78kgからマイナス24kgのダイエットに成功したトータルダイエットカウンセラー。9年間アメリカでパーソナルトレーナーとして活動した後帰国。帰国後様々なメディアで活動しているだけでなく、2018年には自身のオリジナルブランドギルトフリースイーツh+dietをオープンし、主にECサイトで商品販売を展開している。
文/木土さや
日常生活で生まれる美容の疑問を専門家に答えてもらうこのコーナー。今回は、“ダイエット”について。脂肪は温かくて柔らかい箇所から落ちていくって…ウソ? ホント? トータルダイエットカウンセラーの大西ひとみさんにお答えいただきます。
「ダイエットをすると、バストから落ちていってしまう」、「お腹周りはサイズダウンしやすい気がするけれど、他のパーツが落ちていかない……」など、部分痩せに悩んでいる人も多いのでは?
脂肪は温かくて柔らかい箇所から落ちていくというのは、本当なのでしょうか。
さっそく、この疑問を大西さんにぶつけてみました! 果たして答えは……?
「いろいろな切り口での見方がありますが、その中のひとつとして、通常筋肉は動いているため摩擦で温かくなりますが、体のある部位が冷たいというのは、筋肉が動いていないということ。これは筋膜と筋肉が癒着している可能性が高く、動きが悪くなったことで、その冷えている部位には余計に脂肪が蓄積しやすいと考えられます。
反対に、筋肉が動いて温まっている箇所は、脂肪がつきにくくなります」(大西さん・以下「」内同)
「筋膜とは、筋肉をウエットスーツのように包み込み、姿勢を保ったり、摩擦を防ぐ役割を持つもの。ところが、長時間の同じ姿勢や体に負担がかかることで、筋肉に癒着したり、よじれが生じることがあります。この癒着やよじれを解消させることを“筋膜リリース”と呼びます。
筋肉が動きやすくなり、脂肪蓄積が軽減される可能性も期待できますよ」
「お尻のくぼみ部分にテニスボールを置き、ボールを踏みつけるようにして横向きになります。片足は真っ直ぐに伸ばし、もう片足と両手で、体を痛気持ちいい程度に前後に動かしていきます」
「筋肉をつくるための食事を摂っていない人は、どうしてもぷよぷよとしたボディラインになりがち。筋肉がないと基礎代謝も落ちてしまうため、脂肪が燃焼しにくく、太りやすい体になってしまいます。
基礎代謝を上げるためには、筋トレで筋肉量を増やすことが最重要。さらに、筋肉を増やす材料となる、魚や納豆、豆腐、卵など質の良いたんぱく質を含んだ食事を心がけることも忘れないで。
こまめにストレッチをして体に負担をかけた運動をし、温かいものを摂る、湯船に浸かるなど、体を温める習慣もつけていくとよいですね」
「筋肉づくりのために、プロテインを飲んでいる人もいますが、運動しない人やハードな筋トレをしない人がプロテインを摂取すると、余計に太りやすくなってしまいます。
プロテインパウダーも種類が色々とありますが、ベーシックなプロテインパウダーは、血糖値を上げることが分かってきており、摂取することでより太ってしまうといわれているほど。一時期は一般の人にもプロテインドリンクなどがブームになりましたが、現在はアスリートレベルの運動をしていない人は、普段の食事からたんぱく質を摂取すれば十分だと考えられるようになってきました。無駄にカロリーを摂取することにも繋がりますし、あまりおすすめはしません」
78kgからマイナス24kgのダイエットに成功したトータルダイエットカウンセラー。9年間アメリカでパーソナルトレーナーとして活動した後帰国。帰国後様々なメディアで活動しているだけでなく、2018年には自身のオリジナルブランドギルトフリースイーツh+dietをオープンし、主にECサイトで商品販売を展開している。
文/木土さや
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