お悩み別ケア
2018.8.24

[それってウソ?ホント?]“飲む日焼け止め”に関する真相を皮膚科医に直撃!

日常生活で生まれる美容の疑問を専門家に答えてもらうこのコーナー。今回は、“飲む日焼け止め”について。飲むだけで日に焼けないっていうけれど……ウソ? ホント? 美容皮膚科タカミクリニックの美容皮膚科医・山屋雅美先生にお答えいただきます。

Q:“飲む日焼け止め”、本当に焼けないの?

進化したUVケアとして、取り入れている人も多い“飲む日焼け止め”。ですが、ここだけの話、「本当に効果があるのかな……」なんて半信半疑な人もいるのでは? ということで、さっそくこの疑問を山屋先生にぶつけてみました! 先生の答えは……?

A:それは本当です

「飲む日焼け止めは、肌が黒くなるのを防ぐというよりは、肌が赤くヒリヒリしてしまう炎症を防いでくれるものです。なので、飲む日焼け止めだけ飲んでいれば大丈夫ということではありません。長時間日射しを浴びるとき、たとえば、プールやビーチ、コースに出てゴルフをするときなどは、塗る日焼け止めと併用して利用することで効果が得られますよ」(山屋先生・以下「」内同)

なぜ飲む日焼け止めで、 “日焼け止め”効果が得られるの?

「飲む日焼け止めとは、強力な抗酸化作用で活性酸素が大量に作られるのを防ぎ、紫外線によって受けたダメージを内側からケアして皮膚ダメージを軽減させるサプリメントです。
主成分は“フェーンブロック”と“ニュートロックスサン”の2つに大別され、タカミクリニックで取り扱っている“ヘリオケアウルトラ-D”は、フェーンブロックを主成分としています。これは、抗酸化作用や炎症を軽減させるだけでなく、シミ・しわ・肝斑・たるみ・皮膚がんの発生を低減する効果も。

さらに、皮膚の深部に浸透してダメージを引き起こす紫外線A波(UVA)に対して、特に高い防御効果を発揮するので、年間を通して服用することで光老化を防いで美肌維持に役立ちますよ」

日焼けしてしまったら、どのようなケアが必要?

「日焼けした直後は、お肌が軽い火傷をしてしまっているのと同じ状態です。まずは、しっかりクーリングすることが大切です。酷い赤みやヒリヒリした炎症が強い場合は、早めにクリニックを受診して。
ほてりが少し落ち着いてきたら、お肌の水分を補うために、念入りな保湿やパックを取り入れましょう」

また、一度焼けてしまった肌は、炎症を起こした後、2~3ヶ月で色素沈着のピークを向かえるため、元に戻るまで3ヶ月以上はかかるとのこと……!

徹底的に紫外線をカットしたいという人は、塗る日焼け止めと併用して、飲む日焼け止めを取り入れてみるのもよいかもしれませんね。もちろん、万が一、日焼けしてしまったときは、アフターケアも抜かりなく!

profile
美容皮膚科医
山屋 雅美先生
埼玉医科大学卒業後、東邦大学医療センター大橋病院にて従事。三井記念病院、都内美容皮膚科を経て、2011年美容皮膚科タカミクリニックに勤務開始。シミ、しわ、たるみなどのアンチエイジング治療のほか、ニキビや肌荒れなどの皮膚疾患にも精通し、肌質改善治療まで一貫して行っている。
■美容皮膚科タカミクリニック http://takamiclinic.com/

文/木土さや

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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