俳優・瀬戸朝香さん「自宅ケアに命がけ」。映画『青春ゲシュタルト崩壊』に出演｜美的GRAND

子育てが落ち着いたことをきっかけに、俳優・瀬戸朝香さんが芸能活動を本格的に再開！　公開中の映画「青春ゲシュタルト崩壊」にも出演しています。復帰後は俳優業のほか、バラエティ番組など新ジャンルにも積極的に挑戦。そんな活躍を目にする度、スルーできないのが“あの頃と遜色しない美しさ”。どんなスキンケア、ヘアケア、ボディケアをすれば忙しくても年齢を重ねても、ヘルシーな美しさをキープできるのか？　瀬戸さんご本人に伺いました。

自分磨きは「自宅でコツコツ」がキーワード

―瀬戸さんご自身は「年齢」や「老い」を感じていますか？

もちろん感じています。シミもくすみもたるみも気になるし、なかったところにお肉はつくし…。かといって、ハードなことはあまりしていません。どちらかというと、自宅でできるスキンケア、ヘアケア、ボディケアに“命がけ”で取り組んでいます（笑）。続けられるのは、多くの人に「見ていただける」という良い緊張感があるからこそ。 特に美容はやればやる程、結果がついてくるもの。適当に行うより、楽しみながら時間を費やすことで人生までも充実させられる と思うんですよね。

―普段はどんなスキンケアをしていますか？

いろいろ試したいタイプなので決まったアイテムはありませんが、私の肌は乾燥しやすいほう。 お金というより時間をかけて、きちんと保湿することに本当に命をかけています（笑）。 摩擦を与えないことも大切。タオルで肌を拭うとき、スキンケアを塗るときは、手のひらの力を抜いて優しく押し込むようになじませています。

美容も仕事も好き。けれども最優先は「子供との時間」。

―具体的なスキンケアステップを教えてくだい

基本的には オイルから塗り始め、シートマスク、化粧水、美容液、クリームの順に重ねています。 先日、仕事で韓国に行ったときにシートマスクを大量購入しました！　小学6年生の娘はクリスマスプレゼントにシートマスクをお願いするくらい、美容が大好き。一緒に楽しく使うこともあります。子供の美容は賛否両論あるかと思いますが、日々の生活の中でテンションが上がったり楽しみをもつことは子供の成長にとって、すごく良いことだと私は考えています。

―肌の透明感もピカイチ！　どんな美白＆UVケアをされていますか？

仕事をセーブしていたのは、子育てをきちんとしたかったから。その間は「日焼けをしても別にいいや」と思っていましたが、育児が落ち着いて仕事復帰が決まってからは「このままではまずいぞ…」と（笑）。 季節を問わず毎日、美白美容液や日焼け止めをきちんと塗り、飲む日焼け止めやビタミンC系のサプリメントもとるようにしています。 始めてから、鏡を楽しみに見る回数も増えました。とはいえ、今年の夏も子供たちと一緒にたくさん遊ぶ予定！　どんな美白＆UVケアをしようか、いろいろ対策を練っているところです。

―瀬戸さんといえば、美しいロングヘアもトレードマーク。いまだ健在ですが、どんなお手入れをしていますか？

髪は、肌よりも命がけでお手入れしているかも（笑）。今は部分的にブリーチをしてヘアスタイルの動きや立体感を強調していて、ブリーチ部分の褪色を防ぐためにカラーシャンプーを使っています。 自宅にはピンクやパープル、シルバーといった、たくさん種類のカラーシャンプーがある んですよ。その日の気分に合わせて使い分けるのが、楽しいんです！　最後にブリーチをしたのは1か月半程前。昨日ヘアサロンに行ったら「キレイに保っていますね」と褒められて、うれしかったです。

シャンプー後は、コンディショナー、ヘアパックの順に使います。それぞれ時間をちゃんと置いてからすすぐようにもしています。タオルドライ後も、 クリームタイプ→ヘアオイル→クリームタイプの順に、洗い流さないトリートメントを重ね使い。 私の髪は細くて絡みやすいのですが、丁寧にトリートメントをすることでその悩みも軽減されました。先ほど、ヘア＆メイクさんに良いドライヤーを教えてもらいました。お値段はしますが毎日使うものだし、自宅でキレイになれると考えると、購入に心が揺れ動いています。髪にはこれから、ホルモンバランスの乱れなどによってさまざまな変化が表れると思いますが、その都度できる限りの対応をして、良い年齢の重ね方をできればと。

