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2008.4.9

北の国から美的通信#7 函館〜札幌、電車旅の醍醐味

こちらは、沼の家の「大沼だんご」(¥350)。通常の白玉よりも小さめのおだんごで、1/3がみたらし、残りの2/3があずきです。一口サイズで食べやすく、しかもできたてだからお餅も柔らかい! 甘さ控えめです。
長万部名物・なかやの「かにめし」(¥1,000)。ほぐした蟹の身をご飯の上にのせて。甘じょっぱく煮たタケノコやしいたけもいい感じにマッチ。あっと言う間にたいらげてしまいました。
森駅を過ぎてから見えるのは太平洋<北海道では内浦湾(または噴火湾)と呼んでいます>。この時期は、おいしい南蛮エビ(甘エビに似たようなもの)漁が解禁になります。
森駅。よく、全国駅弁大会でここの「いかめし」が店頭販売されていますよね。残念ながら電車は少ししか停車しないので、ダッシュで降りても買うことができません……。
千歳付近はまだ雪が残っています(3月下旬)。こちらもだんだん暖かくなり、春の訪れはすぐそこ。この近くには、北海道でただひとつのアウトレットモールもあります。

先日、仕事で札幌に行って来ました。函館から札幌へは<電車>、<飛行機>、<車>…と3つの交通手段があるのですが、私が使うのはもっぱら<電車>。最初に確認なのですが、みなさんの中で函館→札幌間の距離をだいぶ勘違いしている人が多いということに最近、気づきました。実は私もそのうちの一人だったのです…。

地図上で見ると函館の斜め上に札幌があるので、つい隣町のような感覚になってしまうのですが、この距離はなんと東京→名古屋間(!)くらいでしょうか。これを聞いてみんな驚くのですが、つまり電車でも特急で3時間〜3時間半かかるのです! 新幹線がない北海道なもんでコトコトと特急に揺られて行くわけですが、でもこの電車旅もなかなか捨てたものではありません。そこで今回は、電車旅の醍醐味を紹介しようと思います。

まず、私が乗った特急「スーパー3号」の停車駅から説明します。始発の函館駅を出発すると、すぐに隣駅の五稜郭公園に。その後は、大沼公園→森→八雲→長万部→洞爺→伊達紋別→東室蘭→登別→苫小牧→南千歳→新札幌…と停車し、終点の札幌となります。

まず、大沼公園を過ぎると車内で大沼公園名物「沼の家の大沼だんご」を販売します。できたてを電車に積むので、まだ柔らかい! 私はこのおだんごが大好きなので、もちろん迷わずお買上げ!

その後すぐに「長万部名物・かにめしをご希望のお客様は、係のものにお申し付けください」との車内アナウンスが。長万部は「かにめし」が有名で、これは完全予約販売。事前に予約をして、電車が長万部に到着したときに予約分のお弁当だけ積み入れる…というわけです。もちろんこちらも迷わずGET!

私の場合、札幌への電車旅はこの2つがそろってのもの。移り変わる景色を眺めながら「かにめし」をたいらげ、その後のデザートに「大沼だんご」をほおばる…。この瞬間がとても幸せなのです♪

窓の外はまだちらちらと雪が残る場所もありますが、海や山を眺めているだけでも十分満足。そこにおいしい食べ物が加われば、言うことなし!です(笑)

ヘルシーなお弁当でもお菓子でもないのですが、おいしさにはかないません。そして何より、電車で食べるという格別な雰囲気もより一層、おいしさを引き立てる気がします。

札幌までの間は、いかめしで有名な森駅(車内では売らないのです…)や、サミットが開かれる洞爺、温泉で有名な登別……と、有名どころの観光地も通過するので、途中下車するのも楽しそうです。今度ぜひ、時間があるときに挑戦してみようと思っています。みなさんもぜひ、札幌に行くときには函館から電車で行く…というプランもいかがですか? 旅の思い出になりますよ!

ちなみに、平成25年くらいには北海道にも新幹線が開通!の予定(笑)です。そうなると、札幌まで1時間くらいで行けるようになるみたいですが、私はやはり、そのときでもローカル電車を選ぶと思います。

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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