をワントーン明るくしてくれると同時に立体感も演出してくれるキーアイテム。まず毛流れに逆らうように塗ることで、空気を含んだようなエアリーな質感に。眉頭は上に向かって立たせるように塗ると毛並みが際立ち、涼感もアップ!
6.仕上げのハイライトで明るめ&軽め眉もキリリ!
眉尻をサンドイッチ
パウダーのハイライトをブラシにとり、眉尻の上下にそれぞれ一ハケ。眉の周囲が明るくなることで、眉自体の存在が際立ち、目元の印象がくっきりはっきり。眉を軽く柔らかくするけれど、目元をぼんやりさせたくない大人のための、必須テクニックです。
6.\夏眉の完成!/
ふんわり、エアリー。軽さと清涼感のある夏眉に!
『美的GRAND』2022 夏号掲載
撮影/榊原裕一(人物)、金野圭介(静物) ヘア&メイク/中山友恵 スタイリスト/石関靖子 モデル/神崎 恵 構成/杉浦由佳子
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。