バービーさん「思いを言語化し、共感し合うことも心の痛みを和らげてくれる」|内面や容姿へのコンプレックス解消法とは?
「お前が悪い」「ブサイクだなあ」…ふとしたときに言われた一言が、ずっと心につっかえていること、ありますよね?そんな「心のトゲ」を抜く方法をバービーさんが教えてくれました。
「トゲの理由がわかると、冷静になれました」
25歳のある晩、下半身を露出した男に追いかけられました。怖くて泣いて帰ると、当時同棲していた彼氏が、「ぼーっと歩いていたお前が悪い」。その一言が許せず、別れた後も思い出しては怒っていました。「お前は悪くない」と理解してほしかった一方で、当時、「私が悪かったのかも」と思ったのも事実で。そんなもやもやの原因がわかると、少しは冷静になれました。
個性的な容姿も強みになる芸人になってから、一般的な美醜の概念にとらわれなくなっていったように思います。むしろ私は、内面的なコンプレックスが強かったのと、人見知りな性格を変えたくて、自己啓発の本を読み漁りました。昨年のラジオ出演時の発言をきっかけに仕事の幅が広がり、悩みを抱えている人たちと本音で対峙する場が増えて、私自身も救われています。思いを言語化し、共感し合うこともトゲの痛みを和らげてくれるんですよね。言いたいことを言えない多くの女性も、心のトゲを抜いて、自由にありのままでいられる社会になるよう応援していきたいです。(バービーさん)
読者が体験した&言われた「心のトゲ」へアドバイス
「ブサイクだなぁ」メイクしても無駄と思う。(28歳/デザイナー)
メイクは信頼感にもつながる
30 代にもなると、自分に合うメイク、お気に入りのメイクをきちんとしている人がキレイという価値観に変わるんですよね。身なりの清潔感は信頼感にもつながるから、メイクは大人のたしなみとしても大事。むしろ、本当にブサイクだと思っているなら、好きなメイクを楽しんで(バービーさん)
初めましての場所だと、地味な見た目のせいで声をかけてもらいにくい。相手の印象にも残らない。(35歳/会社員)
割り箸で表情を変える努力をしました
人見知りな私の憧れは、笑って「おはよう」と言える人でした。口角を上げると心理的にも楽しくなると読み、割り箸をくわえてエクササイズをすると、あいさつでも笑顔になれるようになりました。話し方に少し抑揚をつけてあげると印象も変わる気がします。(バービーさん)
Profile
バービーさん
ばーびー/ 1984年北海道生まれ。お笑いコンビ「フォーリンラブ」として活動。テレビ、ラジオ、雑誌に多数出演し、昨年末開設したYouTube「バービーちゃんねる」が好評配信中。
美的5月号掲載
イラスト/ naohiga 構成/松田亜子
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。