肌のハリに関する新発見!「SK-II マジックスキャン」って?|美tech探訪記 vol.10
美容ギア・遺伝子解析・AIやビッグデータを駆使した新世代のサービスまで…キレイの未来がここから始まる!? 『美的』本誌連載「美tech探訪記」は、 22世紀からやってきたビューティロボット・美ザエモンが1つの製品に注目して案内します。『美的』12月号では「SK-IIマジックスキャン」を深掘りしました。
VOL.10|SK-II マジックスキャン編

SK-IIといえば、先進の肌研究を進めるブランド。100人を超える女性の肌を長年にわたって追跡調査する「秋田10年肌研究」など、大規模かつ独自性の高いプロジェクトが有名で、スキンケアの歴史を変えるような知見を今までに多く発表してきました。
そして今、肌を横からも斜めからも正面からも精密にさまざまな角度から解析する新たな研究によって、肌のハリに関する新発見が! それは、肌には「ハリの頂点」ともいえる場所(指標となる位置をSK-IIが独自に定義)があり、それが見た目印象を決めているという事実。何もしないとハリ頂点は下がっていってしまうので、肌内の「フックプロテイン」強化ケアが効果的だというアプローチも突き止めています。
ハリの頂点は本来、日本で1台しかない専門的な測定機器で動画撮影し、綿密な計算の下で導き出されるもの。それが、店頭にある「マジックスキャン」で簡単にチェックできるようになりました。これは、画像の解像や計算速度などの進化&今までの研究の積み重ねが掛け合わされての大革新。長年にわたり開発研究を行う藤井さんにお話を伺いました。
【DATA】

SK-IIオリジナルの、非接触型肌測定サービス。今までに蓄積された120万件以上のデータをもとに開発されたアルゴリズムを内蔵、メイクをしたまま5秒間モニターの前に立つだけで、肌内部で起きていることを可視化してくれる。予約不要、無料。お店に立ち寄って気軽に測定だけすることが可能。


自分の顔を鏡で見るときには見落としてしまう、「視覚の死角」。左右100度のすべての角度から撮影をすることで、死角なく顔を立体的に分析することが可能になりました。
POIN 1|ハリの頂点は1年で約1mm落ちる!?
顔は、言うなれば球体に近い形をしています。顔を立体的に測定することで見えてきた事実をもとに、今回独自にハリの方程式を導き出し、「ハリの頂点」を定義。年齢やケアなどによっての変化を分析。その結果、ハリの頂点は1年に約1mm落ちていくという衝撃!


「年に約1mmずつ落ちる」とわかりやすい数字が導き出せるのも、新しい解析システムによってハリの頂点を定義できたからこそ。20代から30代にかけては大きく変化しがちなタイミング。
POIN 2|ハリの頂点を形作るプロテインが存在する!
年齢を重ねても、ハリの頂点を高いままキープするには…? 研究チームは、顔の各パーツでの遺伝子発現を解析。その結果、肌を内側からつり上げる「フックプロテイン」の存在を解明。このプロテインを健やかに強く育てていくことがケアのカギとなります。


研究チームはさらに、フックプロテインを強化するスキンケア成分についても探索。「ピテラTM」に、ふたつの成分を組み合わせると複合的に働きが高まることを突き止めました。
POIN 3|店頭での測定が可能。すごい技術が詰まってます
明るさや光の条件が異なる場所で、正面からパチッと1枚写真を撮るだけ。マジックスキャンのソフトには、今までの肌データや解析パターンが膨大に蓄積されているので、独自のデータベースを活用して肌の現状や未来予想を導き出すことができるのです。


肌をパーツごとに細分化して、「お手入れ強化ゾーン」「美肌ゾーン」「標準ゾーン」と教えてくれるサービスも。メイクをしたままこんなに微細に解析できるスキャン技術、本当にすごい!
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。