千賀健永さん(Kis-My-Ft2)が『美的』読者のお悩みにベストアンサー|美容や日々のもやもや、人生の不安…教えて千ちゃん!
アーティストとしての活躍に留まらず、その高い美意識や豊かな感受性で独自の存在感を放つキスマイ(Kis-My-Ft2)千賀健永さんが『美的』初登場! 美容のお悩み、日々のモヤモヤ、人生にまつわる不安まで…。ちょっぴり辛口&愛情たっぷりな“千ちゃん流”でじっくり答えてくれました。
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\僕の場合、少し女性っぽい口調の方が質問に答えやすいんです(笑)/
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Q.30代後半に差しかかり、20代の頃のような美容へのモチベーションが保てません
A.「20代はわかりやすく自分に伸び代を感じられるけれど30代になると女性としての美しさが降下していくと勝手に決めつけてキレイになることを諦めてしまっているのでは?
確かに年齢という物差しはひとつの判断材料になりうるもの。ただ時代は変化して、今は実年齢よりも見た目年齢で評価される時代。キレイを更新するために努力できる方法はいろいろあります。
10年後の自分が今よりもキレイであったら? そのとき、あなたの努力は報われる。そう考えたら、日々の努力は大事だと思わない?」
Q.周りの人に気を遣いすぎて知らないうちにストレスをためて体調をくずしてしまうタイプです。千賀さんは日常でストレスを感じたときどうしていますか?
A.「あの人は今こう思ってるかな? この人はこう考えているかな?ってそんな他人のことであなたの頭の中は埋め尽くされてると思うけれど、無駄。
周りはそうしてほしいと思っているかもわからないし、その時点で無駄に脳を使って、勝手にストレスをためていると自覚して。
人に気を遣いすぎてしまうのは、不安や恐怖から自分を守ろうとしているの。まずはそんな自分に向き合って、“気を遣わない”ことを意識してやってみて。
他人に捧げる時間を少しずつ減らして、本を読んで知識を増やすとか、音楽を聴いてリラックスするのでもいい。自分のための時間に当てましょう」
Q.写真に撮られた自分の姿が受け入れられません。この気持ちとどう向き合えばいいでしょうか
A.「受け入れなさい。それが今のあなた。
少し顔を小さく加工してみなさい。それがダイエットをして少し努力したときのあなた。
あなたには理想の自分の顔がわりと明確に頭の中にあるんだろうから、幸せになるためには、今の顔をちゃんと認識して、少しずつ理想の顔に近づけるように努力しなさい。
印象を変えたいなら、まずダイエット。後はカラコン。それでも足りなかったら美容医療も選択肢に。
自分が気持ち良く人生を歩めるようになるためなら、美容医療も全然ありだと思います」
Q.10年後、20年後を考えると不安になるときがあります。先の見えない不安を解消するために心掛けていることがあれば教えてください
A.「見えない未来に確信がもてる人なんてこの世に存在しない。だから想像したら不安になるに決まってるの。人は頭に浮かべたイメージどおりの動きがいちばん得意になるんです。
不安に駆られている状態って、自分をマイナス方向に導くイメトレをしているようなもの。そんな風に脳を使っていたら、今この瞬間の大事な選択だって見誤ってしまうかもしれない。それってすごくもったいないことだと思わない?
素敵な未来を生むのは日々の積み重ねなんだから、“今”をとびっきり素敵な人生にし続けなさい」
Q.仕事が忙しくなると美容が最低限の作業になってしまい楽しめません。忙しくてもこれだけはやっている習慣や、モチベーションを上げるために気をつけていることなどありますか?
A.「忙しいから疎かになるというのは、言い訳以外の何物でもありません。
スキンケアはルーティンなので、歯を磨く、お風呂に入るのと同じで努力ではなく毎日するのが当たり前のことです。
その上で美容のモチベーションを上げるにはどうする?
肌をトーンアップしたいとか、ブルべになりたいとか、自分で明確な目標を設定して、1か月本気で試してみて。手応えを実感できた瞬間に、もっと美容が楽しくなるはず。
後は僕のストーリーズをみましょう(笑)」
Q.SNSなど情報があふれていて、考えがすぐにブレてしまいます。情報過多な時代に自分の軸となる考え方を保つにはどうしたらいい?
A.「まず、自分を知りなさい。自分をまだ理解していないから、ちょっといいなと思った考え方や価値観に左右されるのよ。
世の中に良い情報はいっぱいあるけれど、誰かにひけらかすための意見、ではなく本当に自分に必要な良い情報というのは実はそんなに多くないものです」
Q.いつも「私なんて」と自己評価が低いです…
A.「私なんて、って誰が決めたの?
「私なんて」とか「私よりも」とか自分に限定する思考をやめて、1回素直に目の前のことに取り組んでみなさいよ。
どれだけ不安や恐怖に駆られても、無駄なことを考えずに真っ向勝負してみなさい。
そうしたら失敗しようが成功しようが、気づくことがたくさんあるから。
その気づいたことがあなたを変える重要なキッカケになります」
Q.美容や、自らのスタイル(体という意味ではなく)において目標にしていたり、理想としているものはありますか
A.「目標にしているものとかはないです。
人それぞれ、生き方や感性、モチベーションは違うので、誰かを目標にしたからといって自分がそうなれないのは当たり前。
自分のペースで自分自身を理解していく必要があるから」
『美的』2025年1月号掲載
撮影/土山大輔(TRON) ヘア&メイク/丹澤由梨子 スタイリスト/柴田 圭(tsujimanagement) 構成/野村サチコ、渋谷香菜子
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。