山崎育三郎さんインタビュー「16歳の甘く切ない思い出が香りによって鮮烈に蘇る」
ホームグラウンドであるミュージカルはもちろん、TVドラマや映画など映像の仕事にも活躍の場を広げ、今最も注目を集める人、山崎育三郎さん。『美的』への登場は2度め!今回は香りについて、たくさんお話しいただきました。
山崎育三郎さんのスペシャルムービーもお見逃しなく♪>>https://www.instagram.com/p/CGoOdH4nYT-/
山崎育三郎さんと“香り”の話。
16歳の甘く切ない思い出が香りによって鮮烈に蘇る
僕が初めて香りを意識したのは、16歳のとき。アメリカの高校に留学していて、そこで知り合ったアダムとジェイドという双子の兄弟と親しくなりました。高校ではアジア人が僕ひとりで、初めのうちは差別などつらい思いをしたのですが、ふたりは初日から優しくて。語学などさまざまな面で助けてくれたんです。そんな交流の中で、いつも心地よい香りを感じていました。ある日彼らの家へ泊まりに行くと、茶色いボトルの香水が置いてありました。僕が唯一心穏やかでいられる仲間であり、大きな心の支えであった、ふたりの香り。お別れのときに「思い出にあの香水が欲しい」とおねだりし、プレゼントしてもらいました。今でももっていて、たまにつけるんです。当時自分が見ていた景色や感覚、彼らとの記憶がわっと蘇ってきます。
\「ラッキー」の香りが気に入りました/
物語がある、非日常の香りはミュージカルとリンクします
仕事では、俳優同士が近い距離で歌ったり演技をするので、香水をつけないことがマナーになっています。でも僕自身香りは好きなので、プライベートの時間でよく使いますね。ちょっとおしゃれして出かけるときにまとったり、自宅でリラックスしたいときにフレグランスキャンドルを焚いたりします。ディオールの香りは以前使用したことがありますが、今回の「メゾン クリスチャン ディオール」は初めて。香水だけでなくキャンドルやソープ、ボディクリームなどもあり、日常の空間を変えてくれるような香り。特にキャンドルは癒しのムードに包み込まれるようで、香水は非日常の劇場にいるかのような高揚感を得られます。それに、香りひとつひとつに名前もリンクした物語があるところが素敵で、ミュージカルの夢の世界に近いエンターテインメント性を感じました。今はありがたいことに仕事がとても忙しく、放送中のドラマに新しく始まるドラマや映画、11月に開催するコンサートの準備、来年には久しぶりにミュージカルも控えるなど、濃い日常を過ごしています。たまの休日には、今回新しく知った香りを楽しみたいですね。
“香りは大切な記憶を呼び起こしてくれる”
ディオール メゾンの歴史と結びつく場所を発見する旅に誘う「メゾン クリスチャン ディオール」
香水をはじめライフスタイルを優雅に美しく彩るラインアップで、それぞれ個性が異なる幅広いフレグランス コレクションがそろう。山崎さんの香りへのコメントをご紹介!
a「今回最も気に入った香り。ハンドソープは普段から手軽に使えるので、いいですね」
ディオール メゾン クリスチャン ディオール ラッキー リキッド ソープ 350ml ¥6,500
b「ワイルドなアンバーにバラを組み合わせた“美女と野獣”を表現したような香りと聞き、なるほどと感じました」
同 アンブル ニュイ ボディ クリーム 150ml ¥12,000
c「官能的な甘さの中にほのかな優しさも感じられる、女性につけてほしい香り」
同 べル ドゥ ジュール(オードゥ パルファン) 250ml ¥36,500
d「ジャスミンティーが好きなので、この濃密なジャスミンの香りもまとってみたいなと思いました」
同 ジャスミン デ ザンジュ(オードゥ パルファン) 250ml ¥36,500
e「1日頑張った夜に楽しみたい、優しく包み込まれるようなキンモクセイの香り」
同 テ オスマンサス(キャンドル) 250g ¥9,800
出演作を香りに例えるなら?
ミュージカル『レ・ミゼラブル』は…「30 モンテーニュ」のキャンドル
ミュージカル『レ・ミゼラブル』 2013年公演より(写真提供/東宝演劇部)
「ディオールが初めてブティックを構えた地の名前を冠した香り。僕の初登壇作品への思いとリンクします」
ディオール メゾン クリスチャン ディオール 30 モンテーニュ 250g ¥9,800
NHK連続テレビ小説『エール』は…「テ オスマンサス」のキャンドル
「東洋のキンモクセイの香りで、明治から昭和の時代背景が描かれたこのドラマを思い出しました」
ディオール メゾン クリスチャン ディオール テ オスマンサス 250g ¥9,800
山崎育三郎さんのスペシャルムービーもお見逃しなく♪>>https://www.instagram.com/p/CGoOdH4nYT-/
『美的』12月号掲載
撮影/渡辺宏樹(TRON) スタイリスト/百瀬 豪 ヘア&メイク/高橋幸一(Nestation) 構成/大塚真里
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。