青木良文さん連載「美容と人生の幸福なカンケイ」vol.4 透明感を育てる |美的GRAND
青木良文さんの連載「美容と人生の幸福なカンケイ」。美しく生きたい45+に贈る、エイジングケアの裏技をお届けします。
vol.4 透明感を育てる

若い頃は鏡を握って肌を至近距離で見つめては、毛穴が、ニキビが、と小さなトラブルをしきりに気にして対策するのが“美容”でしたよね。でも、グラン世代になると正直、悩みが多ジャンルに渡り増えすぎて、細かいことを気にしていると追いつかない。…けれど、ちょっとしたシミやシワがあっても眩しい程輝いている美しい大人の人っていますよね。
僕も50代に入ったとき考えました。素敵な大人は何が違うのか。もちろん肌のお手入れをきちんとすることは大事だろうけれど、それだけではなくて、全体に流れる気のようなもの、その人のオーラが美しさを決めていると思いませんか?年を重ねていく程、僕はその傾向が強くなっていくと思います。そう、大人たちの美しさには「印象」を磨くことが大切なんです。そのことに気づいた1年前からスタートしたのがこの連載。いわゆる美容法とは違う、風水的なラッキービューティアクションなら、取り入れた習慣で間接的に印象が変わっていく。僕自身がずっと実践してきてその効果を実感しているから、素敵な大人の皆さんにシェアしていきたいと思っているんです。もっと美しくなるために。
さて、今月から始まる12・1・2月の3か月は、「水」の気が巡る月。女性は「水」の気でできているから、乾燥が激しい冬の季節の今こそ、潤い・みずみずしさを積極的に補給すると、女性的な美しさや艶やかさ、そして誰もが欲しい透明感を宿らせることができるそう。ちなみに2月からは暦のうえでも春が到来します。立春の2月4日からは三碧木星が中宮に入る「木」の年に。木が育つためには水が絶対必要だから、この期間に水分をチャージしておくと、印象にフレッシュさが加わって、アンチエイジングにつながるとか。積極的に頑張りたいですね!
みずみずしさを育てる「ラッキービューティアクション」
花のある生活をする
「お花はそのまま自分の印象になってくれるとも。だから、こんなイメージになりたいなと思う花を、玄関やリビングなど家の中の目に入るところに置いてみて。飾るのはできるだけ生花がおすすめ。ドライより生きているものがみずみずしい生命力を運んでくれます」
ランジェリーを見直す
「年末年始は下着を見直すのにふさわしい季節。来年は赤がラッキーカラー。赤ちゃんや血を表す色でもあり、細胞活性化やダイエットにも効果的。始まりを作ってくれる色でもあります。レース・フリルのディテールや、上下セットもおすすめ。年齢を重ねるとどんな下着をつけているかが見た目の印象や繊細さにつながってくるから気を遣ってみるとぐっと印象美人になれそう」
水回りの徹底ケア
「キレイなお水をたっぷり飲んで体の内側から潤わせて清浄な水を巡らせることも大切。家の中も同じことです。毎日使うキッチン、お風呂、洗面所、トイレ…水回りの掃除を徹底的にして、家の中も浄化しましょう。床や窓の水拭きも運気を良くしてくれます」
唇を潤わせる
「マスクが外れてから初めての冬。久しぶりの厳しい乾燥にケアの仕方を忘れて唇がカサついていませんか?水の気をつかさどる今の季節に、保湿リップケアを重点的にしておくとこれから1年の唇がキレイな印象に。肌や髪についても同様なので、潤いケアにいそしんで」
夜の時間を充実させる
「水の気が満ちる夜の時間。このシーズンは暗くなったら楽しく過ごす、がキーワード。おいしいレストランに出かけるなどももちろん良いけれど、家でひとりの時間も充実させるといいとき。ひとりで映画を観たり、夜の美容強化するのも◎」
パールを身につける
「水の気をもつジュエリーといえばパール。最近トレンドが復活しているパールネックレスやピアス、イヤカフなど好きなものを、この時期頻繁に身につけるとさらに水の気を取り入れられるでしょう」
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『美的GRAND』2024冬号掲載
撮影/山口恵史 構成/中尾のぞみ
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。