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2025.4.17

大阪万博・フランス パビリオンの見どころをレポート!【ディオール】【ルイ・ヴィトン】【セリーヌ】でメゾンの歴史や伝統的な手仕事を特別展示

2025年4月13日(日)に開幕し、話題の大阪・関西万博。「いのち輝く未来社会のデザイン」というテーマのもと、180以上のパビリオンが大阪・夢洲(ゆめしま)に集結します。フランス パビリオンではLVMHグループがメインパートナーとなり、日本との深いつながりを持つLVMH を代表する5 つのメゾンを通じてその魅力を発信します。現在は「ルイヴィトン」「ディオール」「セリーヌ」の特別展示を開催中。会期後半には「ショーメ」も登場。各メゾンの歴史や、万博ならではのラグジュアリーな手仕事だけでなく、日本人アーティスト、建築家、舞台美術家、写真家、デザイナーとのコラボレーションによる空間をたっぷり堪能できるフランス館の魅力を、たっぷりレポートします!

ディオールはメゾンの職人技や伝統的な手仕事を空間全体で演出

“Hymne à l’amour”(愛の讃歌)をテーマに構成されたフランス パビリオンの中で「メゾン ディオール」は、職人技や手仕事へのオマージュとして、歴代のさまざまなアイコンを展示。ディオールのエレガンスを象徴するブルー、ホワイト、レッド3色のタイムレスな「バー」スーツをはじめ、シルエットのスケッチを立体的に表現した約400点の白いトワル、建築家の妹島和世氏が手掛けた「レディ ディオール」などが会場を彩ります。ディオールの歴史だけでなく、ディオールと日本アーティストの深いつながりも垣間見ることができる貴重な空間は、万博会場ならではの演出です。

 

(C)Victor Marvillet

ディオールのエレガンスを象徴する、ブルー、ホワイト、レッド3 つのバリエーションで展開されるタイムレスな「バー」スーツと1949年にクリスチャン・ディオールがデザインし、パリ2024オリンピック・パラリンピックのために復刻された伝説的なトリコロールカラーのアンフォラ ボトル。それぞれ、動きの美しさに対する賛辞を表現しています。

(C)Victor Marvillet

中央にはアイコニックなドレスやスーツを展示。吉岡徳仁氏が2021年にデザインした“メダリオンチェア”も会場にお目見え。

(C)Victor Marvillet

壁一面、3Dプリントで再解釈されたディオールのアイコニックなフレグランスのボトルとともに、シルエットのスケッチを立体的に表現した約400点の圧巻の白いトワルが圧巻。オートクチュールの仮縫いの状態を表現しているという夢のようなコレオグラフィーは、2021年にアイコニックなメダリオンチェアを再デザインした日本人デザイナー、吉岡徳仁氏の作品によって彩られているそう。

(C)Victor Marvillet

“LADY DIOR AS SEEN BY”プロジェクトのために2024年に建築家の妹島和世氏が手がけた「レディ ディオール」。クリスチャン・ディオールは、クチュリエになる前まで建築家を志しており、それを反映した唯一無二の作品。ディオールと日本の深いつながりを讃えています。

 

「日本への愛」と「クラフツマンシップへの愛」をテーマとしたルイ・ヴィトン

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(C)LOUIS VUITTON

一方「ルイ・ヴィトン」は、建築家 重松象平氏(OMA)とコラボレーションし「日本への愛」と「クラフツマンシップへの愛」にオマージュを捧げた展示を展開。最初の空間では、ロダンの彫刻《カテドラル》を囲んで84 個のトランクを配した圧巻のライブラリーが出現します。フランス国立音響音楽研究所(IRCAM)との共同制作のサウンドドラックが響き渡り臨場感のある空間に。次の空間では、アーティスト 真鍋大度氏が手掛けたプロジェクションマッピングがトランクで作った球体「トランクのスフィア」に投影され、幻想的な体験ができます。

