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2023.9.10

【新連載】美容ライター&16歳。メルボルン母娘美容Days|憧れのインナーカラーで、いざオーストラリア高校留学

美的GRANDの親子美容プロジェクトbiikuにて、美容ライター・夏目 円さんの連載がスタート! 長女の高校留学を機に、オーストラリア・メルボルンに移住した母娘のビューティログを綴ります。第1回は、15歳の念願インナーカラーと、メルボルンでのドキドキ新生活について。【美容ライター&16歳。メルボルン母娘美容Days_vol.1】

「ねえ、ねえ、高校生になったらインナーカラーしてもいい?」

そう娘から相談されたのは、中学校の卒業式1か月前の今年2月。4月から始まる念願のオーストラリア高校留学に、夢も希望もかなり膨らませている頃でした。

「まあ、いいんじゃない? だって、メルボルンは国際色豊かな街だし、インナーカラーぐらいで学校も何も言わないでしょ。もしダメだったら、黒に戻せばいいことだしね」と私はあっさりOKしました。だって、インナーカラーって純粋に可愛いし、私が15歳ならきっとしたいと思いましたから。

15歳の娘へ、美容ライター目線でインナーカラーの色選びをアドバイス

職業柄、美容に関してかなりこだわりをもっていますが、娘もなかなかなもの。娘のメイクは濃くないのですが、“ナチュラルメイク”を作るのになぜか毎朝30分はかかっています。

そんな娘ですから、インナーカラーの色に関しても相当悩んでいる様子でした。
「ねえねえ、どんな色が似合うと思う?」
「私は黄みよりの肌だからアッシュ系の色は肌がくすんで見えるよねー」
「今流行ってるインナーカラーって何色?」
など、いちいち質問してくるのです。正直、私は“好きな色にすればいいじゃん”と思っていましたが、それを言ったらムッとしそうなので、「そうだね、ピンクなんて可愛いと思うよ。色落ちしてきたらだんだんオレンジになるから、色の変化も楽しめるし」と、美容ライター目線で“的確に”アドバイス。加えてPinterestから画像を数点引っ張って、具体的にどこの部分に入れると可愛くなるか解説しておきました。

絶大な信頼を寄せるサロンで、初インナーカラー

卒業式が終わって2日後、娘は美容室で念願のインナーカラーをいれました。実は、娘が通うサロンというのが、私が長年通っているサロン。しかも担当者も同じなので安心していました。彼女のセンスはホントに素晴らしいので、失敗するなんてあり得ないのです。そして、帰宅した娘のインナーカラーは完璧! 15歳だからこそ似合う赤みのあるピンクで、下ろしてもいいし、三つ編みなどのヘアアレンジをしても可愛い。リクエスト通り、少しずつ褪色してオレンジになるそう!

その2日後にはピアスホールを3つ開け…コレで留学準備完了です!

どうしたことかインナーカラーを入れた直後の写真が見つからず…。写真は1か月が経って、少しずつ褪色してきましたが、予想通りいい感じ!

美容ギアには値段を惜しまず! 現地リサーチでトップブランドのストレートヘアアイロンを購入

その10日後、私たちはメルボルンに上陸しました。家探しをしたり、学校の制服を買ったり…とバタバタしていましたが、娘にとって、なくてはならないビューティギアを購入しました。それは「ストレートヘアアイロン」。もちろん、リファやクレイツなど優秀な日本製のギアもあるのですが、オーストラリアは電圧も違いますし、海外兼用であってもかなり電力を使うため「現地購入」することに。

 娘は、「真っすぐになればどこのブランドでもいいよー」なんて言っていましたが、美容ライターたるもの、そんな“適当なこと”はできません。ヘアアイロンは、どうしたって髪にダメージをもたらすギアのひとつですから、細心の注意を払う必要があるのです!

