健康・ボディケア・リフレッシュニュース
2020.11.8

漫画『夢の雫、黄金の鳥籠』とアスレティアのでスカルプオイルで現実逃避を! 連載・薬剤師 津田マリエの“効く”漫画&コスメの処方箋

美的世代の女子は、恋に仕事にプライベートに、悩みやストレスもいっぱい。そんな沈んだ心をものの20〜30分で、スッと軽くしてくれる漫画をご紹介。この連載は、年間300本以上の作品を読む、薬剤師の津田マリエさんが、悩みや症状に合わせて“心が元気になる漫画とコスメ”を毎回処方。読んで、試して、心も見た目も引き上げちゃいましょう!


img_2183

© 篠原千絵/小学館

篠原千絵先生が描く、壮大で美しい作品

「『天は赤い河のほとり』で有名な篠原千絵先生が現在連載中の漫画。篠原先生といえばミステリーや歴史ロマンを中心に、幅広いジャンルと美しい絵がファンを魅了する、日本でも有数のトップ漫画家さん。今回は、実際に史実が元になっており、ファンの期待を裏切らない壮大な作品となっております(完全にファンの1人としての勝手な意見です)。篠原先生の歴史ロマン漫画待ってました! という私みたいな人にはたまらない作品です」

処方箋No.31

・こんな症状におすすめ
自分が置かれている環境に不満がある

・処方マンガ
夢の雫、黄金の鳥籠」篠原千絵(小学館

・薬効
異国情緒豊かなので現実逃避に最適。捉え方は自分次第だと思える。

・副作用
トルコに行きたくなる。

・何巻まで処方
まずは3巻まで。3巻まで読むと、続きが気になり止まりません!

・あらすじ
16世紀初頭、北の小さな村からさらわれ奴隷として売られた少女サーシャ。彼女を買った商人・マテウスの正体はオスマン帝国皇帝の側近・イブラヒムだった。時を経て新たに「ヒュッレム」という名を与えられたサーシャは、イブラヒムによって皇帝スレイマンに献上されることに。妾として後宮で暮らし始めるのだが、そこには嫉妬や策略、陰謀が渦巻いていた。オスマン帝国を舞台に繰り広げられる歴史ロマン漫画!

 

心にささる!元気になるPOINT

まるで大河ドラマのような壮大さ

〜話の流れ〜

「話は主人公の少女サーシャの住む村が襲われるところから始まります。その結果、奴隷として売られることに。サーシャは奴隷商から逃げ出し、男たちに襲われそうになったところを謎の男に助けられます。その男から自由を手に入れる方法は、逃げることではなく学ぶことだと諭されるサーシャ学問と教養を身につけて自分と世の中を判断できる目を養え。南の大国の奴隷は不自由で虐げられるばかりではない。本人の能力次第でいくらでも地位を昇れる。女にもチャンスはある。」と。その言葉を胸に、奴隷商のところに戻ったサーシャ。そして競売でサーシャを買ったのは、謎の男イブラヒムでした。その後、サーシャは何人もの教師をつけられ、言語や話し方、美しい立ちふるまい、歌や舞いなど多くを学んでいきました。時を経て、ターシャはイブラヒムに思いを寄せるように。サーシャは、彼が望む女性になれば、彼の側にいられると思っていたのです。

ですがイブラヒムは、自分の主にサーシャを献上すると言い出します。ヒュッレムと新たな名をつけられたサーシャは、アスマン帝国の皇帝スレイマンに献上されるのであった。サーシャ(ヒュッレム)は、なぜイブラヒムは自分にチャンスをくれるのか不思議に思っていましたが、なんとイブラヒムも、元は奴隷だったという事実が…。奴隷から皇帝スレイマンの側近にまでなったイブラヒムは、サーシャ(ヒュッレム)にもチャンスをあげたかったのだと思います。しかし、待ち受けていたのは、嫉妬や暗殺、策略などが渦巻く後宮という恐ろしい場所でした」

〜マリエ’s point〜

「この作品は史実が元になっているので、後宮の中の話だけにとどまらず、イブラヒムやスレイマンたちの戦場での戦略の話までもが楽しめる歴史漫画でもあります。まるで大河ドラマのような壮大さがあるのが魅了! そして実際に史実でも名前が出てくるヒュッレム、イブラヒム、スレイマンの三角関係にも注目。バレたら殺されてしまう、まさに禁断の恋の行方も気になります。オスマン帝国時代のトルコが舞台なので、異国情緒たっぷりで宮殿や衣装やアクサリーなどがとてもきらびやか。昔の宮殿の中はこんな感じだったのかなと想像でき、ステイホーム中の現実逃避にもぴったり!(トルコに行きたくなります)

 

