ローライトを入れると不幸顔に見えるってホント?真相を専門家に直撃!
日常生活で生まれる美容の疑問を専門家に答えてもらうこのコーナー。今回は、“メイク”について。ローライトを入れると不幸顔に見えるって…ウソ? ホント? ヘア&メイクアップアーティストの小田切ヒロさんにお答えいただきます。
Q:ローライトを入れると不幸顔に見えるってホント?
顔に影を仕込むことで奥行き感を演出したり、フェイスラインをシャープに見せてくれたりと、縁の下の力持ちでもあるローライト。ところが、間違った箇所に入れてしまうと、骨格美人から幸薄オーラへ急転落してしまうというのは、本当なのでしょうか。
さっそく、この疑問を小田切さんにぶつけてみました! 果たして答えは……?
A:半分ウソ、半分本当
「メイクで自然な立体感を生み出すにはハイライトの光とローライトの影が重要です。ローライト=不幸顔になるというのは正しくありません。けれども、間違ったローライト使いをしてしまうと、幸の薄い、いわゆる不幸顔に見せてしまいます」(小田切さん・以下「」内同)
顔の余白を削ぎ落す!影は外側に仕込むべし
「幸せ顔に見せるローライトの入れ方のポイントは、顔の外に影を仕込むこと。顔の中にローライトを入れるのは厳禁です。仕込みポイントは、耳の裏~あご先までのフェイスラインの外、もみあげ部分……もみあげがない人も多いですが、場所として本来もみあげがある場所……です。
大きめのブラシにローライトパウダーをとり、耳の裏~あご先のフェイスラインの外へ向かって、顔の余白を削ぎ落すようなイメージで、くるくると円を描くようにブラシを動かして」
頬こけさんはハイライトでカバー
「唯一、ローライトを入れてはいけないのが、頬こけさん。影を仕込むと、余計に頬のこけを強調してしまうのでNGです。頬こけさんの場合は、こけている部分にハイライトを入れることでカバーできます」
エラ張りさんはエラにローライト+マット仕上げ
「顔の輪郭がホームベース型の、エラが張っているタイプの人には、もうひとつローライトを入れる際に注意して欲しいポイントがあります。エラ張りさんがフェイスラインに沿ってローライトを入れるてしまうと、余計にエラ張りが強調されてしまうのです。
僕がエラ張りさんにメイクをさせてもらう場合は、マッサージで顔の形を変えて骨もたたみこんじゃう(笑)んだけど、自分で骨を動かすのはなかなか難しいと思うので、エラが張っている部分にだけローライトを入れてみて。あとは、エラの部分や気になる部分にだけフェイスパウダーで質感を変えて、マットに仕上げるのもよいです。肌が沈んで奥行き感が出るのでおすすめ」
文/木土さや
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