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2010.12.6

「アマニ油」と「アマニ」でキレイをめざそう!!

「油っぽいものを食べると、太りそう…」と思われがちですが、実はそれは大間違い。むしろ、“キレイになるには、油を味方にする”のが最近のトレンドなのだそう。
いったいどういうことなのでしょう? そこで、日本製粉が主催する『油のとり方についてのお勉強会』へ行ってきました。

まず、油には「飽和油」、「n3油」、「n6油」などいくつかタイプがあり、多くの日本人は、飽和油やn6油はとりすぎで、n3油が不足しているといわれています。n3油とは、α-リノレン酸やDHA、EPAを代表とする油の総称で、アマニ油やエゴマ油、青魚に多く含まれています。
こうした「n3油」には、代謝をアップさせたり、アレルギーを抑制したり、肌に柔軟性をもたらしたりするなどさまざまな美的効果が。控えるどころか、キレイを目指す女子ならば、積極的にとりたい油といえそうです。

● n3油 ●
┃油の例┃アマニ油、青魚、エゴマ(シソ)油など
┃特徴┃中性脂肪を下げる、血栓の生成を防止、炎症を抑えるなど

● n6油 ●
┃油の例┃大豆油、コーン油、ごま油など
┃特徴┃炎症を起こすなど

● n9油 ●
┃油の例┃オリーブ油、ひまわり油、キャノーラ油など
┃特徴┃酸化に強い、HDLコレステロール値を下げないなど

● 飽和油 ●
┃油の例┃肉の脂肪、乳脂肪、パーム油など
┃特徴┃劣化しにくい、とりすぎると悪玉コレステロールが増えて動脈硬化が促進されるなど

油は4つの脂肪酸からできていて、油の種類によってそのバランスは変わります。ここでは、α-リノレン酸やDHAなど「n-3系脂肪酸(オメガ3)」が多いものを「n3油」、リノール酸など「n-6系脂肪酸(オメガ6)」が多いものを「n6油」などと呼びます。

「n3油」の中でも、取り入れやすいのが、アマニ油。英語で「FLAX」と呼ばれる植物を原料とする油で、スープやトーストにたらすだけでおいしくいただけます。日本製粉では、アマニ油を100%利用したドレッシングを発売しているので、ヘルシーなアマニ油がサラダやパスタとして、手軽にとれるようになりました。

また、アマニは油としてだけでなく、シード(=種子)としてとれるのも魅力。ごまを細長くしたようなアマニは、プチプチとした食感で香ばしく、そのまま食べたり、パンなどに練り込んでも◎。日本ではまだあまり知られていませんが、北米では、ヘルシーフードとしてとてもポピュラーな食材です。パンやパスタ、飲み物など、アマニを利用した食品は多く、毛並みをよくするという理由で、なんとペットフードにも利用されているほど!

ところで、体にいいアマニですが、ほかの油とのバランスが大切。普段どおりの食生活に極端にプラスすると、カロリーオーバーしてしまいます。アマニ油なら小さじ一杯、アマニなら大さじ一杯を目安に、n6油や飽和油のかわりに利用するとよいでしょう。

■日本製粉 http://www.nippn.co.jp

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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