土屋太鳳さん「自分のできることを余すことなく出し切るのみ！」｜『美的』6月号スペシャルインタビュー

4回目となる表紙登場で、成長した姿と進化する美しさを見せてくれた土屋太鳳さん。新たな舞台と大好きな夏を目の前に控え、仕事や美容に対するモチベーションがいつも以上に上がっているそう。彼女を取り巻く“今”を『美的』に語っていただきました。

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土屋太鳳｜まっすぐ前を向く夏

30歳はリスタート。いただいたものを周りに還元していくことが目標

ストライプドレス￥71,500、中に着たスカーフドレス￥99,000（ケイスケヨシダカンパニー・リミテッド〈ケイスケヨシダ〉）　シルバーチョーカー￥68,200、チェーンネックレス￥242,000、ブレスレット￥275,000、左手のリング￥242,000、右手の2連リング・ダイヤ（10KWG）￥176,000、プレーン（10KWG）￥97,900、ゴールドのリングチャーム￥10,450（ハルミショールーム〈オー〉）　靴／スタイリスト私物

「おはようございます」の登場から、「またお会いできますように」と再会を約束する最後のあいさつまで、土屋さんから伝染するように、終始和やかな笑顔と柔らかい笑い声で包まれていたこの撮影。

「『美的』さんは、私を丸ごと受け入れてくれる温かい場所。安心すると同時に背筋が伸びるし、撮影や取材中は、新たな気づきをもらえたり、これで良かったんだとこっそり答え合わせができたり。ビューティというフィールドだからこその学びにも刺激を受けています。そして普段とは違う場所にホームのような存在があることのありがたみは、撮影の回を重ねるごとに増しています」

前回の撮影からの間を埋めるように、美容からプライベートのことまでオープンマインドで話してくれる土屋さん。2月で迎えた30歳という節目も、その眼差しや言動に深みを増す要因になっているよう。「でも30歳の誕生日は直前まですっかり忘れていて、心の準備も何もなく急に30歳になった感覚です」とはにかみながら笑う。改めて30代の目標を尋ねると、また土屋さんらしい答えが。

「ここ1年で環境や状況が変わりすぎて、一時は終わってしまうかも…と思ったキャリア。でも今もこうしてお仕事を続けられていることは、当たり前ではなく奇跡のようなこと。それをかみ締めて、生まれ変わった気持ちでまた一から頑張りたいです」

まず目の前には大きな舞台が控え、これから稽古の日々が始まるそう。「吉田鋼太郎さん演出のもとで藤原竜也さんと創るマクベスの世界は間違いなく濃厚。私は自分のできることを余すことなく出し切るのみです！」

まっすぐすぎる程まっすぐに。前を向く姿は、夏の日差しのごとく美しく眩しい。

Profile
つちや・たお／1995年2月3日生まれ。ドラマや映画、舞台など幅広いジャンルで活躍する。5月から彩の国さいたま芸術劇場にて舞台「マクベス」に出演。宮城、愛知、広島、福岡、大阪へのツアーも決定している。