美容ライターのスイッチがむくむく入りまして、リサーチをスタート。パネルの性質、幅、温度の設定などを比較検討した結果選んだのが、イギリス生まれの『ghdヘアアイロン』。ヨーロッパの市場をリードしているブランドで、世界の50,000店を超えるヘアサロンで導入されているとのこと。こちらの美容専門店、ヘアサロンでも多く見かけます。幅広のセラミックプレート、熱センサー、185℃の最適な温度設定、スタイリッシュなマットブラックのデザインと申し分のないスペック。お値段320ドル(約3万円)とやや高めですが、そうそう買い替えるものではないですし、毎日使うものですから、ココは奮発しておかないと! 娘に、このヘアアイロンの良さをたっぷりとプレゼンしたのですが、反応はイマイチ薄かったです…。まあ、コレが職業病というところですね。

いざメルボルンの公立高校へ。校則はあるものの、髪色のルールはなし

4月下旬、いよいよ学校がスタートしました。インナーカラーをいれてからひと月が過ぎているので、当初の赤みピンクからほんのり褪色してオレンジよりのピンクに。ghdのヘアアイロンも絶好調で、娘のややうねりのある髪が毛先までまっすぐストレートに。しかもツヤも出るので、髪がとてもキレイに見えるのです。この仕上がりを見るたびに、私は購入してよかったと心から思うのです。ちなみに、私はパーマがかかっているショートカットのため、このヘアアイロンを使っていません。

娘の留学先は公立高校ですが、先生もインナーカラーに対してまったく無反応だったとか(もちろんピアスも)。そもそもオーストラリア人は金髪が多いので、黒髪にインナーカラーを入れているところで、どうってことないのかも知れませんね…。余談にはなりますが、当然、校則はあります。黒以外の靴をはく、指定以外の上着(コートやジャンパー)ダメとか。それでも、髪色やピアスは自由です。

ヘアスタイルが決まると気分がいい。それは大人も子供も一緒

嬉しいことに、1週間もしないうちに友達ができました。学校は、オーストラリア人が8割、インターナショナルが2割程度で、タイ、ベトナム、中国、韓国、フィリピン、カンボジア、ブラジル、フランス、ドイツ…など多くの国からやってきているようです。そんな国際色の豊かな友人に囲まれている娘は、ホントに毎日ウキウキしながら学校に行っています。「インナーカラーのこと、友だちに何か言われた?」と聞いたら、「うん、可愛いって」とひと言。多くは語りませんが、私から見ても娘のインナーカラーはとても似合っています。

娘はカジュアルな服が好き。休日はキャップにダウンヘアという日が多いです。

私もそうですが、ヘアスタイルが決まっていると1日中気分がいいですし、それが自信につながります。よく知られた美容格言に「髪は額縁」とあるように、かなり重要なパーツのひとつ。その特別なパーツを好きになることは、16歳の娘にとって大きなモチベーションとなることは間違いありません(メルボルンで誕生日を迎えました!)。

私はそんな娘を心から応援したいですし、今後、どんな髪色、ヘアスタイル、そしてメイクをするのか楽しみでしかたがないのです。日本とオーストラリアの美容トレンドは違いますし、どっちがいいとか悪いとか、そんなことを言うつもりはまったくありません。ただ、娘が美容を楽しみ、自分を好きになってくれれば、それでいいのです。

次回は、母娘で人生初の海外ヘアサロン、そして娘のカラーリングにもさらなる変化がありましたので、そのあたりを掘り下げて紹介します。

 

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美容ライター
夏目 円
なつめ まどか/大学卒業後、出版社で編集者を経てフリーランスの美容ライター、エディターに。女性誌のファッション誌の美容記事をはじめ、ウェブマガジンの連載コラム、化粧品会社の広告制作など多岐にわたり編集・執筆。娘の高校留学の帯同を機に、2023年4月よりメルボルンに移住。人生初の海外移住生活をnoteにて連載、美容情報をInstagramにて発信

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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