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2010.7.9

トリノ王立歌劇場オペラ来日!「ラ・ボエーム」に出演する森麻季さんに緊急インタビュー!

7月末、ついにトリノ王立歌劇場が来日します。日本人で唯一・主要キャストとして登場する(ラ・ボエームのムゼッタ役)、オペラ歌手の森麻季さんは、先頃本場トリノでもデビューを果たしました! 美人歌手としても有名な森さんに、普段の心がけや、日本公演について、お聞きしました!

1.ふだんのお手入れについて
スキンケアで気をつけていることはありますか? 例えば、舞台のメーク落としなど、オペラ歌手として特別なことはありますか? また、気になっている商品があれば教えてください。

「舞台用のメーク衣裳や、照明の関係で普段よりも濃くメールをしなければなりません。ワシントン・オペラで「ホフマン物語」のオリンピア役を歌ったときなどは、眉毛をつぶして眉毛までが目という特殊メークもしました(笑)。これだと外国人の中に入っても十分“目が大きい”。オペラ歌手ですので時にはそういうメークもしますが、やはり気をつけていることは、洗顔・クレンジングをちゃんとすることですね。そして、舞台では照明が強いために肌にダメージを与えることも多いので保湿にも気をつけます」(森麻季さん)

2.ふだんの食べ物について
歌手として気をつけていることはありますか? また、舞台に向けて準備しているとき、公演当日の食べ方について教えてください。

「喉・体を冷やさないように、公演前には特に温かいものを食べるようにしています。もちろん、野菜や果物などビタミンをとるようにも気をつけます。風邪が何よりの大敵ですので、なるべくバランス良く食べるように心がけています。以前は歌う前に食べるもの、飲むものなどこだわりもありましたが、海外に行ったりすると同じものが手に入らなかったりもするので、敢えて「これを口にしないと歌えない」というものを作らないようにしています」(森麻季さん)

3.トリノ公演について
これまでにムゼッタを歌った経験はありますか?

「有名なムゼッタのワルツ「私が街を歩くと」のアリアはコンサートのプログラムやアンコールに良くとりあげています。オペラとしては以前にサントリーホールで歌ったことが有りますが、ミニスカートに豹柄という大胆な衣装でした。今回のムゼッタは衣装はノーブルなもの、その衣裳やシチュエーションに合わせて今回のムゼッタを作り上げています」(森麻季さん)

何回くらい練習できるものでしょう? ゲネプロだけ?

「日本やアメリカでは何回もリハーサルが有りますが、ヨーロッパではゲネプロを入れて1〜3日というのが普通です。以前にドレスデン国立歌劇場で歌ったときは、予定されていたゲネプロがキャンセルとなり、本番が始まる直前に初めてセットを見て、共演者と顔を合わせたという状態でした。今回のトリノの場合は、5月26日が初日で21日からリハーサルが予定されていましたが、急遽代役で、GPもなしに21日の夜に本番でムゼッタを歌いました」(森麻季さん)

練習は何語で行われるのですか?

「イタリア語のオペラならイタリア語で、ドイツ語のオペラならドイツ語で行われます」(森麻季さん)

本場の公演をやり終えた感想を

「現地トリノでの公演では、カーテンコールの時にオーケストラが足で『ダン、ダン、ダン、ダン』と拍子をとって、お客さまの手拍子がそれと一体化するという熱狂的なカーテンコールが巻き起こりました。トリノ王立歌劇場〜テアトロ・レージョ・トリノといえば、プッチーニのこのオペラの初演が行われた縁の歌劇場です。ボエームを見つくしている耳の肥えた聴衆が『今回の演奏はすごく色々なことが納得できた』と仰ってくれました。ミミが亡くなるラストシーンも、それまでに白けてしまうことがあるのに、今回は最後まで緊張があって、納得できたといわれ、とても嬉しく思いました。
今回共演した歌手の方は世界的に活躍していらっしゃる方ばかりです。そういう大歌手の方は皆さんそうなのですけれど、すごく気さくで楽しくて、優しい方ばかりです。今回は特に、舞台裏では笑いが絶えませんでした。すごく悲しいオペラなのですが、楽屋は笑いっぱなし。舞台から帰ってきて、皆さん冗談ばかり言っていました。そういう雰囲気の中で、私も生き生きと歌えました。言葉もイタリア語は少し出来ますし、劇場の方もすごくプロフェッショナルでしたので、安心して自分らしい歌と演技が出来たと思います。舞い上がって何がなんだかわからなくなるようなこともなく(笑)自分らしさも出せた、とても良い経験でした。代役で歌ったことも含めて、歌手として充実感のある本当にいい経験をさせていただきました」(森麻季さん)

日本公演に向けて、メッセージを

「オペラが初めての方も知り尽くしている方にも感動できるわかりやすいストーリーと、素晴らしい音楽の舞台です。パリを舞台に若くて夢多き芸術家とお針子たちの愛をテーマにした話ですが、最後に主役のミミが息を引き取る場面では皆さんきっと涙される事でしょう。
私自身も素晴らしい共演の歌手や指揮者の皆さんと一緒に、再びムゼッタを日本で歌うのが、本当に楽しみです。是非、ご覧にいらしてください」(森麻季さん)

≪ラ・ボエーム公演日程≫
2010年7月25日(日)…神奈川
2010年7月28日(水)・31日(土)…東京

■問い合わせ:ジャパン・アーツ http://www.japanarts.co.jp/html/2010/opera/torino/boheme.htm

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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