【経年美化に導く適度な刺激】クリームの“活性スイッチ塗り”｜美的GRAND
“こすらない”に固執しすぎると肌のたるみが進む危険が…!?
SOURCE： 美的GRAND2025年秋号
大人肌の眠った細胞が目覚めるクリームの“活性スイッチ塗り”
慶田先生、フェルナンデス先生、河北さんが口をそろえ提案するのが、スキンケアのクリームを塗るとき、少し圧をかけて肌を動かし、活性させること。名づけて“活性スイッチ塗り”。クリームで指が滑るので、摩擦の心配はありません。
“こするのではなく揺らして、押して、適度な刺激を与える”
イヤーカフ￥71,500（ete bijoux）
細胞目覚める“活性スイッチ塗り”の条件は3つだけ
クリームを多めに塗って、滑り良く
「床に油がついていると足が滑ったり、雨で道が濡れているとブレーキが利きにくくなるように、クリームを多めに塗っておくと指が滑り、摩擦を防げます」（慶田先生）
表面をこすらず内部に圧をかける
「表面をこするのではなく、肌を押して圧をかけるようにしましょう」（フェルナンデス先生）、「指をあてて揺らすと、肌と筋肉に適度な刺激が加わります」（河北さん）
時間は30秒〜1分程度
クリームで指滑りがいい間だけ、時間にして30秒〜1分で終えるようにして。化粧水や美容液もこの塗り方にすると負荷が強くなりやすいので、仕上げのクリームだけでOKです。
肌深部に届ける、毎日の“活性スイッチ塗り”
肌の奥に圧をかけることができれば、細かい塗り方は気にしなくてOK。指で表面をこするのではなく、肌をしっかり押しながら動かすことがポイントです。
1.顔全体にクリームをたっぷり塗る
スキンケアの最後に、クリームを直cm程度とり、両頬に多め、額、鼻筋、あごには少なめに塗る。両手を使って顔全体にクリームをざっとなじませる。
2.頬に圧をかけ、軽く揺らしながら下から上へ
人さし指、中指、薬指の腹を頬にあててぐっと押し、指を軽く揺らすようにして振動を与えながら、下から上に動かす。15〜30秒程度行って。
3.額は眉の上を軽く揺らしながら内から外へ
額の中央、眉間の上に3本の指をそろえてあて、ぐっと押す。指を軽く揺らしながら眉尻に向けて動かし、そのままこめかみへと流す。10〜20秒程度。
4.目の周りは指で軽くプッシュする
皮膚が薄く、支える脂肪や筋肉も少ない目の周りは、強い刺激は禁物。指の腹で、目のくぼみの周りの骨がある部分を5秒程度ぐっと指圧する。
余裕があるときは少し丁寧な“活性スイッチ塗り”
肌にかかる圧と細胞活性の関係性を研究している資生堂が、製品と共に提案しているマッサージメソッド。肌を引き上げるようにより深く刺激を与えるので、すっきりリフトアップも。
1.顔全体にクリームをたっぷり塗る
スキンケアの最後に、クリームを直径1cm程度とり、両頬に多め、額、鼻筋、あごには少なめに塗る。両手を使って顔全体にクリームをざっとなじませる。
2.頬を3 つに分けて3か所引き上げる
頬を内側、中央、外側の3つのパートに分けて刺激を加える。まずは内側。親指以外の4本の指を、口角の下のフェースラインにあてる。
3.指4本の腹を使ってしっかり圧をかけて
フェースラインから頬骨の下のくぼみまで、手で肌の奥に圧をかけながらしっかりと引き上げる。1か所あたり3回ずつ、続けて頬の中央、外側も行って。
4.仕上げに4本の指で側面を引き上げる
仕上げに4本の指を頬の下側に密着させ、ぐっと押しながらこめかみまで引き上げる。これを6回繰り返す。即効的にむくみも取れ引き締まった顔だちに。
とろけるようなテクスチャーでマッサージしやすく、肌に浸透してハリを与える高機能クリーム。
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※価格表記に関して：2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
撮影： 寺田茉布（LOVABLE）
ヘア＆メイク： AYA（TRIVAL）
スタイリスト： 角田かおる
モデル： 望月カオリ
イラスト： リバー・リー
構成： 大塚真里
SOURCE： 美的GRAND2025年秋号
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