「媚びない愛嬌」と「強かさ」を持つ、最強ヒロイン

〜話の流れ〜

「ヒュッレムの後宮生活が始まります。スレイマンに気に入られれば妾は側室となり、皇子を産めば夫人になれる。それが元奴隷であっても。ヒュッレムと一緒に奴隷として売られたエリザヴェータは、ヌール・ジャハーンと名を変え、すでに側室になっていました。スレイマンに気に入られたヒュッレムに、いつも意地悪なヌール・ジャハーンが何を言ってくるかと思いきや、意外にも余裕の態度。その理由はヌール・ジャハーンがスレイマンの御子を身ごもっていたからでした。

ある日ヒュッレムは、ヌール・ジャハーンから話があると手紙で呼び出されることに。呼び出された場所に行くと、ヌール・ジャハーンが何者かに連れさらわれるところを目撃。ヒュッレムも連れ去られそうになりますが、間一髪でイブラヒムに助けられます。オスマン帝国では、長子にかぎらず有力な皇子であれば皇帝になれる。しかし皇帝になれなかった他の皇子はすべて殺されてしまう運命。そのため皇子を生んだ夫人は自分の子供を守るため、ライバルを消していくのだということを知ることに…」

 

〜マリエ’s point〜

「ヒュッレムも暗殺されかけたり、ライバルとの壮絶なバトルは、まるでトルコ版大奥のよう。後宮で生き抜かないといけないので、ヒュッレムもどんどんたくましく強かになっていきます。しかし他者への思いやりや愛が変わらずあるのと、立振舞いがとても賢いので全く嫌味がない。そして暗殺されそうになったからといって自分も同じようにやり返したりしないところがとても好きです。知恵を使い、別のアプローチから自分の地位をあげていきます。(実行犯の妾を助けておいて、後宮内ではヒュッレムに手を出すと消されると他の妾に思わせるあたりも策士。)自分が殺されかけても「誰も殺したくない。だからそうしなくてすむ権力を手に入れるわ。わたしはそうやって後宮で生きていきたい」というヒュッレム言葉に芯の強さを感じます。後宮内でのドロドロの人間関係と権力闘争の中、いかにしてヒュッレムが汚いことをせず奴隷から寵姫まで上り詰めていくのかというストーリーは物語が進むほど面白くなり、続きがとても気になります!

 ヒュッレムは見た目はおとなしそうですが、自分のことを可愛そうだとか悲劇のヒロインのように泣いたりしないし、意地悪をされても機転を利かして反撃したり、わりと飄々としてかわしたりなかなか肝が座っています。また夜伽の褒美になにがほしいかと問われて、普通の妾は金貨や宝石をねだるところ、ヒュッレムが欲しがったのは書物だったりします。ヒュッレムは特別美人ではないのですが、その知識を武器にスレイマンの話し相手になり徐々に地位を築いていきます。周りの妾にはない能力で勝負し、自分がどんなに周りの妾より優位な立場になってもそこに甘んじず、努力する。機転が利いて場の空気を読めるが、どんな場所でも腐らず流されずしなやかに強かに後宮で生きるヒュッレム。自分の置かれた場所でベストを尽くし、ライバルの嫌味や意地悪もさらっと笑顔でかわすその姿には学ぶところあり。

私達はヒュッレムと違い、自分で自分の環境を選べることが多いと思うので、その環境を変えてしまうのもアリでしょう。しかしどうしても変えられない状態ならいかにしてその状況を乗り気れるかは自分次第。そしてその環境をどのように捉えるかも自分次第だとヒュッレムをみていると思えてくるのです。職場に嫌なライバルがいたらヒュッレムのようなしたたかさを持って対応するもよし! 純粋に歴史ロマンを楽しむもよし! 異国情緒を味わい現実逃避するもよし! この作品の楽しみ方はあなた次第です」

 

現実逃避の仕上げは、香りとマッサージで頭と心をほぐすヘアケアを!

漫画を楽しんだ後は、頭皮のマッサージで頭と心のリフレッシュを! スッキリと穏やかな気持ちで、睡眠の質を上げてくれるはず。

 

「スカルプマッサージ」と「アウトバス用のヘアオイル」の2通りが楽しめるオイル

ath_scalphair_oil

アスレティア スカルプ&ヘアオイル 50mL ¥4,000

9 種類の天然植物由来オイルを配合したスカルプ&ヘアオイル。シャンプー前に頭皮をマッサージしてほぐす際に使えば、心身ともにリラックスした状態へ。 また、アウトバス用のヘアオイルとしても使用が可能。潤いのある、まとまりやすいツヤ髪に仕上げてくれる。ラベンダーやオレンジ、セダーウッドなどをブレンドした、心地の良い香り。 

 

【プロフィール】
漫画を処方してくれたのはこの方!
%e6%b4%a5%e7%94%b0%e3%81%be%e3%82%8a%e3%81%88%e5%ae%a3%e6%9d%90

◆津田マリエさん
ドクター津田コスメラボCEO。皮膚科医の母を持ち、幼い頃から美容に馴れ親しむ。また、薬剤師の免許を持ち、インナービューティにも精通。インスタグラム(@marie_tsuda1079)でも、日々美容情報を発信中。

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

この記事をシェアする

facebook Pinterest twitter

関連記事を読む

あなたにおすすめの記事