ビタミンCにどうにかしてもらう【中年男性、トキメキ美容沼へ vol.29】
こんにちは、ライターの伊藤聡と申します。私は男性のためのスキンケア本『電車の窓に映った自分が死んだ父に見えた日、スキンケアはじめました』(平凡社)を出しました。みなさんは、スキンケアに興味がありますか。スキンケアという言葉から、どんなことをイメージしますか? こちらの連載では、スキンケアに親しんでいく上で役に立つかもしれないあれこれをテーマに書いていきます。トライしてみれば楽しくて奥が深い、スキンケアの世界を一緒に探求していきましょう。
お肌が大ピンチ!
もう自分の顔を見たくない、そんな気持ちになることはありませんか。私はあります。あまりに貧相で、不健康そうな自分の顔。私の場合、自分の容姿に絶望してしまうことが頻繁にありまして、なんだか悲しくなる昨今です。特に冬の時期は、自分のコンディションを保つのがなかなか難しい。この冬の乾燥は例年以上で、肌も唇もかさかさ。特に唇はひどくて、リップクリームをいくら塗っても、あっという間に鏡を見た私は、自分の肌の衰えに震えてしまいました。喉や肌を守るため、日頃から加湿器をフル稼働させていましたが、買ってから6年目の加湿器はついに力尽きて故障。あわてて新しい加湿器を買ってきたものの、肌の調子はひたすら下り坂です。鏡に顔を近づけると、肌荒れやシミも目立ち、なんだか泣きたい気持ちになってきました。どうしよう。
冬はあまり活動的になれません。寒いので朝はぎりぎりの時間まで布団に入っていますし、家に帰ってきても、そこからなにかをしようという気になれません。お風呂だけは、シャワーで済ますのではなく、湯船にお湯を張って入り、身体をあたためるようにしていますが、それで精一杯。なにもやる気が起きず、部屋の掃除もはかどらないし、スキンケアも手抜きになりがちです。冬に活動が鈍ってしまう人は、意外に多いのではないでしょうか。友人からも、似たような話をよく聞きます。「スキンケアをしましょう」と男性に訴えてる私ですが、ケアって本当にたいへんです。この時期は特に、元気が吸い取られるような気がして本当にしんどい。せめて、冬のあいだも健康的な見た目の自分でいたいと思うのですが、自分自身のケアに使う時間が減ると、目に見えてやつれた感じになってしまう気がします。
ケアって時間がかかる
自分がスキンケアを始めて気づいたんですが、ケアは時間がかかるんですよね。キレイな方って、それだけ時間をかけて自分自身をケアしているのだとよくわかります。町を歩いていて、すれ違う女性を見ると、どれだけ時間をかけてケアしているんだろうと尊敬の念を覚えます。本当にていねいにセルフケアをしていると、すれ違っただけで伝わるものです。ここまでていねいに身なりを整えるのに、どれだけの労力がかかっているんだろうか。長い髪はきらりと輝いて、美しくまとまってツヤツヤです。毎日どのくらい髪の手入れをすれば、こんな風にキレイになるのだろうか。髪だけでひと苦労なはずです。爪にもかわいらしくネイルが施されていて、これだって結構な時間がかかるんだろうと感心せずにはいられません。お肌もしっとりとケアされ、はつらつとしています。どれくらい努力すれば、こうなれるのか。怠惰な自分が嫌になってきちゃいますね。いままであまり考えたことのなかった、ケアに費やす時間や手間のたいへんさが、スキンケアを始めてみて、ようやく想像できるようになりました。

私もどうにかして、冬の乾燥とケア不足で失われた肌のツヤを取り戻したい。そんなときはビタミンCだと私は思いました。ビタミンCさえあれば、きっと肌の問題はだいたい解決するだろう、という期待感があります。肌のハリ、ツヤ。シミ予防だってできますし、毛穴ケアにも効果ありです。あわてて薬局へ飛び込んだ私は、ビタミンC関係の製品を買い込みました。まずはなんといっても、メラノCC 薬用しみ集中対策プレミアム美容液。肌のハリ、ツヤを復活させつつ、気になる毛穴もケアできてしまう定番商品。値段もお手頃で、肌をなんとかしたければこれ、というアイテムです。そしてドクターケイCコントロール リペアセラム。こちらも美容液ですが、オイリーな質感が肌のうるおいを保ってくれて、さらにはビタミンCも補給できてしまう製品で、とても気に入っています。さらには内側からもビタミンCの補給だ、ということでビタミンC2000。こちらはビタミン剤なので、スキンケア製品ほどには効果が実感できないのですが、きっとお肌を元気にしてくれるだろう、という期待を込めて飲んでいます。効いてくれたら嬉しいですね。
ビタミンCを含んだスキンケア製品を多用することで、多少なりとも肌のコンディションが戻ってきたような気がします。ありがとうビタミンC。自分のケアに時間を割く、というのが男性にはなかなかできない。そんな時間があったらプラモデルをつくりたい、みたいな発想が、多くの男性にはあります。私も同じです。ああ、いけない。ケアの時間を削っていくと、しだいに自分のことが嫌になってきてしまって、いつまで経っても気分が晴れません。毎日を気分よくすごすためにも、日々の生活にケアの時間をつくって、どうにか自分自身の状態を保っていきたいと思う、冬の苦手な私でした。

イラスト/green K
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