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2025.11.28

蒔田彩珠さん「美容は気持ちを上げてくれるもの 。お店でリップの色を試す時間も好き」|映画『消滅世界』スペシャルインタビュー

11月28日公開の映画『消滅世界』で主演を務める蒔田彩珠さん。作品を演じた感想や今ハマっているものを教えてくれました!

EDIT: 美的編集部

美的編集部

美的編集部

2001年に創刊された美容専門誌『美的』(小学館)の編集部。「肌・心・体のキレイは自分で磨く」をキャッチフレーズに、タレント、モデル、カメラマン、美容家や美容ライターといった各分野のスペシャリストとともに、最新のビューティトピックを深く掘り下げた誌面作りがモットーです。2026年には創刊25周年を迎え、これまで積み上げた膨大な美容に関する最新の知見をもとに、美容に対して誠実なメディア運営に取り組んでいます。

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SOURCE: 美的 2026年1月号

2026年1月号

1 月号

11月21日頃発売 ¥890

いよいよ2025年もラストスパート!<br> 11月21日(金)発売『美的』1月号の特集は、今年もやってきました!<…

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俳優
蒔田彩珠
まきた・あじゅ/ 2002年神奈川県生まれ。’12年に出演したドラマ『ゴーイング マイ ホーム』で高く評価され、映画『海よりもまだ深く』『三度目の殺人』『万引き家族』など是枝裕和監督作品に多く出演。以降、映画『ハピネス』、ドラマ『わたしの一番最悪なともだち』『御上先生』『DOCTOR PRICE』、Netflix『忍びの家 House of Ninjas』など出演作多数。編み物が得意。

蒔田彩珠|猫とリップと睡眠と。毎日を心地よく過ごす秘訣。

作品を見る度、強烈に印象に残る。芝居に関しては職人肌。静かに熱い情熱で自分の芝居を極め続ける。でもその素顔は、美容と猫を愛するチャーミングな23歳!


悩み始めたら寝る!いつも心に余裕をもちたい
16歳のとき、「10代のうちに観るべき映画」を教えてもらってから、映画を多く観るようになりました。当時観た『いまを生きる』は、今もいちばん好きな映画です。自分とは違う世界に連れていってくれるのは映画の面白さですが、主演を務めた映画『消滅世界』の世界観は想像もしなかったものでした。結婚生活に性愛が入ることが禁じられ、子供は人工授精で生まれる…という世界で、私が演じる雨音は、愛し合った両親から生まれた“異質”な存在。最初は設定に戸惑いましたが、演じるうちに、いつかこの世界が現実になるときが来るのではないかと思える程リアルに感じました。周りと違う自分を恐れる雨音の気持ちは想像しやすかったです。私も気持ち的には個性的でありたいと思いながらも、自分の常識は周りと同じであってほしいと思うことがありますから。

雨音の母親は好きな人と愛を育み、子供を産むのが自然だと思っていますが、映画の世界では雨音にも周囲からもおかしな人だと思われています。私自身の価値観は母親側なので、雨音が母親と対峙するシーンは難しく、かつてない程緊張しました。今作を通して、改めて家族や夫婦の形は、そこがお互いに居心地の良い場所であればどんな形だっていいんだと感じています。

ちなみに、私の母はなんでもわかり合える存在。2週間置きに一緒に食事をし、出演作の感想を聞いたり、母の仕事のグチを聞いたり(笑)。母に、「人の振り見て我が振り直せ」と言われる度に気を引き締めています。

年齢と共に、任せていただける役もテーマもより難しくなってきているので迷うことも多くなりましたが、お芝居は楽しいです。いつも自分の役をつかむまで、現場になじむまでが大変で消耗することもありますが、あまりくよくよしません。くよくよしていると母に「睡眠が足りていないね」って言われるんですよ。本当にそうだなと思います。気持ちに余裕がないから焦る。だから、落ち込むときは寝ます。うちの猫を抱き締めながら。寝て頭がスッキリすると、また前を向けるんです。流されない自分でいるためにも息抜きは大事なので、250㏄のバイクでツーリングに行くこともあります。

今楽しいことは…メイク!“消滅”したら困るのはリップ。それくらい、大好きなアイテムです。変身できる感じも好き。憧れの小松菜奈さんみたいに、ぱっつん前髪に赤いリップを合わせてみたいです。最近は、ホットヨガに行き始めました。美容はテンションを上げてくれるものだなと思います。

「彩珠ちゃんに(役を)お願いして良かった」と言われるとうれしいです。そう言っていただけるように、その時々の年齢の私だからこそのお芝居ができるように、心地いい日々を積み重ねながら、いろんな役に挑戦していきたいです!

美容は気持ちを上げてくれるもの。お店でリップの色を試す時間も好き。自分のお芝居を模索するのも楽しい!

衣装/スタイリスト私物

BEAUTY TIPS

1.寝る前のシートマスクと美容液。
肌が乾燥しやすくなり、習慣に。アヌアのセラムが好きです。

2.濃い色のリップが気になる。
この季節はブラウン系の赤が好き。お気に入りはLaka のティント。

3.小松菜奈さん。
憧れの人。映画『8 番出口』では登場シーンから美しすぎて衝撃でした!

4.泣ける映画を観て泣く。
気持ちもデトックスできます。最近は映画『最強のふたり』を観て号泣。

5.パンドラのブレスレット。
母からの誕生日プレゼント。自分へのご褒美にチャームを増やすのが楽しい。

6.韓国ドラマ。
最近は『Missナイト & Miss デイ』が面白かった。推しはイ・ドヒョンさん!

INFORMATION

映画『消滅世界』
夫婦の性行為はタブーとされ、子供は人工授精で産む世界。両親の“交尾”により生まれた雨音は母親に嫌悪感を抱き、恋愛相手は二次元。やがて朔と結婚した雨音は、生まれた子は住民全員の子として育てる実験都市・エデンへ移住するが…。村田沙耶香の小説を映画化。
監督・脚本:川村 誠
出演:蒔田彩珠、栁 俊太郎、恒松祐里、結木滉星ほか
11月28日公開

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

EDIT: 美的編集部

2001年に創刊された美容専門誌『美的』(小学館)の編集部。「肌・心・体のキレイは自分で磨く」をキャッチフレーズに、タレント、モデル、カメラマン、美容家や美容ライターといった各分野のスペシャリストとともに、最新のビューティトピックを深く掘り下げた誌面作りがモットーです。2026年には創刊25周年を迎え、これまで積み上げた膨大な美容に関する最新の知見をもとに、美容に対して誠実なメディア運営に取り組んでいます。

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撮影: 杉江拓哉(TRON)

ヘア&メイク: 上野知香

スタイリスト: 小蔵昌子

構成: 松田亜子

SOURCE: 美的 2026年1月号

2026年1月号

1 月号

11月21日頃発売 ¥890

いよいよ2025年もラストスパート!<br> 11月21日(金)発売『美的』1月号の特集は、今年もやってきました!<…

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