「１日3食」に、あえてこだわらない

ジャケット￥182,600・ブラウス￥137,500・パンツ￥61,600（マックスマーラジャパン＜マリナリナルディ＞）　ピアス¥20,900（Jouete）　リング¥363,000（ベルシオラ）

―そして、スタイリストさんも驚く程スタイル抜群ですが、特別なトレーニングはされていますか？

トレーニングも、今は自宅がメイン。 気になる部分を鍛えられるトレーニングやエクササイズ動画をYouTubeで検索して、1日最低5分間は行う ようにしています。ストレッチポールやチューブといった健康グッズも自宅に一通りそろっているので、気が向いた時に使っていますよ。以前はママ友と一緒にボクササイズに通っていましたが、パンデミックで閉鎖されてしまい…。ママ友とも「ちゃんとやらなきゃダメだね」と話していて、トレーニングは始めるきっかけを模索しているところです。

あと、仕事復帰にあたって変えて良かったのは、食事の方法。私、もともと早食いなんですよ（笑）。なのでまずは、 ゆっくり食べて腹八分目で食事をストップするように心がけました。 きちんと噛んで食べることですぐに満腹感が得られるので、キツくはなかったです。食事の回数も１日3回とは決めず、お腹が空いたら食べるスタンスに。その方法が万人に合うとは限りませんが、私の体には合っている気が。あとは、野菜やフルーツを忘れずにとるようにしています。アサイーやシリアルを入れたヨーグルトは、私の毎日の朝食です。

―取材中も、瀬戸さんからは「楽しい！」という言葉がたくさん。美容に限らず普段から、楽しむことを心がけていらっしゃいますか？

そうですね。「楽しく過ごす」は私の人生のテーマですね。1日の中でも笑っている時間が長いほうが絶対に幸せ。なので、何事にも楽しめるように、笑えるように心がけています。もちろん、人生には辛いことや苦しいこともあります。私自身も凹むことは結構あります。けれども、 どんなことにも楽しみやプラスに変えられるポイントは絶対にあり、変換できるのは自分次第。 悩むことも落ち込むことも悪いことではない。それが糧になっていつか、“あのときは大変だったけれど今は楽しい”と思える日が必ず来ると感じています。

映画「青春ゲシュタルト崩壊」に保健室の先生役で出演！

―たくさんの話題作に出演してきた瀬戸さんですが、この作品はどんなところが魅力的ですか？

タイトルだけぱっと見ると“学園もののラブストーリーかな？”と思われがちですが、恋愛についてはほぼ描かれていないんです。「青年期失顔症」という症状を扱っていて、表現したいのは等身大の学生が抱く繊細な心情。監督もダブル主演の二人もその部分には強くこだわっていて、ちょっとした所作や目線の配り方に至るまで、ひとつひとつ確認しながら丁寧に作り上げていく姿に感銘を覚えました。私たちの学生時代にはなかった友人関係のストレスを肌で感じられたり、親が子供につい言ってしまうひとことを俯瞰できたり、幅広い世代の方々に収穫がある作品だと思います。青年期失顔症は実在する症状ではありませんが、社会人にも同じような悩みを抱えている人が多いのでは？　私も子供と一緒に映画館で見る予定です。

profile
瀬戸朝香（せと・あさか）
1976年12月生まれ。10代で俳優デビューし、ドラマ「君といた夏」（CX・1994年）で大ブレイク。その後も数々のドラマ・映画・舞台などで活躍する。プライベートでは15歳の長男と11歳の長女のママ。

現代の学生ならではの悩みに共感の声が続出

『青春ゲシュタルト崩壊』あらすじ
ある日突然、【青年期失顔症】を発症してしまい、周囲に知られてしまうことを恐れた朝葉（渡邉美穂）は誰にも言えず1人で悩んでいた。そんな、朝葉の異変に気が付いたのは、唯一、同級生の聖（佐藤新＜IMP.＞）だった。聖は朝葉に「今までと変えなくていいの？」と問いかける。彼に振り回されながらも、朝葉は本当にやりたいこと、好きなことは何か、自分自身を見つめ直しはじめ、次第に聖の存在が朝葉の中で大きくなっていく。同じく聖も朝葉と一緒にいるうちに、ずっと抱えていた“あること”に向き合うように…。