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2010.7.26

西の国から美的通信vol.13 夏の冷え対策@福岡。漢方薬局の健康講座を体験

A.(写真上)漢方相談は要予約制。初回はカウンセリングも含めて所要時間約1時間はみておいて!
B.(写真下)処方できる生薬は約150種。要望によって湯剤(煎じ薬)、散剤(粉末)と用意してくれる。
C.店内の物販コーナーは、身体に優しい食材や消耗品などが並んでいる。
D. 講座はお手製の分かりやすいテキストで。もちろん、持ち帰り可。
漢方みず堂のオリジナル商品。E(写真上)が鹿角霊芝エキス入りの化粧品で、F(写真下)は植物性乳酸菌が1000億個も入っているというサプリメント。機会があったら、試してみたい!

夏なのに、身体が冷えるといった症状にお困りの方はいませんか? 会社や自宅では今や当たり前にエアコンで暑さをしのげるようになりましたが、冷房による体調不良などで夏バテを訴える人が多いようです。
かくいう私も基本、身体は丈夫なのですが、室内取材→移動→屋外取材→移動などを繰り返していると、あまりの温度差で交感神経と副交感神経の切り替えが狂うのか、いつも以上の肩こりや倦怠感に加え、思考力や集中力が著しく低下していくのが分かります。そこで、今年はそうなる前に手を打つべく、基本知識を身につけようとある健康講座を受講してきました。

出向いた先は、福岡市中央区赤坂にある「漢方みず堂」の赤坂店。そもそも「漢方みず堂」とは佐賀県に本社を置く溝上薬局の関連会社で、名前からも推測できるように漢方を得意とする薬局です。館内ではさまざまな質問(問診)から証(西洋医学でいうカルテのようなもの)をとり、個々人の体質に合った漢方薬を処方してくれます。
また、店内に並んでいる商品も界面活性剤が使っていない洗剤やケアヘア商品、陰陽五行説に基づいたマクロビオテック商品、経皮毒(ケミカル)の心配のない布ナプキンなど、どれも身体のことを考えた商品が厳選して揃えられてあることにも、以前から好感を持っていました。

ある日のこと、無料の漢方講座があることを知りました。しかも無料。どうやら月に2回の割合で、さまざまなテーマで催されているようです。毎回10名までの少人数制で、いろんなテーマに合わせて漢方に詳しい薬剤師さんが東洋医学の見地から講義してくださると聞けば、いつか参加してみたいなぁと思うのも当然です。そんなわけで私の悩みにぴったりの「冷え・冷房病(夏バテ)」講座を受講してきたのです。

店内の一角でこぢんまりと行われる講座は、先生との距離も近くて、分からないことがあると何でも質問しやすい雰囲気。内容はあらかじめ先生がお手製のテキストを用意してくれますので、それに沿って進められます。今回はまずは7項目による冷え体質チェックにはじまり、その回答数によって漢方でいうところの実証、虚証の分類から、冷えのレベルまで確認することができました。とはいっても、手足が温かいから大丈夫といって、安心は禁物。いまは「自覚のない隠れ冷え性が増加中なんです」と今回、先生を務めてくださった漢方相談専任アドバイザーの金田晃さん。

この言葉に「ドキっ!」とした私は、次なる項目「腹筋が一度もできない」「手足がほてる」「胃腸の調子が悪い」「むくみやすい」「落ち込みやすい」のチェックを受けます。手足…胃腸…むくみ…の3つの項目が当てはまるなぁと思っていると、「起床後すぐお腹を触ってみてください。冷えていたら内臓も冷えている証拠です。本来、起床後すぐは内臓の血流が多いので温かいはずですから」と先生。
実際、自分のお腹を思い浮かべてみると、多少の脂肪がじゃましているとはいえ、確かに温かくはない。っということは……、私も隠れ冷え症なの!? こんな感じで実に分かりやすく講義は進められました。

たかが冷えといっても、甘くみていてはいけません。先生によれば「冷えは万病の元ともいわれ、漢方的にいえば身体のエネルギー(気)が不足している状態です。すると、全身の細胞の機能が低下して、頭痛や生理痛、便秘、不眠などの症状のほか、代謝も落ちるので肌あれや太りやすいといった美容面での不都合も出てくるんです」。えっ、冷えから肌あれや、太ることにもつながるの? それは聞き捨てなりません。
詳しくは症状別に(1)「気虚」(気が不足し、温める作用がおちる)、(2)「気滞」(気の巡りが悪く、四肢に行き渡らない)、(3)「血虚」血<良質の血液>が不足している)、(4)「痰湿」(老廃物が溜まっている)と、4つの分類に分けて主な症状、対策、処方する漢方薬の説明があり、聞けば聞くほどこれは素人が勝手に判断するものではないな! と確信。体質改善を試みるには、やはり専門家に相談してきちんとした処方を受けることが大切なのだと思い知りました。

さて、せっかく冷え対策講座に行ったのですから、誰でもすぐに試せる簡単なことはないのかしら?とうかがってみると、とっておきの情報をいただきました♪ それが、どのタイプの人でもここさえ温めれば、全身が温まるという「5大温めポイント」です。場所は、腰、膝関節、膝の裏側、足首、足の裏。なんと下半身。これは意外でした。てっきり、首の後ろと思い込んでいたのですが、その理由は人間の筋肉の7〜8割は下半身に集中しています。
なかでも、太ももには全身の1/3〜1/4の筋肉量があるので、この筋肉さえ温めればそれだけ熱の生産量もアップするというのです。先生がおっしゃるには「家事や仕事中の合間にスクワットするだけでも違う」とのこと。なるほど! 最近ちょうど下半身を鍛える健康器具を購入していたこともあり、今夏は下半身の筋力強化に燃えようと心に誓ったのでした。みなさんも、冷え対策にスクワット! ぜひ試してみてくださいね。

※「漢方みず堂」の漢方講座のテーマは、下記ウェブサイトより内容を確認することができます。受講には事前予約が必要ですので、気になるテーマの際はお早目に!

<取材協力>
漢方みず堂
http://www.mizdo.com/

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