長崎県、五島列島に自生する椿の天然成分を研究して活用したスキンケア「五島の椿」。1年半ぶりに新しいアイテムが開発され、ラインナップに加わりましたのでさっそくレポートします。
五島列島の島々には、古くから約1000万本の自然の椿が自生しています。厳しい環境でも花を咲かせ青々とした葉をつける椿の生命力を、長崎大学や長崎県立大学などの専門機関とともに独自研究。椿酵母を配合したオイルとせっけんの製品化に成功して、「五島の椿」ブランドが誕生しました。
冬でも雪が積もらず花を咲かせる椿の秘密をひもとき「花酵母」を研究した成果が、前回の「椿酵母せっけん」と「椿酵母オイル」の2製品でしたが、今回は椿の「葉」に着目。四季を通して青々と艶やかな姿を見せている、椿の葉ならではの生命力を探った結果、保湿水という形で新製品が完成しました。
葉から見つけたのは「ヤブツバキテルペン」。椿の葉のアロマ成分なのですが、肌への浸透力を高め、うるおいを長時間留める働きがあることに注目しました。有用成分をたっぷり含む大人葉だけを手作業で収穫し、乾燥粉砕。葉の状態を見ながら50度の温度で、8時間つききりで低温蒸留してツバキ葉水を抽出しています。
椿の葉 保湿水 150mL ¥3,800
ツバキ葉水をたっぷり使った保湿水は、さっぱりしているのにまろやかな優しい触感。抽出された椿のアロマ成分「ヤブツバキテルペン」が肌へのなじみを助けて浸透します。水分蒸散をおさえ、肌の水分量をアップさせる作用も。
椿の花由来の酵母を特殊培養してできた「椿酵母エキス」も配合。このエキスには、グルタチオンやアミノ酸、ビタミン類、リン脂質、脂肪酸などが豊富に含まれています。
「五島の椿」はプロジェクトを通して、花や種といった年に1度しか収穫できない部分だけでなく、葉、枝、果皮、酵母と椿のすべてを活かすための調査・研究を実施しています。
知られざる椿の力を発見することで肌へのベネフィットを見つける一方、椿林の管理をしたり、地元の雇用を増やして五島列島全体の活性化を支援することもめざしています。そうした姿勢は、いままさに求められているアプローチ。化粧品を使うことが地元に還元されていく循環は応援していきたいですね。
他の製品などブランドについての詳細は公式HPへ=>https://shop.gotonotsubaki.co.jp/
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。