メイクHOW TO
2019.6.5

ファンデーションのベタ塗りが老け見えの原因になるってホント?真相を専門家に直撃!

日常生活で生まれる美容の疑問を専門家に答えてもらうこのコーナー。今回は、“メイク”について。ファンデーションのベタ塗りが老け見えの原因になるって……ウソ? ホント? ヘア&メイクアップアーティストの小田切ヒロさんにお答えいただきます。

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Q:ファンデーションのベタ塗りが老け見えの原因になるってホント?

年齢を重ねるごとに気になってくるのが、肌の粗。コスメカウンターでタッチアップしてもらうときも、感触や質感よりも、まず粗がカバーされているかにこだわってしまう……という人も多いのでは? しかし、ファンデーションを顔全体に塗ると老け見えの原因になるといううわさも……。本当でしょうか。ファンでデーションって均一に塗らなくていいものなの?

さっそく、この疑問を小田切ヒロさんにぶつけてみました! 果たして答えは……?

 

A:本当

「ファンデーションは隠したいところにだけ塗るもの。キレイなところに塗る必要はありません」(小田切さん・以下「」内同)

おでこにファンデーションはのせない!余りは潔く捨てよ

「ファンデーションを使用する際、1回分の目安としてリキッドタイプであれば、パール一粒分や、額、両頬、鼻、あご先にのせる5点置き等ありますが、どれもまずありえません。全顔が汚ければ別ですが、全顔が荒れていて汚いなんてことはありえないの。

基本的に、おでこにファンデーションをのせる必要はなし。なぜならば、おでこはほとんどの人がキレイなのだから。余ったファンデーションをおでこにのせるなんてこともアウト。すぐに捨てましょう。余ったファンデーションをキレイなところに塗るという発想自体が、厚塗りの原因と自覚して」

ファンデーションは素肌美を底上げしてくるもの

「目立った肌トラブルがなく、普通肌の場合、ファンデーションののせ方は、まず頬の広いところ、目の下の三角ゾーン、こめかみ、鼻、あごのみ。まぶたにのせるのは、ものすごくくすんでいる場合のみ。のせたとしても、アイホールのくぼみのみで、キワにはのせません。ファンデーションはあくまでも、素肌美を底上げしてくれるものなんです」

薄く均一にはもう古い…イマドキは“均一感”

「ファンデーションを均一にのせた方が安心と思っている人も多いですよね。確かに仕上がりはキレイ。ですが、実際に肌のキレイなところにファンデーションをのせているか、のせていないか、このふたつを比べたときに、後者の方が時間の経過が断然キレイ。

“薄く均一に”というワードはもう古く、イマドキなメイクは全体の均一感を出すことが大事。ファンデーションをのせるところ、のせないところのメリハリをもたせましょう」

 

ヘア&メイクアップアーティスト
小田切ヒロ
LA DONNA所属。藤原美智子氏に師事。ナチュラルからリアルモード、ハイファッションまで幅広いメイクテクニックと、独自の審美眼で語る美のセオリーと格言は、多くの女性から熱く支持。著書は『小田切流小顔道 自分でつくるキレイで、人生を変える』(講談社)、『大人のキレイの新ルール 捨てる美容』(世界文化社)、『美容中毒』(幻冬舎)。 ■インスタアカウント:hiro.odagiri

文/木土さや

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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