ルイ・ヴィトンの伝統と未来のベクトル両軸を表現した2つの展示は、まさに旅をファンタジックに楽しんでほしいというブランドのマインドを現すインスタレーション。全身でその世界観を体験してみて。

 

セリーヌのアイコン「トリオンフ」を再解釈した特別展示は必見

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(C)COURTESY OF CELINE

1枚目)トリオンフ 金・黒・本朱 彦十蒔絵 作/ 金沢市木彫漆塗り平蒔絵仕上げ  (黒・本朱)、木彫漆塗り高蒔絵金箔仕上げ(金) 松竹梅モチーフ 

(2枚目)セリーヌ クラシック トリオンフ バッグ  レッド・ブラック・ゴールド シャイニーニロティカスクロコダイル (レッド、ブラック)、ラミネート シャイニーニロティカスクロコダイル(ゴールド)
イタリア・ラダ セリーヌ アトリエ 作 / 大阪・関西万博 限定品 ニロティカスクロコダイルレザー、ラムスキン ライニング、リミテッドエディションナンバリング、日本の梅モチーフ

 

「セリーヌ」はアイコニックなシンボルである「トリオンフ」を再解釈した特別展示を開催。会場は障子紙で覆われた部屋から始まり、日本の伝統的な家屋や歴史を感じる装飾です。

目玉は、彦十蒔絵による漆作品とセリーヌの特別なバッグ。彦十蒔絵によって2025年大阪・関西万国博覧会のために特別に制作された、メゾンのエンブレムである「トリオンフ」の漆アートピースシリーズ計3点は見物です。また、セリーヌのアトリエが大阪・関西万博のために特別に制作した限定のレザーグッズコレクションも必見。朱色は復活と再生、黒は雅と形式、金は太陽の光と自然を意味しており、この3色は、彦十蒔絵が製作した漆芸作品から着想を得ているそう。この3色を組み合わせることで、日本文化の最も伝統的な価値を表しており、日本のものづくりに対する匠の技をリスペクトすることで、日本におけるセリーヌの55 年にわたる関係性に光を当てます。進むと、アーティストの中村壮志氏とセリーヌがコラボレーションした映像作品が映し出され、シアターのような没入感のある空間も出現します。

開幕前のメディアデーには、LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン・ジャパンのノルベール・ルレ社長も登場。「LVMHと日本の関係は、フランスから18世紀に『ヘネシー(HENNESSY)』のコニャックがもたらされて以来長く、ベルナール・アルノーLVMH会長兼CEOも大阪万博への参加を即決しました。多くの方にフランス文化を触れていただけるこの機会に、LVMHの手仕事や歴史を理解し、楽しんでほしい。フランスに行ったことがない人、LVMHの商品をまだ体験していない人が、興味をもってくれる機会になれば嬉しい」と語りました。

 

「愛の讃歌」がテーマのフランス パビリオン概要

 

LVMH がメインスポンサーを務める大阪万博のフランスパビリオン。トーマス・コルデフィとCRA (CARLO RATTI ASSOCIATI)が設計を手掛け、フランスの彫刻家オーギュスト・ロダンの作品に共演する形で、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」、「ディオール(DIOR)」、「セリーヌ(CELINE)」の手仕事を展示したスペシャルな空間は、会場のメインエントランスからすぐ見える場所に位置しています。「セリーヌ」による展示だけは5月11日まで。その後は会期終盤の9 月1 日~10 月13 日、「ショーメ(CHAUMET)」の展示に切り替わる予定です。また、モエ ヘネシーが「ビストロ」のメニューや特別イベントで提供されるシャンパンやロゼワインのセレクションを手掛けるそう。万博に訪れる際はぜひ足を運んでみて!

会期:2025年4月13日(日)~2025年10月13日(月)
場所:大阪 夢洲(ゆめしま)

▶︎▶︎EXPO 2025 大阪・関西万博公式サイト

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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