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2018.9.23

それってウソ?ホント?“タバコを吸うと貧乳になる”のウワサを乳腺科医に直撃!

日常に潜む美容の疑問を専門家に答えてもらうこのコーナー。今回は、“バストアップとタバコ”について。タバコを吸うと、バストが大きくならないって……ウソ? ホント? ピンクリボンブレストケアクリニック表参道院長・島田 菜穂子さんにお答えいただきます。

Q:タバコを吸うと、バストが大きくならないって本当?

健康被害が言われ、禁煙ムードが高まっているタバコですが、タバコとバストの間にも、恐怖のウワサが囁かれています。タバコを吸うと、バストが大きくならないとは本当なのでしょうか?

さっそく、この疑問を島田先生にぶつけてみました! 先生の答えは……?

A:それは本当です

「タバコを吸うことによって、タバコに含まれるニコチンが血管を収縮させます。成長期に血流が滞ると、成長が妨げられます。なので、未成年からタバコをプカプカ吸っていたという方は……確かに成長しません。

また、タバコだけでなく、夜に睡眠をしっかり取らないというのも、バストを育てる女性ホルモン・成長の分泌に影響を与え、育ちにくい状態になってしまいます」(島田先生・以下「」内同)

悪影響大…!タバコで乳がんの発生率が高まる

「バストがすっかり成長しきったあとなら、タバコを吸っていいのかと言ったら、それもよくありません。喫煙をするとがんのリスクだけでなく、乳がんのリスクも上がります。タバコは肺がんの要因といわれていますが、それと同じくらい、タバコと乳がんも関連性があるのです。

さらにタバコが怖いのは、副流煙よっても害が起こることです。自分が吸わなくても、周りやパートナーが喫煙することでも、乳がんのリスクが上がることがわかってきています」

タバコは、成長期に吸っても成長後に吸っても、バストに悪影響を及ぼすのですね。タバコは老化も早めますので美しいバストを保つためにも悪影響。自分だけでなく周囲の健康的なバストのためにも、タバコはぜひとも控えたいところです。

島田先生
乳腺科・乳腺放射線診断科
島田 菜穂子 院長
認定NPO法人 乳房健康研究会 副理事長
筑波大学医学専門学群卒業後、筑波記念病院およびつくばメディカルセンター放射線科にて従事。東京逓信病院、米国ワシントン大学メディカルセンターブレストヘルスセンター留学、都内クリニックを経て、2008年ピンクリボンブレストケアクリニック表参道開設。患者ひとりひとりの心に優しく寄り添いながら、乳がんに関する正しい情報の発信と、死亡率低下に貢献するためのピンクリボン活動を展開している。
ピンクリボンブレストケアクリニック表参道

文/木土さや

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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