スキンケアニュース
2012.12.29

大高博幸の美的.com通信(133) 今年の戦利品・スキンケアアイテムの巻

今回は、2012年度にお取り寄せして試用したスキンケアアイテム中、この連載でも月刊『美的』でもコメントする機会を作れなかった5品目を御紹介。いずれも地味な存在ながら、非常に優秀。

まずは、フツーの化粧品でも医薬部外品の化粧品でもない、医薬品のクリームから。
資生堂薬品 イハダ プリスクリードAA(第2類医薬品) 30g ¥4,725(編集部調べ)

 

 

 

 

 

 

コレは、ある日突然or決まった季節に毎年発症するピリピリとした“かぶれ”や、繰り返し起きる頑固な“かゆみ”など、化粧品では解決不可能な肌トラブルに対処する逸品です。抗炎症効果と皮膚代謝改善効果によって健康な素肌へと導くクリームで、ドラッグストアを中心に2012.9.1から全国の薬局・薬店で発売中。

繰り返す肌トラブル(皮膚炎・湿疹・かぶれ・かゆみなど)の根本原因は“肌質”ではなく、“肌内部の炎症”に起因するという事実に着目…。その炎症を根本から鎮める「ウフェナマート」(非ステロイド性の抗炎症成分)をメインに、「ビタミンA油」(皮膚の代謝を高め、なめらかな肌にする成分)、「トコフェロール酢酸エステル」(血行を促進し、患部の修復を助ける成分)という、3種の医薬品有効成分etcが配合されています。
清潔な肌に塗布するだけですが、肌にのばした瞬間は多少マットな肌ざわり(軟膏のようなベタつき感は全然ナシ)。それが数分後に肌と一体化し、しなやかな みずみずしい感触に変わります。

このクリーム、以前ステロイド性の薬剤を顔に使った経験もあるアトピー体質の方と、冬になるとムズがゆくなる脚を掻いてしまい、足首の上辺りに血がにじむコトがよくあるという方にも試して頂いたところ、非常に良い結果が得られました。化粧品ではないので、オススメ的な話は最小限に留めたいと思いますが、とにかく“治癒”のための優秀品であるコトは絶対に確か。皆さんはお店の方に相談の上、使うかどうか決めてください。
無香料、無着色、弱酸性。成人から赤ちゃんまで、全身と顔に使用可。
詳しくは、お客様窓口、03-3573-6673へ。

 

ドクターリセラ モロッコ溶岩クレイパック 150g、¥5,250(2011.1月から発売中)
ドクターリセラ ホワイティー パラオパック 90g、¥6,300(2011.10月から発売中)

 

 

 

 

 

 

この2品は、どちらもクレイタイプのパックです。
『溶岩』のほうは、肌の汚れやくすみをしっかり除去するためのモノ。
『パラオ』のほうは、美白&角質ケアのためのモノ。
2品とも強くは固まらず、肌に負担をかけずにケアできる上、明らかにキメが細かく整い、毛穴も目立たなくなる点が優秀です。肌色は1~2トーンは明るく、澄んだ感じになります。
僕は、まずTゾーンに『溶岩』をのせ、次いでUゾーンに『パラオ』を使うという2本立てで愛用中。どちらかと言うと『溶岩』のほうを特に気に入っていて、長くリピートする1品となりそう。
5~10分後に洗い流していますが、その後に使う美容液やクリームの浸透も確実に良くなります。
詳しくは、http://www.dr-recella.com、またはTel.0120-410-248へ。

 

ファイテン アクアゴールド フェイスウォッシュ 120ml、¥1,785(2009.3月から発売中)
ファイテン ピュアオイル f  20ml、¥3,150(2011.11月から発売中)

 

 

 

 

 

 

モデルの間で人気が高いスキンケアアイテムを9品ほどお試ししましたが、特に良いと僕が思ったのは上の2品。価格も相当リーズナブルだと感じています。
『フェイスウォッシュ』はクレイを配合した洗顔料で、フワフワモコモコした泡のクッション性が素晴らしい。泡立ちも泡切れも良いし、洗顔後の肌は柔らかく、しっとりなめらか。クレンジングフォームとして、今一番好きなのはコレ(ザラつきが取れる『クレンジングオイル』も優秀です)。
『ピュアオイル f』はフラーレン配合という点に惹かれて試したのですが、朝コレを少量使うと若々しいツヤやかな肌に見え、しかも夜までピチピチしたままでいられるところが花マルです。リクイドファンデーションの前にコレを少量なじませるかどうかで、肌状態に差が出る感じ…。特に乾燥に悩む皆さんにオススメしたいのですが、朝使うか夜使うかに関しては、各自でしっかり考えてみてほしい。自分にとっての適量を見極めるコトも非常に大切です。
詳しくは、お客様相談室、Tel.0120-572-4976へ。

では皆さん、良いお歳を!!

 

ビューティ エキスパート
大高 博幸1948年生まれ、美容業界歴45年。24歳の時、日本人として初めて、パリコレでメークを担当。『美的』本誌では創刊以来の連載「今月のおすすめ:大高博幸さんが選ぶベストバイ」を執筆。
■大高博幸の美的.com通信 https://www.biteki.com/article_category/ohtaka/

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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