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2023.10.28

【沖縄在住・美容ジャーナリスト加藤智一の滞在するだけできれいになれる「沖縄美トリート」リスト】 LIST.1 星のや 竹富島

沖縄在住の美容ジャーナリスト・加藤智一さんの新連載がスタート。記念すべき“LIST1”では星のや 竹富島のウエルネスプログラム「島時間養生」をご紹介!

“島の癒し”のすべてがここに。沖縄・「星のや竹富島」

LIST1:星のや 竹富島 ウエルネスプログラム「島時間養生」

星野リゾートの最上位ブランドで、圧倒的な非日常を提供する「星のや」。そのブランド名を冠する、沖縄・竹富島に位置する滞在型リゾートが「星のや竹富島」です。

「星のや」ブランドでは心身を充分に解放させるために2泊以上の滞在を提案していますが、「星のや竹富島」では、竹富島の文化を自然を満喫しつつ、日常生活で鈍くなりがちな“五感”や“感受性”を、本来のよどみのない状態に導くための3泊4日の滞在プログラム「島時間養生」を考案。2023年11月1日からスタートします。

こちらの滞在プログラムの目的は、島の魅力を五感で堪能することで、都会的な生活で失われがちな心と身体のリズムを取り戻すこと。日々、時間に追われていると見失いがちな、自分が欲していること、求めていること、といった“根源的欲求”を再確認することにあります。そのために、横倉クリニック(東京都港区)の横倉恒雄博士が監修した“健幸脳理論”に基づいた“島遊び”を、専属のスタッフとともに体験することで、本来の感覚を呼び覚ましていきます。

島時間に身をゆだねる滞在で、みずみずしい感性を取り戻す

その“島遊び”は、いずれも“五感”を癒してくれるものばかり。たとえば、午前中に行う“島の花とハーブのブーケづくり”は、施設内に数百種類もある、花々やハーブを気の赴くままに摘み取り、ブーケとして整えて、琉球ガラスや、やちむん(沖縄の焼き物)の花器にあしらうアクティビティ。

とはいえ、冬は花が咲かないのでは、と思いがちですが、実は沖縄を代表する花、ハイビスカスが最も咲き誇るのは冬。また、沖縄の三大名花のひとつ、デイゴやサンダンカも集落を鮮やかに彩ります。そんな旬の花が咲く集落を気ままに散策しながら、気に入ったお花を摘んでいくという体験は、都会ではまずできないこと。スタッフから花言葉を聞きながらつくるブーケづくりに、“花の子ルンルン”を思い出すかたも少なくないはず。

また、プログラムの最大の特徴といえるのが、施設到着翌日から毎日、スパトリートメントを受けられること。数種類のメニューから選ぶことができますが、シグニチャーメニューが、沖縄の代表するハーブ、月桃とフーチバー(ヨモギ)が練り込まれたハーブボールで、全身の緊張をほぐしていく「命草玉(ぬちぐさだま)のスパトリートメント」です。

人肌程度に温めた、ふっくらとしたハーブボールの心地よさを感じるとともに、月桃の香りが鼻をくすぐることで、竹富島に滞在していることを深く感じ入ることができる体験……まさに至福のひとときを楽しめます。

もちろん、食体験も充実。敷地内に50種以上も栽培しているハーブガーデンからハーブを摘み、そのハーブと沖縄の塩をブレンドして作る“ハーブ塩”づくりも人気アクティビティのひとつ。

ローズマリーやバジル、バタフライピーなど好みのハーブをすり鉢でつぶしていくと、すぐに芳醇な香りが立ちのぼり、気持ちがリフレッシュ。しかも、仕上げたハーブ塩は、その後の夕食、「海鮮しゃぶしゃぶ御膳」で堪能! 新鮮な車えびやもずく、ミーバイ(白身魚)や島野菜を出汁にくぐらせながら、ハーブ塩とシークヮーサーポン酢で頂きます。シンプルなしゃぶしゃぶだからこそ、“島のごちそう”のうま味が引き立ち、箸が止まりません。‘

そのほか、ドリンクや沖縄特産のお菓子を楽しめる“ゆんたくラウンジ”では、竹富島伝統の足踏み式木製織り機を使い、島の植物で染めた優しい色合いのしおりを織る体験も。糸は藍染めなど数種類から選ぶことができ、世界でひとつ、自分だけのしおりを仕上げられます。

もちろん、これらのアクティビティ以外に、プールやラウンジでゆったりとした時間を過ごすのも島時間養生の喜び。施設内には“見晴台”という施設全体を見下ろせる展望スペースがあるほか、プールは温水仕様(2023年12月より)で、24時間利用することが可能です。

そして、食事のハイライトはダイニングで楽しむ「島テロワール」。沖縄ならではの食材や、島人の暮らしに根付く食文化をフレンチの技法で再現したフルコースです。

アミューズでヤギのタルタルを用いていたり、竹富島の車えびをスープやラビオリで風味を感じさせたりと、まさに、ここでしか堪能できない“琉球フレンチ”。

なかでも、印象的だったのがメインの魚料理。沖縄では漁港内の食堂や居酒屋で“いまいゆ(旬魚)のバター焼き”という一品が定番なのですが、メインの魚料理、「ガーラのムニエル」では、ガーラ(アジ)を、南仏・グルノーブル風のバターソースを添えることで、見事に美しく、洗練された一皿に昇華させています。

また、肉料理の「和牛の炭火焼」も島バナナのソースや田芋を用いたドフィノワを添えていたりと、日頃から沖縄料理に親しんでいる私も、一皿ごとに発見と驚きがあるコース料理で、「星のや」ブランドのクオリティが充分に発揮されたコース料理を堪能しました。

滞在中はプログラム専属スタッフ「ティガナイ(手伝うという意味)人」がさまざまなサポートをしてくれるほか、滞在初日と最終日では、今回の滞在プログラムを監修した横井恒雄氏監修のチェックリストで“脳健幸度”をはかることで、心と身体の変化を客観的に把握することもできます。

ただ滞在するだけではなく、島時間をより深く味わうことで、心と身体のウエルネスが高められるプログラムです。

 

LIST1

【ウエルネスプログラム「島時間養生」】
期間:2023年11月1日~通年
料金:3泊4日 1名 187,500円(税・サービス料込、宿泊料別)
含まれるもの:チェックリストの実施、スパトリートメント3回、朝食3回、昼食1回(もずく麺とアーサー麺もしくはゆし豆腐)、夕食3回(ダイニング「島テロワール」2回、インルームダイニング「海鮮しゃぶしゃぶ御膳」1回)、島の自然や文化を活かした体験、客室の飲み物とおやつ(グアバ茶、 ミシャク、黒糖玄米など)
定員:1日1組(1名)
予約:公式サイトにて14日前まで受付

【星のや竹富島】
所在地:〒907-1101 沖縄県八重山郡竹富町竹富
TEL:050-3134-8091(星のや総合予約)
料金:1泊 112,000円~(1室あたり、税・サービス料込、食事別)*通常予約は2泊より
URL : https://hoshinoya.com/taketomijima/
*料理はシーズンによって、メニューや盛りつけが異なります

 

美容ジャーナリスト
加藤智一
25ans(ハースト婦人画報社)など、女性誌の美容担当を経て独立。女性誌・男性誌・新聞など、さまざまな媒体で執筆中。講演・PRアドバイスでも活躍。著書に「お洒落以前の身だしなみの常識」、「思わず触りたくなる美肌をつくる身だしなみメイク」(ともに講談社)などがある。

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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