アディクション、ローラ メルシエ、NARS…『美的』エディターが2022年下半期ベスコスのメイク部門を読み解き!
2022年下半期のメイク&ベースメイク部門の賢者ベスコスを徹底分析から裏話まで!『美的』エディターの2人が今年のベスコスを読み解きました♪
メイク&ベースメイク部門を『美的』メイク班 杉浦由佳子&北川真澄が読み解き!
(左)美容エディター 北川真澄さん
エモくておしゃれなページを作らせたら彼女の右に出る人はいない程の敏腕ぶり。その一方で、冷静な分析力にも定評あり!
(右)美容エディター 杉浦由佳子さん
本誌を代表するおしゃれ番長。宇垣美里さんの連載を担当するほか、美的.comでの自身の連載「ゆかコスメetc.」も人気。
大人のアイメイクはやっぱり“目力”が命!
杉浦 総合ランキング3位に入ったアディクションの4色アイシャドウパレットは、 見た瞬間にランクインすると思いました。 特に004は、私が好きなベーシックなベージュ&ブラウン!
北川 本当に落ちないし、くずれない ですよね。薄づきだから、ブラウンなのに夕方になっても悲しい見た目にならないし…。膜が薄くて骨格に溶け込む感じ。ほかの色味も絶妙&新鮮で、 どの色を使っても、人に褒められることが多かった 気がします。
杉浦 で、 マスカラはついに黒が戻ってきました よね!やっぱり大人には、黒マスカラの方が目力が出せて安心できるのかも。
【KEYWORD 1】アイシャドウはブラウン、マスカラはブラックに回帰!
\ブラシまで優秀すぎる!/
「アディクションの4色アイシャドウパレットは骨格を引き立ててくれる王道ベージュ&ブラウンの絶妙配色。黒マスカラで特に気に入ったのはUNMIX。ブラシが繊細で、目力は出るのに仕上がりが上品でキレイなんです!」(杉浦さん)
ADDICTION
SENSAI
LANCOME
UNMIX
マスクが手放せない時代だからこそのヌーディチーク
北川 目元に赤みはもうそれほどいらなくて 、眉やアイライナーでニュアンスを出すぐらいが今っぽいのかもしれないですよね。
杉浦 アイメイクに合わせるように、 チークもヌーディなカラーばかりがランクイン していました。
北川 確かに、チークはカラフルなアイテムが少なかったかも。私が気に入ったのは アンプリチュードのチーク 。ビビッドなピンクとヌードカラーの2色がセットされているんですけど、そのピンクは発色するというよりもツヤと幸せ感をプラスしてくれて、これも周りに褒められました。
杉浦 アンプリチュードの今季アイテムは私もすごく好きでした♪
【KEYWORD 2】チークはヌーディカラーが全盛!
\透け感とツヤ感が本当に絶妙 !/
「目元も口元もブラウンが選ばれる中で、ヌーディカラーのチークが多く支持されるのは妥当な結果。華やかさにはやや欠けるものの、ツヤ感や多幸感を与えてくれる優秀品が多く、私自身、いつも以上に褒められることが多かったです」(北川さん)
LAURA MERCIER
Amplitude
マット×深みブラウンが今、求められているリップ
杉浦 リップはマットの進化がすごかった ですよね!マットなのに透け感があるとか、マットなのに適度なツヤ感があるとか。
北川 昔のマットリップだと仕事の時につけていくとびっくりされるイメージがあったけれど、 最近のマットリップはもっとなじむし逆にきちんと感が出る というか。
杉浦 あと、どのリップ編も深みブラウンばかりがランクインしてるというのも珍しくないですか?
北川 やっぱりブラウンリップをつけているとラクですよね。顔も締まって見えるし肌色もキレイに見えるし、誰にでも似合う!
杉浦 ファッションも選ばないですしね。本当に万能な色かも。
【KEYWORD 3】マットリップがさらに進化!
\どのメイクにも合う万能リップ!/
「もうマットリップなしではいられない程、私の中では定番。深みブラウンのカラーももはや定番で、薄めのメイクでもそれなりに見えるし、しっかりメイクでも素敵にキマる。1本もっていて、絶対に損のないカラーです!」(杉浦さん)
CHANEL
RMK
NARS
盛れるのに厚塗り感ナシの優秀ベースメイクが勢ぞろい
杉浦 ファンデーションは、私の周りではKANEBO派かアンプリチュード派の人が多かったんですけど、 総合ランキング3位に入ったのはKANEBO でしたね。
北川 とにかく くずれないし、マスクに色移りしないし、夜までツヤ感が続く し。今回の結果、私はすごく納得でしたよ。
杉浦 ヘア&メイクさん曰く、自分で使うのはアンプリチュードだけれど、撮影で使いたいのはKANEBOだって。 よりライブリーというか、生き生きした肌質感に仕上がる と言っていました。
北川 カバー力があるのに老けて見えない のがすごい!久々に感動するものに出合えた気がします♪
【KEYWORD 4】ベースメイクのトレンドは“老けないカバー力”!
\マスク移りせず夜までキレイ♪/
「今まではカバー力が高い=老け見えというイメージがありましたが、今季のファンデーションにはそれがないんです。素肌っぽいのに気になる部分はしっかりカバーして薄盛りがかなうから、一日中、気分よく過ごせます♪」(北川さん)
KANEBO
RMK
Amplitude
プチプラを使いこなせる人こそ、本当のおしゃれ!
北川 通常のランキングに比べて、プチプラの方がカラフルなアイテムが多かったですよね。
杉浦 カラーアイテムは最後まで使いきれないし、高いお金をかけられないと思うのは、選者も読者も同じなのかも?それに、 プチプラコスメはBAさんのアドバイスなしでセルフのカウンターで手に取って買ってもらわなきゃいけない から、商品の良さがすべて。私は気になるものは自分で調べて購入するようにしていますよ。
北川 最近 SNSを見ていると、新しいブランドがめちゃくちゃ増えています よね。選者も自分から新情報を取りに行かないといけない時代になっているのかもしれないですよね。私も頑張ります!
【KEYWORD 5】プチプラは“色で遊ぶ”!
\どの色を組み合わせてもキマる!/
「プチプラコスメはカラーアイライナーやカラーマスカラが特に秀逸。写真左のブレンドベリーの6色入りアイシャドウパレットはメイクの可能性が広がる楽しいパレットなので、これをひとつもっておくと本当に便利です!」(杉浦さん)
D-UP
ettusais
KATE
CANMAKE
Ririmew
『美的』2023年1月号掲載
撮影/藤井マルセル(t.cube/人物)、金野圭介(静物) ヘア&メイク/永田紫織(Nous) 構成/内田淳子
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。