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2020.11.9

吉沢亮さん「楽して生きたいけど芝居では挑戦し続けたい」|ミュージカル『プロデューサーズ』に懸けた想いとは?

ブロードウェイミュージカル・映画4本・2021年大河ドラマ……美しさ+実力派、無敵の存在感を世間に与える吉沢亮さんのスペシャルインタビューをお届けします!

新しい挑戦を重ねて無駄のない大人を目指したい

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N.Y.のブロードウェイで、ミュージカルを観るのが好きという吉沢亮さん。でもまさか、出演するとは思いもしなかった。しかも、『プロデューサーズ』という王道作品に。
「ミュージカルは、圧倒的なパワーに心を動かされます。いつか挑戦したかったのでとてもうれしい反面、作品が大きすぎて、自分がどこまでやれるのか、もう不安しかないです!」

落ちぶれたプロデューサーと気弱な会計士が一攫千金を狙う今作は、ブロードウェイ史上最高のエンターテイメントともいわれている。となると、気になるのは吉沢さんの歌!
「主演の井上芳雄さんをはじめ、共演者の皆さんは歌も身のこなしも素晴らしくて、僕だけ悪目立ちしないように必死です。歌声に感情を乗せる表現は難しいですが、ボイストレーニングを続けるうちに声や歌い方が変わってきて、わくわくしてもいます。僕が演じる会計士のレオは、壊れっぷりが見どころ。まじめな人間が壊れていく様をまじめに演じることで、おかしみを出せたらいいなと思いますが、本番を考えると緊張が半端なくて。舞台は毎回、プレッシャーで体が裏返りそうなんです。公演期間中は、開演前に必ず、トイレに2回行って、“スッキリ”させています。そうしないと、緊張しすぎで何かが出てきそうになりますから(笑)」

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ミュージカルは、「間違いなく、2020年で最大の挑戦」という吉沢さん。苦しい思いをしても、芝居では挑戦を続けたいという。
「楽して生きたいタイプなので(笑)、面倒なことは、やらなくてすむならやりたくない。でも、芝居だけは挑戦を続けたいんです。普段は落ち込むこともありますが、芝居に関してはそれがないんですよね。新しい挑戦のときは、自分をネガティブに追い込みます。そうすると、前を向くしかなくなって、気づけば夢中でやっています」

今年は出演映画が4本公開され、ドラマ『半沢直樹』や今回のミュージカル出演、そして来年は、大河ドラマ『青天を衝け』に主演。もうイケメン俳優と気安く呼べない実力派俳優は、オファーが引きも切らない。
「10代の頃は、根拠のない自信や無敵感がありましたが、年々、責任の大きさを感じて怖くなることも。今は守りに入らず、とにかく挑戦を続けて、これを乗り切った先に、広い視野やゆとりをもてるようになれるといいですね。そういう無駄がない人が大人かなと思うんです」

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人気俳優のオフは、「ゲームと漫画とバラエティ番組」。家でのひとり時間が幸せだそう。
「オフを充実させたい欲がないんです。芝居以外のことには執着がなく、物欲もなくて。今回の舞台が終わったら、ちょっと高いものでもご褒美に買ってみようかな。ひとり時間は好きですが、仕事では人とのつながりを大事にしたいです。と言いながら、現場では共演者の方々との距離の縮め方がわからず、もじもじしていたりするんですけどね(笑)」

RYO’S FAVORITES

家でのひとり時間

スマホゲームをし、漫画を読み、バラエティ番組を見て、ちょっとお酒を飲む。そしてぼーっとする。最高の休日です!

異世界転生漫画

芝居以上に没頭できるかも(笑)。テッパンは『転生したらスライムだった件』と『Re:ゼロから始める異世界生活』。

30Lのゴミ箱

大きなゴミ箱をもっていなかったので、
ネットで購入。蓋つきでにおいも気にならず、気に入ってます。

健康がいちばん美しい

男性も女性も、健康であることが美しいと思う。僕にとっては、健康=色気です。

 

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「基本的には楽して生きたい。でも、芝居だけは挑戦を続けたい」

「最初は自分をネガティブに追い込む。後は夢中で上がっていくだけ」

「自分がどこまでやれるのか不安。でも、今を乗り越えた先の新しい自分に出会いたい」

 

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よしざわ・りょう/1994年東京都生まれ。’09年にデビュー。映画『銀魂』シリーズ、『リバーズ・エッジ』、連続テレビ小説『なつぞら』など話題作に多数出演。映画『キングダム』で第43回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞。映画『さくら』が11月13日、主演映画『AWAKE』が12月25日に公開予定。’21年の大河ドラマ『青天を衝け』(NHK)に渋沢栄一役で主演。

 

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ミュージカル 『プロデューサーズ』
マックスは、ブロードウェイの落ち目のプロデューサー。ある日、気弱な会計士のレオが、舞台は失敗した方が利益を生むことに気づく。ふたりは、わざと舞台をコケさせて儲けようとするが…。演出:福田雄一 出演:井上芳雄、吉沢亮/大野 拓朗(Wキャスト)ほか 11月9日〜12月6日 東急シアターオーブ S席¥13,500(税込)ほか

 

『美的』2020年12月号掲載
撮影/杉江拓哉(TRON) ヘア&メイク/小林正憲(SHIMA) スタイリスト/九(Yolken) レイアウト/宮崎絵美子 構成/松田亜子

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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