「学校にも香水」が常識!? 甘い香りでHighな気分♡|美容ライター&16歳。メルボルン母娘美容Days
長女の高校留学を機に、オーストラリア・メルボルンに移住した美容ライター・夏目 円さん。海外で遭遇する美容のアレコレを綴るビューティログ第10回は、フレグランス。いま、メルボルンのJKの間でバズり中の香りがあるそうです。日本の高校生とはまったく異なる香り事情に迫ります。【美容ライター&16歳。メルボルン母娘美容Days_vol.10】
少女から大人へ。香りの好みにも「個性」が見える!
私のJK時代を振り返ってみると(もはや30年以上前なので記憶が曖昧……)、メイクもしていませんでしたし、眉カットもしていなかったような気がします。スキンケアだってそこそこで、もしかしたら洗顔だけだったかもしれません。
一方、令和のJKは、メイクもネイルもピアスもしていますから。はぁ、この美意識の違い、日々感じております。
さらにもうひとつ、娘は大の、大の、大の香水好きです。私の影響を過分に受けていると思いますが、そうですね、中学生の頃からちょいちょい試していたように思います。当時はキャンメイクなどのプチプラだったのですが、ここ最近は、“ようこそ、大人の世界へ”と言わんばかりに、素敵な香りをぶんぶん振りまいて学校に行っています。
メルボルンの女子高生は、香水をまとって学校へ行くのが常識
そもそも香水。学校につけて行ってOKなのでしょうか? 娘に確認しましたが、「みんなつけてるから、ぜんぜん問題ないよー」と、あっさり。確かに、トラムに乗り合わせた女子高生もいい香りをぷんぷんさせていました(日本の高校では、ちょっと考えられませんよね)。ちなみにメルボルンは性別・年齢問わず香水を楽しんでいる方が多いと感じています。自宅マンションのエレベーターで、頻繁に“強めの残り香”に遭遇しますから、間違いありません。
娘の香水コレクションは10本ぐらいでしょうか。私がプレゼントしたものもありますし、自分で購入したものもあります。香りの系統としては甘めのフローラルがタイプなようです。
娘の好きな香水TOP3
ナルシソ ロドリゲス フォーハー ムスクノアール オードパルファム
クロエ ノマド オードパルファム ナチュレル
Sol de Janeiro Ceirosa 59 Perfume Mist ※日本未発売
右から、ナルシソ ロドリゲス、クロエ、Sol de Janeiro。ティーンは甘い香りが好きみたい。
ナルシソ ロドリゲスとクロエは、私が使っていたものが“娘専用”となりました。注目したいのが、Sol de Janeiro(ソル デ ジャネイロ)。こちら、メルボルンJKの間でブレイクしているようなのです。
香水をつけるとHighになる? それって、どういうこと!?
Sol de Janeiro、はじめましてのブランドだったので、美容ライターの血が騒ぎ、さっそくリサーチ。アメリカ発のブランドで、ビーチをこよなく愛する女のコたちに支持されているようです。ホームページには、“SOL DE JANEIRO brings that blissful peak summer feeling to everyone, anytime, anywhere”と大きくキャッチコピーがありました。“最高の夏をいつでも、どこでも香りで連れてっちゃうよー♡”(すみません、かなり意訳です……)みたいなウキウキのテンションです。そしてもうひとつ気になるのが、そのビーチエリア。西海岸のLAでも、東海岸のマイアミでもありません、なぜか、ブラジルのリオデジャネイロなんです。こちらの背景については記載がなかったので、理由まではわかりませんが、とにかく目指す女のコ像は“ブラジリアンガール”。ちなみに、娘はまったくビーチガールではありません。
娘にSol de Janeiroが人気の理由を聞いてみましたが、「うーん、わかんないけど、つけてるコが多いんだよねー」とかなりあいまいな回答。そこで質問を変えて、好きな理由を聞くと「うーん、甘くていい匂いだからかな。なんかね、この香水をつけてると気分がHighになるの♡」ということでした。念のためですが、このHighは“朝から学校に行くのが楽しみになるぐらい、気分がよくなる”という意味です。
香りは記憶に残るもの。いつの日か高校留学を思い出す?
朝、学校に行く前に香水を必ずつけていく娘ですが、ひとこと。とにかく、つけすぎ……。
首筋、耳の横、手首ならわかりますが、さらに制服にもシュッシュとつけて、合計7プッシュぐらいはしていると思います。「いくら何でも、つけすぎだよ!」と何度か注意しましたが、「大丈夫、大丈夫。そんなに匂いが残らないから」とばっさり。
ベッドのサイドテーブルにある、香水コレクション。その日の気分に合わせて楽しんでいるようです。
ちなみに、Sol de Janeiroのフレグランスは7種類。娘が愛用するCHEIROSA 59 DELICIAは、バニラオーキッド、シュガーバイオレット、シアーサンダルウッドをブレンドした、“ウッディグルマン”な香り。イソップのフレグランス(ここ、メルボルン生まれのブランドです!)をこよなく愛する私には、真逆のポジションです。
そういえば以前、とある有名な調香師にインタビューをしたとき、“香りは脳にダイレクトに伝わるので、記憶として残ります”とおっしゃっていました。私の香水デビューは大学生で、確かにランコムのトレゾァの香りをかぐと、何となくセンチメンタルな気分になったり、ならなかったり……。
娘もいつの日か、Sol de Janeiroの香りで高校留学を思い出すのかもしれませんね。
次回は、娘のメイクがさらにバージョンアップしまして、シェーディングとハイライトにかなりこだわり強めになってきていますから、“高校留学生の骨格メイク”についてご紹介します!
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