メイクHOW TO
2016.10.21

ハイライトで顔が大きく!? 実は逆効果な「メイクの常識」NG2つ

長年自分にしみついてしまったメイク法を変えるのはなかなか難しいですよね。さらに人の顔は十人十色。巷で信じられている“メイクの常識”があなたに合っていない場合もあります。

「雑誌の通りにメイクをしてみたけれど、なぜか私にはしっくりこない」と疑問に思っている方のために、今回は、骨格や筋肉を活かした『骨筋(こっきん)メイク』を提唱する化粧品ブランド『MAMEW』新宿東南口店の西彩香店長に間違った“メイクの常識”について伺いました。

 

■NG1:シミ・シワをコンシーラーでカバー

シミやシワを隠そうとついついコンシーラーをたくさん顔に塗っていませんか? コンシーラーはカバー力が高いのですが、塗りすぎると素肌感がなくなってしまい、老けた印象に陥ることも。

「コンシーラーよりもコントロールカラーを使う方が透明感のある肌に仕上がりますよ」と力説する西店長。とはいえ、コントロールカラーにはたくさんカラーがあるのでどれが自分の肌悩みに合うか迷ってしまいます。西店長が提案するのは以下の4色。

(1)オレンジ・・・シミ・そばかす・くま(青ぐま、茶ぐま)など暗くなっているところに使うといい。

(2)イエロー・・・小鼻・口元など色ムラや顔全体のくすみや赤みが気になっているところに使うといい。

(3)ピンク・・・青白い肌色が気になる方に。ポイントでポンポンとたたきこむように薄く伸ばして使うといい。

(4)パープル・・・透明感がほしい方に。薄く伸ばして使いましょう。

平均的な肌トーンの方はイエローカラーを選ぶと失敗しないそう。さらに、「目のくぼみやくまがとても気になるときは、コントロールカラーにコンシーラーを混ぜると自然な仕上がりになりますよ」と提案する西店長。

基本的にコントロールカラーもコンシーラーも細いブラシで線を引くように肌にのせましょう。指先でのせてしまうとつけすぎてしまうので、ブラシでのせた後は、目元など細かい部分はスポンジでたたきこむようにして伸ばします。

一方、小鼻のきわなど溝が深いところには、指先で伸ばした後にスポンジでたたきこみます。

コントロールカラーとコンシーラーを混ぜるときは手の甲で混ぜて、ブラシで薄~く肌にのせて指先やスポンジで広げてくださいね。

画像は筆者がレッスンを受けたときの『骨筋メイク』のビフォー&アフター。コンシーラーは目のくぼみにしか使っていません。オレンジとイエローのコントロールカラーだけでもこれだけ、シミ・シワ・くまが目立たなくなるんですよ。

 

■NG2:ハイライトはTゾーンやCゾーンじゃない!?

ハイライトを入れるとき、TゾーンとCゾーンはマストだと思っている方も多いと思います。でも、骨格によってはTゾーンとCゾーンにハイライトをのせてしまうと、顔が大きく見えてしまうことがあるのだとか!

例えば筆者のような顔の横幅が広い丸顔の輪郭の方は、Tゾーンではなく“Iゾーン”、Cゾーンではなく“目の下の逆三角”がよいそうです。

額にTの横線を入れてしまうと顔が横に長く見えてしまうので、額から鼻筋にIの縦線を入れると“目の錯覚”で顔が縦長に見えます。さらに、頬骨のCゾーンにハイライトを入れるよりも、目の下の大きい“逆三角形”や“顎下”にハイライトを入れた方が顔の縦バランスが強く見えるのです。

「反対に面長さんや頬骨が出ていない方にはTゾーンやCゾーンがオススメですよ」と西店長は言います。
私たちついやってしまいがちな、勘違いしている“メイクの常識”を2つご紹介しましたが、いかがでしたか? メイクの正解は必ずひとつではありません。自分の骨格に合うメイクを見つけたいものですね。

 

【取材協力】

※ 西 彩香・・・MAMEW新宿東南口店 店長でメイクアップアーティスト歴5年。他ブランドでメイクアップアーティストとして勤務していたが、あらゆる人に対し一つのメイク法しか提案しないブランドの方針に疑問を抱く。そんなとき、一人一人の顔立ちや肌色に最適なメイク法を提案する『骨筋メイク』と出会う。新しい自分を発見し自分自身の“キレイ”を引き出せる手伝いをしたいというのがモットー。

 

初出:美レンジャー  ライター:此花さくや

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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