スキンケアニュース
2016.2.2

渡辺佳子のナチュラルコスメ入門(85)日本古来の素材を生かしたジャパニーズオーガニックブランド「京都ちどりや」

今回から何度かに渡ってご紹介するのが「京都ちどりや」というブランドです。

chidoriya_logo-circle

京都ちどりやの創始者は、日本女性の堀切朋美さん。1949年に彼女の父が「ちどりや」という屋号で舞妓さんや芸妓さん御用達の化粧品、和小物、美容雑貨などを扱う店を開いたことが始まりでした。当家の次女である朋美さんは、1987年に渡米し、ニューヨークを拠点にメイクアップアーティストとして活動をしていましたが、自身の肌荒れをきっかけに、モデルの友人から教わったハーブの化粧水を自己流にアレンジしてみたことが化粧品作りの始まりでした。

そこから研究を重ね、1999年にchidoriya.corp.をニューヨークで設立して最初に世に出した製品は、椿油をベースにした「あずきの粉と黒砂糖のソープ」

 

k20160127-4 k20160127-2

現在の商品名は、ちどりや フェイシャルソープ/あずきと黒砂糖
57g ¥1,800(税抜)

皮膚への浸透に優れた椿油に、あずきの粉と黒砂糖を配合したソープ。
ソフトな泡がキメを整えて柔らかくツヤのある健康的な肌に保ちます。

このソープからもわかるように、ちどりやの製品作りのポリシーは、「万一子供が口に入れても安全なほどの原料を使うべき」ということ。さらに、欧米製品や既存の製品の真似ではなく、日本古来の素材を生かした中身にしたいという気持ち。それを自分ならではのオリジナル度の高いパッケージに入れる。この3つの柱から開発されているのです。

たとえばその他のフェイシャルソープには、以下のようなものがあります。

 

k20160127-3
ちどりや フェイシャルソープ/シルクとコメヌカ
57g ¥2,000(税抜)

シルクとコメヌカを配合したソープ。肌の汚れを分解しながらほどよく皮脂を残し、しっとりうるおいとツヤを与えます。
サブ成分として植物性オイルをベースに黒砂糖や納豆エキスなどの保湿成分が加えられています。

 

 

k20160127-1
ちどりや  アクネソープ/緑茶とハトムギ
57g ¥1,800(税抜)

消炎性の高い緑茶と、美肌ケアに適しているハトムギを配合して作られたソープ。オイリー肌やニキビの悩みの方にとくにお勧め。
乾いた肌にうるおいを与えるオリーブオイルも配合されています。

このようにちどりや製品の素材は植物性、しかも日本古来のものが多く含まれていますが、原料は出来る限りオーガニックもしくは野生のものにしぼり、化学的な合成成分を使用しない。動物実験をしないことを守っています。また自然との調和を考えるため、材料不足のときには調達をあきらめることもあるそうです。

 

 

■渡辺佳子プロフィール・その他の記事 https://www.biteki.com/author/watanabeke/
■最新美容情報はインスタグラムで発信中  アカウント: twi_tkmk

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

この記事をシェアする

facebook Pinterest twitter

関連記事を読む

あなたにおすすめの記事