大学卒業後、女性誌やウェブサイトを中心に、美容、旅行関連の取材・執筆を行うほか、美容皮膚科医や美容師などの専門家や、メディアに向けたレターの製作、TV・ラジオ出演、講演など多方面で活動中。現在は、“旅=楽しむだけでなく、美を磨くためのエッセンス”と捉え、国内外を問わず、旅先で美容スポットを体当たりで巡る取材を多く行う。“人生を彩るために、美容する”がモットー。
■ブログ:http://yukiishihara.com/
■Instagram:@yukiishihara1112
実に48年ぶりの寒さと言われている、今年の冬。常夏の国にエスケープしたい! ということで、日本からも行きやすく活気あふれるマレーシアの首都・クアラルンプールへ。
初めて訪れる都市のディスティネーションでは、中心部にあるホテルに宿泊するに限ります。今回の旅では、大掛かりなリノベーションが行われて話題となっている「Mandarin Oriental Kuala Lumpur(マンダリン オリエンタル クアラルンプール)」に宿泊して、ホテルステイを堪能しました。
ロビーや客室には、スズが加工された調度品が飾られています。なぜかと言うと、実はマレーシアは、世界有数のスズの産出国なのだそう。スズを主成分とした合金を加工した“ピューター製品”が特産品で、ホテル内のインテリアとしても、至るところに見られます。
エレベーターの手すりまで、豪華にデザインが施されたスズが!
このホテル、美的読者の皆様におすすめしたいのが、3Fにある、フィットネス&ウェルネスエリアの充実ぶり!
まずは、外のプールエリアへ。トロピカルガーデンに囲まれたインフィニティープールからは、花と緑にあふれたKLCCパークと街のスカイラインの眺望が楽しめます。
プールサイドにある「Aqua Restaurant&Bar(アクア レストラン&バー)」では、カクテルやモクテルをはじめ、世界中の小皿料理や窯焼きピザやスパイシーチキンなど、ご自慢のメニューがたくさん。
そんな中、ぜひ食べておきたいのが、マレーシア風のラクサ。東南アジアのご当地フード・ラクサは、地域によって味や麺に様々な違いがあります。
ここ、首都・クアラルンプールのラクサは、ココナッツミルクの効いた濃厚なカレースープで、麺は中太の米麺が定番。じわじわと辛さが襲ってきますが、油揚げ、魚のすり身、鶏肉などと絡めて食べると、なんだかスパイスがクセになるような。
緑豊かなKLCCパークを一望できる「フィットネス&ウェルネス センター」では、サウナ、スチーム ルーム、ジェットバスなどのリラクゼーションはもちろん、パーソナルトレーニング、ヨガ、ズンバ、インドアゴルフまで、宿泊ゲストのために、あらゆるレッスンが用意されています。
ランチ後にひと汗かくのも良さそうですよね。
テニスコートを所有しているラグジュアリーホテルは、そんなに珍しくはないでしょう。しかし、ここはテニスコートがあるだけでなく、テニス教育施設のグローバルリーダーとして知られる、ピーター・バーワッシュ・インターナショナル社(PBI)とパートナシップを締結。経験豊富なコーチによるプライベートレッスンを受けられるという本格派でびっくり!
学生時代、運動部に所属したことのない私。おそるおそるレッスンに参加すると、思いのほか楽しくできてひと安心。この日のコーチのチップ・シェイドさんが「グッド」「エクセレント!」と、ボールを打ち返すために褒めてくれたお陰ですが(笑)。全くの初心者でも、きっとテニスが好きになれますよ。
さて、この滞在の大きな楽しみが、「The Spa(ザ スパ)」でのボディトリートメントです。
今回受けたのは、「トロピカル レインフォレスト」という140分にも渡る全身のトリートメントで、マレーシアのハーブや医療法を取り入れたコース。
問診票を記入した後、毛穴の汚れを取り除くボディスクラブと、栄養を与えるボディラップを選びます。私はマレーシアの特産素材がたくさん用いられている「ボルネオコーヒースクラブ」と、様々なハーブやスパイスがブレンドされた「ボルネオスパイストラディショナル」をチョイス。
まずは、フットバスからスタート。足元からコーヒーの香りに包まれます。
そして、ベッドにうつぶせになり、下からアロマオイルの香りを嗅ぎながら、脚から全身へとコーヒースクラブが塗られていきます。深く香ばしいコーヒーの香りとともに、早くも癒しレベルは急上昇。スクラブをかけ終わると一度シャワーで流し、またベッドへ。スクラブだけでも、全身がしっとりとした感触に。
次は、ボディラップ。ハーブを混ぜたペーストをなじませていき、全身が包まれた状態で10~15分浸透させます。
この間に、ヘッドマッサージも。南国とはいえ、冷え性になりやすい女性は、私の選んだジンジャーのオイルが身体を温められて良いかも。
こわばった頭皮もほぐれたところで全身のラップを外し、もう一度シャワーで流します。
そして、マレーシアのハーブやスパイスが配合されたオイルで、全身をマッサージ。仕事柄、つねにこわばっている肩や背中、腕まわりをほぐしていただくと、すでに夢見心地に。程よい圧で、時おりストレッチも加えながら全身を緩めていただきます。
久しぶりに2時間を超える長時間のトリートメントを受けましたが、施術後の倦怠感も少なかったのが印象的! これは、マレーシアに昔から伝わる美容素材・コーヒーやスパイスの効果でしょうか。
次回は、ホテルやクアラルンプール市内のさらなる魅力を深掘りしていきます。
<取材協力>
※Mandarin Oriental Kuala Lumpur(マンダリン オリエンタル クアラルンプール)>>http://www.mandarinoriental.co.jp/kualalumpur/
大学卒業後、女性誌やウェブサイトを中心に、美容、旅行関連の取材・執筆を行うほか、美容皮膚科医や美容師などの専門家や、メディアに向けたレターの製作、TV・ラジオ出演、講演など多方面で活動中。現在は、“旅=楽しむだけでなく、美を磨くためのエッセンス”と捉え、国内外を問わず、旅先で美容スポットを体当たりで巡る取材を多く行う。“人生を彩るために、美容する”がモットー。
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