挑戦してみたいけれど、周囲の目が気になるなら…漫画『ダンス・ダンス・ダンスール』とナガエプリュスのコリネットでコリをほぐす! 連載・薬剤師 津田マリエの“効く”漫画&コスメの処方箋
美的世代の女子は、恋に仕事にプライベートに、悩みやストレスと常に隣り合わせ。そんな沈んだ心をものの20〜30分で、スッと軽くくれる漫画をご紹介。この連載は、年間300本以上の作品を読む、薬剤師の津田マリエさんが、悩みや症状に合わせて“心が元気になる漫画とコスメ”を毎回処方。読んで、試して、心も見た目も引き上げちゃいましょう!
自分の気持ちを貫こう! と背中を押してくれる漫画
「中2でバレエを始めプロを目指す…。これ、やっている人からするとあり得ない話ですよね。ピアノもそうですが、芸術事は早ければ早いほど開花しやすいもの。そんな環境に加え、親がバレエ関係者じゃないのに、男性がバレエを習うのは日本ではまだまだ少人数。主人公が周りの目を気にするのは必然です。でも、それよりも『やってみたい!』という気持ちが大きく、その思いが止められないなら本物。やってみたいことがあるけれど、本気で悩んでいるなら、ぜひ読んで欲しい漫画です。背中を押してもらえたら、その気持ちはきっと本物なはず」
処方箋No.10
・こんな症状におすすめ
やってみたいこと・好きなことがあるけれど、周囲の目が気になる。
・処方マンガ
「ダンス・ダンス・ダンスール」ジョージ朝倉(小学館)
・薬効
とりあえずやってみよう!と背中を押してもらえる。好きなことを貫こう!と思える。
・副作用
読み出したら止まらないので、徹夜必須!
・何巻まで処方
主人公が舞台に上がる姿は圧巻で、3巻までは必ず読んで欲しいです! 3巻まで読むと止まらず、最新刊まで一気読みしてしまうこと間違いなし。
・あらすじ
主人公の潤平は、幼い頃に姉のバレエの発表会で、男性ダンサーの演技に衝撃を受ける。すっかり魅了され、バレエを習おうとしていた矢先、父親が亡くなってしまう…。父の死により「男らしくいなければいけない」という思いから、一度やりたいと思ったバレエへの気持ちを封印。代わりに男らしい格闘技を習うも、バレエほどの高揚感を得られずにいた。そんな中、気になる転校生・都の誘いにより、都の母親が経営するバレエ教室で、バレエを始めることに。バレエを始めるには遅すぎる中2からの挑戦が、いざ開幕!
心にささる!元気になるPOINT
(C)ジョージ朝倉/小学館
「かっこ良さ」っていうのは、自分を貫けることだ
「父の死後、”男だからこれからは自分が家族を守らないと”いう気持ちから、バレエではなく格闘技を習う潤平。男らしくないこと=カッコワルイこと。と思い込んでいたため、都に誘われてもなかなかバレエに打ち込む決心ができませんでした。そんなある日、都の従兄弟で圧倒的なバレエスキルを持つ流鶯(るおう)に出会います。人見知りで無口な性格の流鶯は学校でいじめあい、終いには全生徒の前でセーラー服を着せられて体育館の壇上に乗せられてしまいます。それでも堂々とバレエを踊り、周りをあっと言わせる流鶯の姿に潤平は思わず泣。『男らしいっていうのは、かっこいいっていうのは、自分を貫けることだ』とバレエに向き合う決心をします。男だから男らしく女だから女らしく、いまはそんな時代ではなくなってきたけれど人に堂々とそれを言うのは躊躇われる。そんなとき自分の好きなことを貫けることはかっこいいことなんだ!と勇気をもらえるシーンです」
はやくそっちに行きたい!そこ俺の居場所
(C)ジョージ朝倉/小学館
「潤平は王子役として初めて舞台に立つことに。バレエを始めたばかりで基礎が出来ていないけれど、格闘技のおかげで体幹とバネがあり身体能力が高い潤平。そして何故か見る人を惹きつけてしまう潤平のバレエ。吹っ切れてバレエにどハマりしていく潤平の姿が読んでいて本当に楽しい! 舞台が自分の居場所! はやく舞台に戻って踊りたい!という気持ちがひしひしと伝わってきます。演じるキャラクターに成り切って踊るシーンは別人のようで読んでいてワクワクが止まりません!」
決断の決め手は何なのか?
(C)ジョージ朝倉/小学館
「『ダンスール・ノーブル』:王子を踊る資格のあるダンサーをそう呼ぶ。バレエ大国・ロシア最高峰のカンパニーで『王子(ノーブル)』を踊った日本人はまだいないと聞いた潤平は、自分が日本人初のダンスール・ノーブルになると決意する。毎日毎日寝食も忘れるくらいバレエの練習をする潤平。自分がバレエを出来るのが嬉しくてひたすら努力する。好きだからといって簡単ではないですよね。そして潤平は決めたから貫ぬく!というタイプではなく割とティーンにありがちな優柔不断なところもあります。そんな葛藤もまた人間臭くて潤平の魅力だと思います。でも私が潤平の一番好きなところは決断の決め手。いつも自分がどうしたいか、何をしたいか悩みますよね。潤平の決断の決め手は、ただバレエが上手くなりたい。その気持ちだけ。そんな潤平の真っ直ぐなところが眩しい!それと同時に、バレエ経験のある周りと自分を比べて葛藤する等身大の男の子の姿はより眩しい!! やってみたいことや好きなことがあるけど一歩踏み出せない方。とりあえずチャレンジしてみるのもアリですよ!」
美しいボディケアツールで、ボディのコリをほぐして!
「漫画で出てくるダンスシーン同様、美しい曲線美のマッサージツール。長時間読んでしまう漫画なので、読書の間に体をほぐすのをお勧めします」
フレッシュな香りでポジティブな気分を引き寄せ!
ナガエプリュス コリネット リンプ ¥5,000
金属加工で名高い生産地、富山県高岡の高度な鋳造技術と熟練職人の手磨きの技術による、ボディマッサージの専門家の監修を元に編み出されたマッサージツール。有機的な様々なカーブが全身にフィットし、力をかけずとも心地よくケアできる。
【プロフィール】
漫画を処方してくれたのはこの方!
◆津田マリエさん
ドクター津田コスメラボCEO。皮膚科医の母を持ち、幼い頃から美容に馴れ親しむ。また、薬剤師の免許を持ち、インナービューティにも精通。インスタグラム(@marie_tsuda1079)でも、日々美容情報を発信中。
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。